第41号 幸運の女神と大天使
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■ 1.幸運の女神と大天使
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大天使っているの? っていう疑問について前回は書いてみましたが、
では幸運の女神っているんでしょうか?
幸運の女神には前髪はあるが、うしろは禿げている、
っていうことわざがあるそうで、それを聞いたときに、
後ろが禿げている女神さんを想像して、ちょっと複雑な気分でした。
まぁ、それは、幸運は来たときに、最初につかまないと、過ぎ去ってからでは
遅いよっていうような意味なんでしょうけど・・・
冗談はともかく、大天使さんとつきあう方法も、幸運の女神さんとつきあうの
も、基本的にはかわらないんじゃないだろうか? っていうのが今回のテーマ
です。
メルマガもこれぐらい回を重ねてくると、テーマを考えるのも大変なんですよ。
こじつけてでもテーマを作らなきゃ、って感じのときもあります。
それはともかく、幸運の女神について。
この幸運の女神とつきあう方法について書かれた本があります。
「運命の法則
幸運の女神 と付き合うための15章」 天外司朗著 飛鳥新社
天外司朗氏の本は、書店で目にしたものは大抵読んでいるのですが、この本は
これまでの氏の著作のエッセンスがまとめられているような本で、人生に対す
るいろんな示唆や問題提起を得られて、人生を生きる上でとても参考になる本
だと思います。
天外司朗氏はソニーでCDを開発したり、AIBOの開発責任者だった人で、その
体験からの記述なのでとても説得力があります。
前回村上和夫氏がヒト・レニン遺伝子の暗号解読に成功されたときの幸運につ
いて書きましたが、同じようなことは天外司朗氏も何度も大きなプロジェクト
をしているときにも体験されていて、そこには運命の法則のようなものがある、
ということに気づかれたんですね。
その運命の法則、あるいは幸運の女神を引き寄せる法則というのは次のような
ものです。
「最も真剣に準備したひとのところに強運が訪れる。
ただし、人に強制されて準備してもだめであって、
内発的動機に基づき、フローの状態で準備しなければならない」
内発的動機というのは、内側からこみ上げてくる情熱にまかせ、自分で発想す
るっていうことなんですが、
このフロー状態、というのがとても瞑想のある状態に似ているんです。
フロー状態の特徴というのは次のようです。
1 行為に集中、没頭している
2 浮き浮きした高揚感
3 雑念がほとんどわかない
4 時間感覚の喪失
5 自分自身の感覚を喪失している
6 その場を支配している感覚。自分が有能である感覚
7 周囲との環境との調和感、一体感
天外司朗氏は、「幸運」というのは偶然の産物ではなく、個人やチームがある
状態に入ることにより、意図的に呼べる、ということをいくつかのプロジェク
トを推進する中で発見したわけですが、科学技術をおさめ、理性と論理に基づ
く思考法をしっかり身につけた氏の目から見ても、明らかに偶然性を越えた、
奇妙な現象が発生していたわけです。
その現象を考えたときに、物理学を中心とする近代科学では、この奇妙な問題
を説明することはできないけれども、天外司朗氏が唯一拠り所として考えられ
たのが、ユングの提唱した共時性、シンクロニシティの理論であり、それがチ
クセントミハイが提唱した「フロー理論」であったわけです。
「運命の法則」というのは、物理的な宇宙の背後に「目に見えない秩序」が潜
んでいて、その秩序になんらかの法則性がある、ということです。
そういう目に見えない秩序がたしかに存在する証拠のひとつが「共時性」だと
天外司朗氏はいいます。
ですから、そういう日常生活の中での「共時性」、シンクロニシティに気づい
ていくことによって、自分の運命に気づいていくこともできるし、ひいては幸
運の女神となかよくおつきあいする手がかりもつかめるわけです。
あなたがオーラ・ソーマに出会ったことも、そしてこのメルマガに出会ってこ
の文章を読んでいることも、そこになんらかのシンクロニシティがあるのかも
しれませんね。
E.T.記
もう少しオーラソーマについて知りたい方は、
次にお進みください。