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巻頭エッセイ


第379号 『四つの約束』 あるシャーマンの教え

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■ 1.『四つの約束』 古代の秘教 あるシャーマンの教え
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オーラソーマは古代からの智恵の集積とも言われています。

ヴィッキーさんの言葉によると、「古いワインを新しい革袋に入れ
たようなもの」ということなのですが、色というキーワードの新し
い革袋(オーラソーマ)のなかに、古代からの智恵が含まれている、
ということなのでしょう。

別のいい方をすれば、オーラソーマのイクイリブリアムは「意識の
鍵」です、といういい方がありますが、古代の智恵とは、人間の意
識の扉を開ける鍵でもあるのです。

先日あるメキシコのシャーマンの人の教えを聞く機会がありました。

彼はメキシコのヒーラーの家に生まれ、ヒーラーの母親とシャーマ
ンの祖父によって育てられ、彼はその家系の伝統、数世紀の歴史を
持つヒーリングの智恵を統合し、秘教トルテックの智恵を発展させ
るべく期待されたにもかかわらず、医学を志し、外科医になります。

しかし、運命は逆らえないもので、彼は自動車事故にあい、そこで
臨死体験をし、幽体離脱の体験をします。

その体験に衝撃を受け、自己探究に目覚め、古代の祖先の智恵を身
につけ、ヒーラーの母やシャーマンに師事し、研究を深め、今は自
らメキシコのオティワカン(シャーマン)としてワークショップや
講演を通してトルティックの秘教的智恵を人びとに授け、意識的進
化のために活動している人です。

その人の名前はドン・ミゲル・ルイス。『四つの約束』という本は
スピリチュアル書として有名な「神との対話」を越えて、100万部
を越えるベストセラーとなりました。
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4795223718/oshoartunity-22/ref=nosim

この本を読むと、まさにオーラソーマと同じ世界観、「人間は光か
ら作られている」ということが書かれてあり、オーラソーマの理解
に役立つ古代の智恵のひとつだと思い、紹介したく思いました。

古代の智恵、人類の叡智、悟り得た人たちの智恵というのはいつも
そこには共通した叡智があります。

そして、ある一つの体験がその人の人生を永久に変えてしまったり
するのです。

ある男の場合、その体験とは「私は光から作られている。私は星か
ら作られている」「本当の私たちは、純粋な愛であり、光なのだ」、
という体験でした。

そして物質は鏡であること、全ては光を反射する鏡であり、その光
によってイメージを創り出すのを見た。すなわち、この幻影の世界、
「夢」は、ちょうど鏡を覆う煙のようなもので、私たちの本当の姿
を映すのを妨げているのである。

この認識が、その男の人生を変えてしまったのです。

「いったん、本当の自分が何であるかを知ると、彼はまわりを見ま
わして、そこで見たものに驚嘆した。彼はあらゆるものに自分を見
た。あらゆる人間、樹木、水、雨、雲、大地の中に自分を見たので
ある。彼は「生命」はトナールとナワールの異なった組み合わせに
よって、生命そのものの何百万もの形を顕しているとわかったので
ある。

男は、自分が人びとの鏡である、ということがわかった。その鏡の
中に、男は自分の姿を見るのだ。「あらゆる人は、お互いの鏡であ
る」。彼は、全ての人々の中に自分自身を見た。けれども誰も彼の
ことを自分たち自身である、とは見ないのである。彼がわかったの
は、誰もが夢を見ている。しかし夢を見ていると気がついていない
ということだ。自分たちが本当は誰であるのか、知らないままに夢
を見ているのだ。人々が彼を見ることができないのは、鏡の周りに
霧や煙の壁を張りめぐらしているからだ。こうした霧の壁は、光の
イメージの解釈から成り立っている。これが人間の「夢」なのであ
る。」

このようにして、私たちは、昼も夜も、起きているときも、眠って
いるときも、今見たり聞いたりしていることも、すべて夢なのです。

では、その夢はどのように作られるのでしょうか?

それは「人間の飼い慣らし」のプロセスによってすべての信念シス
テムが形成され、それが夢を形成する、とミゲルはいいます。

「子供は、大人の言うことは何でも信じる。私たちは大人に合意す
る。そしてこの信念はとても強いので、この信念のシステムが、私
たちの人生のすべての夢を支配するのである。

私たちは、ママやパパが好むことをすると良い子と呼ばれ、望まな
いことをすると、悪い子と呼ばれる。規則に逆らうと、罰を受ける。
規則に従っていれば、ご褒美を受ける。

私たちは、他の人たちを喜ばせるため、他の人にとって良い子であ
るため、本当の自分以外のもののふりをする。

やがて私たちは、自分でないものになっていく。私たちは、ママの
信念、パパの信念、社会の信念、宗教の信念の複製になっていく。

私たちの本来の性質は、こうした飼い慣らしのプロセスのなかで、
失われる。

飼い慣らしのプロセスは、非常に強力なので、ある時点から、もは
や私たちを飼い慣らす人を必要としなくなる。私たちは、ママやパ
パ、学校や教会を必要としない。私たちは、非常に良く訓練されて
しまったので、もはや私たち自身で、自分を飼い慣らすようになっ
たのである。

私たちは、自動的に飼い慣らされた動物である。今や、私たちは、
与えられた信念システム、同じ褒美と罰のシステムに従って、自分
たちを飼い慣らすことができる。私たちは、信念システムによる規
則に従わないと、自分たち自身を罰する。そして「良い子」であっ
た場合、自分たち自身に褒美を与える。」

このようにして、信念システムは、私たちの心を支配する「法の書」
となり、私たちは、すべての判断をその「法の書」に基づいて行う
ようになります。

その判断が、私たちの本性に反していると思われる場合でも、飼い
慣らしのプロセスのなかで、私たちの心にプログラムされ、こうし
た合意が「法の書」にまとめられ、私たちの夢を支配しているので
す。

そして、私たちの中にはその「法の書」によって裁く「裁判官」が
いて、また同時に、その裁判によって裁かれる「犠牲者」がいて、
その責め、罪、恥を背負うのです。

もし私たちが、今の私たちの人生が、苦しみの中にあり、恐怖のな
かで生き、感情的なドラマを創り出し、悪夢の中にあるとすれば、
それはそのような夢を自分たちで創り出しているからなのです。

しかし、これらが「夢」であることのよいところは、それらの「夢」
から醒めることができるということです。また、その夢の構造に気
づけば、自分でよい「夢」を見ることもできるということなのです。

トルテックの教えでは、私たちの心は「ミトーテ」という霧だとい
います。私たちの心は霧であって、何千もの人が同時におしゃべり
して、しかもお互いに理解していないのが人間の心の状態です。

このミトーテのために、自分が本当はなんであるのか見えなくなっ
ています。インドでは、仏陀の教えでは、このミトーテのことを
「マーヤー」と言っています。それが幻影であって、「私は・・・
である」という個人的な概念なのです。

そこで、本当の自分自身を見いだすにはどうすればいいのでしょう
か? あるがままの自分自身でいるためにはどうすればいいのでし
ょうか? 

それがオーラソーマでボトルを選ぶ理由でもあります。本当の自分
自身を見いだし、ありのままの自分を愛し、本当に人生を楽しみ、
幸福でいること。

もし、自分が不幸の中にあったり、いじめにあったり、虐待されて
いたりすれば、ただ虐待されることをやめればいいのです。

不思議なことに、最も自分を虐待しているのは自分なのです。

「あなたの人生の中で、あなたほど、あなたをいじめたものはいな
い。あなたが自分をいじめる程度に、それにちょうど見合うだけ、
あなたは自分をいじめることを許す。もし誰かが、あなたが自分を
いじめる以上に、あなたをいじめれば、あなたはたぶん、その人か
ら離れていくだろう」

ここでの一番の問題は、あまりにも自分の夢、信念システムの中に
はまり込んでいるがゆえに、私たちが自由でないことに気づいてい
ないことなのです。私たちが自分の悪夢を作っているということに
気づかないでいるのです。

ですから、最初のステップは、気づきなのです。

自分が自由ではないことの気づき。自分が夢の中にいることの気づ
き。その夢は変えられるんだという気づき。が自分の内なる「裁判
官」と「犠牲者」によって自分の人生が支配されていることの気づ
き。

自由になるためには、自分が自由ではないことに気づく必要があり
ます。問題を解くには、問題がなんなのかに気づかなければなりま
せん。気づかなければ変化は起こせないのですから。

「苦しむ必要はなにもない。気づきがあれば、あなたは反撃し、も
うたくさんだ、と言うことができる。癒しの道を見つけ、自分の夢
を変容させることができる。苦しみは、リアルでさえない。この地
球の夢は、単なる夢なのである。自分の夢の中へ入り込み、自分の
信念に疑問を呈してみる。そうすると、あなたを傷ついた心にさせ
たほとんどの信念が、真実ではないことに気づくだろう。あなたは、
長い間、苦しんできたあなたの人生のドラマが、全く無であること
に気がつく。なぜだろうか。それは、あたなの心の中に据え付けら
れた信念のシステムが、嘘に基づいているからである。」

そこで、自分の人生を支配しているのが、自分たちの作りだした合
意であり、そして自分の人生の夢がイヤなものであると気がついた
時は、私たちはその合意を変える必要があります。

そこで、これまでの合意を打ち破り、自分と結ぶ新しい約束。

それが四つの約束なのです。

この四つの約束が、今までの古い合意のシステム、古い信念システ
ムを全く変えて、新しい力を作り出すことができるのです。地獄の
夢の中で生きるかわりに、新しい自分のための夢を創り出すことが
できるのです。

ひとつ目の約束。

「正しい言葉を使うこと。」

仏教で言えば「正語」と同じ意味でしょう。

言葉は創造する力です。

ヨハネ福音書には
「初めに言葉あり。言葉は神とともにあり。言葉は神であった。こ
の言葉ははじめに神とともにあった。すべての物は彼を通して創ら
れた。創られたもので彼によらずに創られたものはなかった。彼の
うちには命があり、命は人の光であった」

という言葉があるように、言葉を通じて、創造的なちからが作り出
され、言葉を通じて、すべてが顕現するのです。

言葉とは力であり、それは表現し、コミュニケートし、考えるため
の力であり、したがって、それを通じて、自分の人生の出来事を作
り出していくのです。

言葉は諸刃の剣でもあり、片方の刃は、間違った言葉を使うことで
あり、それは地獄を作り出し、もう片方の刃は、正しい言葉を使う
ことであり、それは美、愛、そして地上の天国を作り出します。使
い方しだいで自分を自由にもし、奴隷にもします。言葉は魔術であ
り、正しいことなは白魔術であり、間違った言葉を使うことは黒魔
術にもなります。

自分にどのような言葉を使っているかということに気づくことが大
切です。

自分に対する否定的な言葉、「自分は太っている、醜い、年とった、
髪の毛が薄くなった、自分は馬鹿だ、ダメだ、わからない、完全で
はない・・・」それは自分を背く言葉でもあり、最初の約束、「正
しい言葉を使うこと」をよく理解することで、あらゆる変化が人生
で起きてくることが分かるだろう。とミゲルは言います。

第二の約束。

「何ごとも個人的に受け取らないこと。」

例え、誰かがあなたに「馬鹿」と言っても、それはあなたについて
の発言ではなく、自分についていっているだけである。
もし、それをあなたが自分のこととして受け取るとすると、たぶん、
あなたは、自分のことを本当に馬鹿だと思っているのである。それ
を自分のこととして受け取るのは、それに自分が合意したからです。
合意した瞬間、毒はあなたに回る。そして、そしてあなたは地獄の
夢につかまることになる。

それに加えて、何でも自分のこととして受け取るのは、究極的な利
己主義である。自分が世界の中心だと思っているから、何でも自分
のことだと思いたがるのである。

他の人がどうであろうと、それはあなたのせいではない。それは、
他の人たち自身のせいである。全ての人は、それぞれの夢の中に、
その心の中に生きている。私たち一人ひとりの住む世界は、全く違
うのである。

自分が誰かを知っていれば、他の人の言葉に影響されることはない。

どんなことも自分のこととして受け取ってはいけない。というのも、
自分のこととして受け取ると、あなたは何でもないことに苦しむよ
うに、自分を仕向けてしまうからである。

他の人を、個人的に受け取らず、ありのままの姿で見れば、彼らの
言ったりしたりすることに傷つくことはない。

あなたは、責任ある選択をするためには、自分だけを信じていれば
よい。あなたは他の人の行動に責任はない。あなたは自分だけに責
任があるのだ。

これは、「ただ気づいていること」。自分に対する判断を一切しな
いで、ただ、自分の内面、外面で起こっていることに気づいている、
ということでもあります。

第三の約束。

「思い込みをしないこと。」

これは禅で言えば「莫妄想」。妄想することなかれ、ということで
す。

思い込みをすることが問題なのは、私たちがそれを真実と信じるか
らです。

あらゆる苦しみやメロドラマは、あなたが人生で思い込みをしたり、
個人的にものごとを受け取ることから来ています。

他の人がやったり、言ったりすることに思い込みをして、それを個
人的に受け取って、他の人を責め、自分たちの言葉に感情的な毒を
盛り込んで、問題を作り出してしまいます。

思い込みをする。誤解をする、個人的に受け取る、というようなこ
とを積み重ねて、私たちは何でもないことから大騒ぎのドラマを作
り出していることが多くあります。

第四の約束。

「つねにベストを尽くすこと。」

やり過ぎることはベストを尽くすことではありません。

「つねにベストを尽くしていれば、あなたは行動する。ベストを尽
くすということは、行動することであり、それはその行動を愛して
いるからであって、報償を求めているからではない。

自分のやることが好きであり、ベストを尽くしていれば、人生は楽
しくなる。行動することを楽しみ、退屈せず、不満を感じない。そ
こに後悔はない。

ベストを尽くしていれば、あなたは自分自身を受け入れはじめる。
しかし、あなたは、いつも自分の間違いに対して、気づき、そこか
ら学ばなければならない。間違いから学ぶということは、それを実
践し、結果から学び、さらに実践を続けるということである。それ
があなたの気づきの力を高める。

ベストを尽くすとき、あなたは仕事をしているとは感じない。何を
しようと楽しめるからである。自分がベストを尽くしているとなぜ
分かるかと言えば、そうしているときには、自分がしていることを
楽しみ、そこに否定的な反応が感じられないからである。

ベストを尽くすのは、ベストを尽くすことがあなたをとても幸福に
するからである。ベストを尽くしこと自体が楽しいとき、あなたは、
その行動を楽しんでいる。行動することは、十分に人生を生きるこ
とである。

神とは生命である。神とは、行動している生命である。「神よ、あ
なたを愛しています」という一番のいい方は、ベストを尽くし、あ
なたの人生を生きることである。

最初の三つの約束は、あなたがベストを尽くしたときにのみ、うま
く働く。

四つの約束は、変容の技術を熟練する道をまとめたものである。そ
れはトルテックの道である。あなたは地獄を天国に変える。この地
球の夢が、あなたの個人的な天国の夢に変容する。変容のための知
識はそこにある。それは、あなたに使われるのを待っている。あな
たは、ただ四つの約束を実践し、そこに秘められた意味と力を尊重
すればよいのである。」

以上、トルテックの自由の道に至る、『四つの約束』を簡単にまと
めてみました。

興味のある方は、ぜひ『四つの約束』を読んでみてください。

読んでしまうと、あなたは自分が不幸だとはいえなくなるでしょう。

それはあなたが選んでいる夢なのですから。

そして、幸福の夢を作り出すのも自分しだいだということもわかる
でしょう。

この古代の智恵が、オーラソーマの学び、自らの光を見いだすこと
に役立ちますように。

                           尚 記


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