第954号 鮎沢さん(100)｢季節の色76｣：高麗納戸
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ １．巻頭エッセイ：
鮎沢玲子さんの季節で楽しむ日本の色 Vol.７６
≪【高麗納戸】こうらいなんど≫ （2020,4/1）
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日は４月１日。エイプリルフールの日です。
日本語だと四月馬鹿と言われています。
そもそもエイプリルフールって、どういう起源かと思って
調べたら、それも諸説紛々で、何が本当かわかりません。
まさにエイプリルフールっぽくっていいなって思ったので
すが、その中で気に入ったのは、インド起源説です。
それによると、インドで悟りの修行は、春分から3月末まで
行われていたが、すぐに迷いが生じることから、4月1日を
「揶揄節」と呼んでからかったことによるということです。
この説によれば、インドの「揶揄節」が西洋に伝わったも
のがエイプリルフール、中国に伝わったものが「万愚節」
になったのだそうです。（ウィキペディア）
アメリカの大統領選はフェイクニュースの応酬で有名です
が、最近のニュースは４月１日にかぎらず、もはや何が本
当かがわからないニュースや情報で溢れかえっているので、
逆に４月１日は嘘を付くのは自粛しよう、という動きもあ
るようです。
とりわけ今のような状況だと、善意でいち早く伝えた情報
が実はフェイクニュースだったっていうこともよくあるこ
とで、何が偽の情報で、何が本当なのかということを見抜
く目ということが大切になってきますね。
さて、今日の鮎沢玲子さんの季節で楽しむ日本の色は【高
麗納戸】（こうらいなんど）。
初めて聞く色の名前ですが、鮎沢玲子さんの説明を読むと
日本の文化の奥行きの深さを感じさせてくれます。
こういうのを読むと、日本の文化って素晴らしいなと思い
ます。
令和天皇の「即位礼正殿の儀」に世界の１９４カ国を招待
し、そのうち１８３カ国ほどが出席したそうです。
しかもそのうち、本国から元首らが出席するのは１５６カ
国というのですから、いかに日本の天皇が世界からリスペ
クトされているかを目の当たりにしました。
日本という国は不思議な国です。
色に対する日本人の感覚やセンスを勉強するだけでも、日
本人の文化度の高さ、奥行き、洗練された感受性を感じま
す。
そういうところが日本人の良さでもあるとも思います。
新型コロナウイルスが世界に、そして日本にも蔓延すると
いう危機的状況のさなかにあって、その知恵とセンスで乗
り越えていきたいものです。
そのためには各人一人ひとりが正しい情報を見極めて、高
い意識とセンスでもって今という時代をいきていくことが
大切ですね。
今回のコロナウイルスに伴う一連のできごとは、世界の歴
史の中でも大きな時代の転換期として歴史に刻まれる出来
事だと思います。
毎日毎日が、そんな歴史的大事件のなかを生きているって
すごいですよね。
それでは、鮎沢玲子さんの季節で楽しむ日本の色 Vol.７６
≪【高麗納戸】こうらいなんど≫を、どうぞお楽しみください。
今日もすてきな一日を！
Have a nice day！
尚 記
………○…………○…………○………
今年２月ごろの話題になりますが、
２０２０年アカデミー賞の受賞パーティーで
松たか子さんが着用されていた和服のことが
話題になっていました。
和装のプロの目から見ても、
非の打ちどころがない完璧な装いだったと、
ネットの記事などに書かれていました。
⇒続きは画像入りで掲載されているオーラソーマブログでご覧ください。
