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巻頭エッセイ


第445号 石黒寛子さんの「ASと創造性」(8)

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■ 1.巻頭エッセイ:石黒寛子さんの
        「オーラソーマとクリエイティビティー」vol.8 (2013,1/9)
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あっという間に、今年も9日目を迎えます。

この一年、今のところいかがでしょうか。

今週の石黒寛子さんの「オーラソーマとクリエイティビティー」で
は「自由と責任」という壮大なテーマが語られています。

自分の人生を生きているでしょうか?

他人の人生を生きていませんか?

自分の人生に責任を持って生きているでしょうか?

なにかの出来事があったときに、つい私たちはそれを人のせいにし
てしまったりしてしまいます。

人のせいにした瞬間、自分の人生と自由を半分放棄してしまったよ
うなものです。

人から怒りをぶつけられたとき、つい自分も怒りがわきあがってケ
ンカになってしまうということもあるでしょう。

そんなとき、人のことはどうにもできなくても、自分がどのように
行動するかについては選択の自由があります。

強制収容所で仲間の命が失われていく、という極限の不自由を生き
のびて「夜と霧」を著したヴィクトール・フランクルは、その著書
のなかで次のように言っています。

「刺激と反応の間にはいくらかの間がある。
 その「間」のなかで、どう反応するかを選ぶことができる。
 人としての成長と自由は、どんな反応を選ぶかにかかっている」

フランクルの過酷な状況のなかでさえ自由があるというなら、私た
ちの人生は、まさに自由です。

そしてヴィッキーさんは言います。

「Think Pink」・・・「ピンクを思う」

ピンクの愛と思いやりの心を持ち、自分を否定しないこと。

それが自分の人生に責任を持つことだと。

自由と責任の自覚を持って、今年は自分の人生をしっかり生きる年
にしたいものです。

それでは石黒寛子さんの「オーラソーマとクリエイティビティー」
vol.8 をお楽しみください。

                           尚 記


       ………○…………○…………○………


あけましておめでとうございます。

2013年のはじまりに、みなさまとこのスペースでまたお会いで
きることを嬉しく思います。

この、「オーラソーマとクリエイティビティー」というタイトルと
スペースを、ある日突然、和尚アートユニティさんからいただいた
とき、その漠然とした二つの柱以外なにも無い場所で、わたしに一
体なにができるだろうか? という、ちょっとしたプレッシャーの
ようなものが当初ありました。

しかし同時に、その柱のみという、なにか信頼というか、尊重して
いただいているような感覚も感じたことを覚えています。

自由に付随する責任というものがあります。

なにかを創りあげていくときに、これに意識的になることは、とて
も助けになります。
ただ、「自由」と「責任」は、どちらも微妙さを含んでいて、ちょ
っと間違えやすいものでもあります。
これらを正しく知り、正しく取り組むと、それは豊かなエネルギー
となります。



わたしたちが自由であるとき、クリエイティビティーは訪れます。

前回、クリエイティブであることは、どこにも力が入っていない状
態だと書きましたが、それはつまり、わたしたちがあらゆる条件付
けから、解き放たれて自由であるということも含みます。

そうでなければ、自分という存在を通してなにかが「起こる」とい
うことへ、信頼と共に明け渡すことはできません。

そして、「最善が訪れるように意図すること」が、その状況のなか
でわたしたちが取ることのできる「責任」です。

もし「自分には関係の無いこと」と道の脇へよけることをしている
と、何も生まれない(やってこない)どころか、近くで生まれよう
(やってこよう)としているものを、妨げてしまうことさえありま
す。

それほどに、人ひとりの存在が周りに与えている影響は、とてつも
なく大きいのです。

言いかえれば、わたしたち一人ひとりの存在が、それほど尊いもの
だということです。

また「最善と思うものを無理強いすること」でもありません。

最善とはなにかを、わたしたちは本当に知ることはできないでしょ
う。

なぜならそれを考えるとき、わたしたちはそれぞれの体験に基づい
て、それぞれの個人的な条件付けを通して判断しようとしてしまう
からです。

それをしないためには、判断ではなく、観察、観照の質、オブザー
バー的目線が要ります。

ヴィッキーさんはこう言いました。

「わたしたちに、なにかひとつだけ自分の人生に責任を取ることが
あるとしたら、それはネガティブにならないことです」

ネガティビティーを投影することを辞め、そこに見えているのは
「問題」ではなく、「解決の一部」だと気づくことができれば、脇
へよけるのではなく、自ら取り組むことに歓びを感じることができ
ますし、自分のフィルターを通した最善を無理強いするのではなく、
まず目の前にあるものを信頼し、それを「最善へと向かうものの一
部」として受容できるでしょう。

受容されたものは、その肯定的な愛のなかで自由に泳ぐ歓びを感じ
られ、自ら責任を取ること=「自分の光」を思いだすのです。

わたしたちの地球に対しても、同じことが言えるかもしれませんね。



新しい年のはじめに、新しい関係性や、新しい環境、新しいお仕事
や、新しいなにかに入っていく体験を迎える方も多いかもしれませ
ん。

特に、昨年マヤ暦のシフトを迎えた後の、この2013年は、また
特別に感じている方もいらっしゃるでしょう。

はじまりのときは、はじまりのときにしか味わえません。

ワクワクする感じ、ちょっとキュンとする感じ、ドキドキする感じ、
ふわっと広がる感じ・・・その反対に、ぎゅっと閉じてしまう感じ
もときにはあるかもしれません。

または、それらが日替わりでやってきて、信頼を試される揺さぶり
のなかで、クタクタになってしまうこともあるかもしれません。

それはもしかしたら、余計なものがそぎ落とされて、最後に残る純
粋なものに辿り着くためのプロセスともいえるでしょう。

すべてがわたしたちに必要な体験として訪れ、そこに学びがあり、
気づきがあり、それがこれからの力(光)に変わります。

ぜひとも存分に、そのなんともいえないエネルギーを、今ここで味
わい楽しんでください。

そしてもし、その扉を開いて行くことに、なにか頭と心が分離して
しまったような抵抗を感じていたり、必要以上のプレッシャーのな
かで押しつぶされそうになったり、自分が本当はどうしたいのかわ
からなくなって真実を見失ってしまったときは、ボトルの前に静か
に座ってみてください。

もっとも、あなたが呼ばれる順に選ばれた4本のボトルには、今に
もこの世界に溢れだそうとしているあなたの美しさが、キラキラと
映しだされています。

それは、もうずっと前から、あなたのなかで準備されてきていまし
た。

すでにそれをあなたが十分に持っているということに、ただ気づく
だけでいいと知ったとき、あなたはうんと勇気づけられ、今よりさ
らに輝きを増していくでしょう。

同時に、最も優先して今するべきことはなにかを、ジャッジ(恐れ)
のフィルターを通してではなく、明晰さ(未来へのスッキリとした
明るさを感じる歓び)として受け取ります。

やがて黙々とそれに順番に取り組み、(最も瞑想的な期間となるで
しょう)レッドの目覚めのエナジーのなかで淡々と現実化していく
でしょう。

現実化された時点で、手放されてもいます。
なぜなら、そこには響き合いというものが生じるので、コントロー
ルから自由である必要があるのです。

そして、あなた自身があなたを導いていくのだということを、深く
理解することでしょう。

おひとりおひとりが内なるガイドと共に、素晴らしい2013年を
過ごすことができるよう、心からお祈りいたしています。*^^*



では今回も、イクイリブリアムボトル達の声に、アートを通して耳
を澄ませていってみましょう。

前回の続きのボトルからです。

B16(ヴァイオレット/ヴァイオレット)
             『ヴァイオレットローブ~菫色の衣』
http://aura-soma.jp/products/equi/B016.html

気づくと、赤血球のような不思議な形と、そこから羽のようなもの
が上に向かってのびる作品に仕上がっていました。

スピリチュアリティが、私たちの神殿(肉体)にしっかりと宿ると
きにこそ、メタノイア、私達のビーイングそのものの変化、最も深
いレベルでの変容がやってくるのでしょうか。


B17(グリーン/ヴァイオレット)『トルバドール~吟遊詩人1』
http://aura-soma.jp/products/equi/B017.html

なんとなく百合の花を感じたので、そのままそれを描きました。

それはなにか秘密めいたサインのようでもあり、それを守ろうとす
る羽も現れました。


B18(イエロー/ヴァイオレット)
           『エジプシャンボトル~ターニングタイド』
http://aura-soma.jp/products/equi/B018.html

形無きものは、あらゆる可能性を含みますが、同時に、まだ形にな
っていないことへの不安も少しあるかもしれません。

しかしそこに、上からきらきらとした光が訪れ、存在の深みにある
ものの誕生を助けようとしています。

その二つが共に在ることも美しさなのでしょう。


(※こちらで画像付きで掲載をしています。
 http://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-11445342172.html

(その他の作品はこちらでご覧頂けます)
 http://www.otohana.com/Illustration.html

(※ボトルのインスピレーションアートについての各コメントは、
あくまでも個人の体験による洞察です。
色彩の言語やボトルの意味などに、特に関連づけることなく、やっ
てくるものをそのまま表現しています)


       ………○…………○…………○………


★「クリスタルラインおとはな」~ Art & Aura-SomaR Space
石黒 寛子(いしぐろ ひろこ)プロフィール

英国オーラソーマ社公認ティーチャー
ビーマーライトペン・プラクティショナー
インナージャーニー・ファシリテーター
レイキマスター/グラフィックデザイナー/イラストレーター
子供絵画造形教室「アトリエ・ポルー」代表&講師

ホームページ http://www.otohana.com/
最新情報 http://ameblo.jp/crystalline-otohana/
『光の曼陀羅』http://www.otohana.com/heartandearth.html

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