第342号 マリアさんの(19)「タンザナイトとの出会い」
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■ 1.巻頭エッセイ:マリアさんの「タンザナイトとの出会い」
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石との出会い、人との出会い、オーラソーマとの出会い。
それぞれのタイミングと必然性があるのでしょうね。
石との出会いにも赤い糸があるのですね。
タンザナイト、「古代ケルト民族の間で霊力を授ける魔法の石」。
タンザナイトと出会ったマリアさん、霊力を授かったのでしょうか。
ネットでの出会いとリアルの出会い、そして瞑想のなかでの出会い、夢のなか
での出会いというのもあり、その出会いがその人の人生を変えてしまったりも
します。
オーラソーマには、ヴィッキーさんが瞑想のなかで出会い、ヴィッキーさんの
人生を変えてしまいました。
エオラジェムストーンオラクルカードは、サハジというアメリカのフロリダの
宝石デザイナーが、エオラという石の精に出会い、彼の人生を変えてしまいま
した。
http://aora.jp/
私に石との出会いを教えてくれたのはそのサハジでした。
もし、そのサハジとの出会いを通して、石との出会いという体験がなければ、
なかなかマリアさんが書かれている石との出会いということも実感のあるもの
としては受け取るのが難しかったかもしれません。
でも、オーラソーマボトルとの出会いという体験などがある人にとっては、何
か、そういう石や物に対しても、何か導きのような出会いの体験を思いだされ
るかもしれませんね。
悟りを得た人との出会いというのは、何か自分がそういう悟りを得ていなくて
も、悟りを得ることの人間の可能性を伝達(トランスミッション)してくれま
す。
石の世界、石の精との出会いを得た人を通して、石の世界というものが伝達さ
れたりもします。
そして、その石そのものを通した伝達(トランスミッション)というのもあり、
そういうものを自然とともに生活をしていた古代の人たちは感じ取り、知って
いたのでしょう。
> 石の言葉は、情報だけで識ることができないものですね。
>
> 人それぞれに、ふさわしい場所で、ふさわしいタイミングに響いてくる石の
> 声があるのだと思います。
マリアさんが受け取った石の言葉、石との出会い。
マリアさんの「タンザナイトとの出会い」、お楽しみください。
尚 記
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ふさわしいタイミングに、ふさわしい事が起こるといいます。
皆さんもそんな経験ありませんか?
私とタンザナイトとの出会いは、まさにそんな感じでした。
タンザナイトは、青紫色の美しい石。
サファイアブルーの中にバイオレットが揺らめき、ロイヤルブルーへと深みを
見せます。
見る角度や光によって色の変化が神秘的な石です。
タンザナイトの名は1960年初頭にタンザニアで発見され、後にNYの宝石商テ
ィファニーによって命名された話は有名ですね。
キリマンジャロの麓、メレラニ丘陵でのみ産出、しかも大洪水によって閉山さ
れた経緯から、ますます希少性が高まった石です。
☆ ☆ ☆
宝石質のタンザナイトの嫁ぎ先は宝石商。
希少ゆえに高価、高級宝飾店でジュエリーとしてお目にかかるくらいです。
でも私は、意識のどこかで塊状の結晶に会いたいと思っていました。
今まで結晶に出会う機会があったとしても「この人じゃない」と、あたかも赤
い糸で結ばれた人とのめぐり逢いをず~っと待ち続けるように、7年くらいも
夢見続けたでしょうか。
ところが出会いというものは、忘れた頃にやって来るものなのですね。
昨年旅行したパリで、ふと入ったクリスタルショップのお兄さんに勧められた
のが、大学の鉱物博物館。
世界中のトップクラスのグレードを誇る鉱物が収集されているというこの博物
館で、まさかの出会いがありました。
ガラスのショーケースのなかにうやうやしく鎮座し、気品に満ち、しかも大き
い!
タンザナイトのそのお姿は、まるでお妃さまのようでした。
この人です! 私が会いたかったのは!
その色合いをオーラソーマのボトルで表現すると、B37バイオレト/ブルー
と、B68ブルー/ヴァイオレットを重ね、光に透かしてゆらゆら動かしてみ
た感じでしょうか?
大きさは、50mlボトルを横3本、奥行き3本、高さ2本、合計18本分の
塊という感じです。こんなに大きな結晶を見たのは初めてでした。
☆ ☆ ☆
思いがけない出会いに、時間を忘れて茫然と立ちすくんでしまいました。
懐かしいような美しさに引き込まれ、意識がどこかに行ってしまったようです。
聞こえてきた声は、「高潔であれ」。
タンザナイト妃の声? 内なる声?
時代があなたを異端に追いやろうとも、時の運命があなたを誤用しようとも、
自分のしたことが誤解されようとも、理解され、証明される日が来る。
信じ、純粋で、高潔でありなさい。
そんなニュアンスに聞き取れました。
美しいものの悲しみのようにも、高貴なものの強さにも聞こえました。
カットされ、磨かれ、存在の最大の輝きを引き出される宝石となってひとりの
持ち主と運命を共にするタンザナイトの友も、ガラスのショーケースのなかで
尋ねて来る大衆に姿を現すタンザナイト妃も、それぞれに役割があるのでしょ
う。
☆ ☆ ☆
出会いの場所とタイミングというものも、実に不思議です。
探し求めている時には現れず、忘れた頃に出会う。
しかも、パリのクリスタルショップも鉱物博物館も、以前住んでいたアパート
から至近距離の場所にあったのです!
当時は、その存在すら知らなかったということも驚きです。
パワーストーン百科事典(八川シズエさん著)によると、タンザナイトは、
「古代ケルト民族の間で霊力を授ける魔法の石」とあります。
出会いのタイミングも、ケルトの森への旅を終え、パリに戻った時でした。
まったくふさわしいタイミングに、ふさわしい事が起こるものです。
いろいろな本でタンザナイトを知ることができるし、今や情報はインターネッ
トで手に入ります。
しかし、求めるものにリアルに出会うまでは、どんな情報もピンと来ていませ
んでした。
石の言葉は、情報だけで識ることができないものですね。
人それぞれに、ふさわしい場所で、ふさわしいタイミングに響いてくる石の声
があるのだと思います。
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青山 マリア いく子 プロフィール
オーラソーマ カラーケア コンサルタント&ティーチャー
クリスタルヒーリング ファシリテーター
有限会社 レゾナンス
http://resonance-light.co.jp
http://resonance-light.co.jp/keitai
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