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巻頭エッセイ


第186号 「引き寄せの法則」とオーラソーマ(4)

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■ 1.「引き寄せの法則」とオーラソーマ  その4
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どうして引き寄せの法則が人生の中で大切なのでしょうか?

それは、この引き寄せの法則によって、人それぞれの人生が彩られているから
なのです。

誰だって、自分の思い通りの人生、幸せな人生、意義ある人生を送りたい、と
思いますよね。

でも、自分の思い通りの、幸せな人生を送っている人と、そうでない人がいる
のはなぜでしょう?

どうやらそれは、引き寄せの法則を知っているかどうか、そしてその法則を使
っているかどうかによるようなのです。

この物質の世界においては、物理法則を知って、それを使うことができれば、
人は空を飛ぶことだって可能です。

ひと昔前までは、それは夢物語でしかなかったのが、今では当たり前のことと
して自由に世界中を好きなところに飛び回ることができます。

それは、それらの法則を知らない人から見れば、奇跡です。

でも法則を知って利用している人から見れば、あたりまえのことです。

人生も同じことで、その人生の法則を知ってさえいれば、その法則を使うこと
で、自分の思い通りの人生を生きていくことができるようなのです。

この引き寄せの法則というのは、そういう人生の法則の一つのようです。

ところで「引き寄せの法則」というのにも、本によってはいくつかのニュアン
スがあります。

またザ・シークレットにせよ、他の本にせよ、それらに対する批判もあります。

一番基本的なことは、思うだけでは実現しない、ということです。

行動を伴わなければならない、ということです。

でも逆に、思わないことは実現しない。

とも言えますね。

人間が月にまで行くことができたのも、現在のさまざまな文明の利器も、すべ
て人間の思いがあったから、夢があったから実現してきたことです。

でも、そんなこと思わなかったのに、どうしてこんなことになるんだろう? 
ということも人生には多々あります。

でも、それにも法則があったんだ、ということに気づかされます。

それを引き寄せたのは自分が発していた波動であり、自分が引き付けたことで、
自分に責任があるということです。

「郵便ポストが赤いのも、すべては自分の責任なんだ」と言った人がいますが、
そういう視点で物事を考えてみると人生に対する見方も変わってきます。

今の自分の惨めさも喜びも、苦しみも楽しみも、地獄も天国も、すべて自分が
作り出しているのだということが理解できれば、自分の人生に対する見方が変
わります。

そして、そこに法則があることに気づけば、そこから自分は何をすればよいか
ということもわかってきます。

そして、オーラソーマもそういう波動の視点を持っているということがわかれ
ば、それも有効に自分の人生に生かしていくことができるようにもなりますね。

そういうことを前提とした上で、今回は先週に引き続き、エイブラハムとの対
話に基づいて見ていきましょう。
(「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」)

エイブラハムは言います。

宇宙の法則には三つある。

一つは「引き寄せの法則」

二つ目は「意図的な創造の方法論」

三つ目は「許容し可能にする術」

これらの三つの法則が人生に作用しているので、これらの三つの法則を理解し、
意識して応用することができれば、あなたは喜びに満ちた、自由で、思い通り
の人生を送ることができるのだ、と。

一つ目の「引き寄せの法則」というのは、もうこれまでに何度も述べてきたこ
となのでわかりますね。似たものが似たものを引き寄せる、という類友の法則
です。

でも、これだけでは十分ではなかったのです。

とはいっても、まずこの法則を理解して、効果的に応用できなければ、第二と
第三の法則は活用できないので、一番基礎となる法則です。

そこで、二つ目の「意図的な創造の方法論」が必要になります。

これは、「引き寄せの法則」だけだと、何かを考えると、望んでも 望まなく
ても、その考えたことが実現してしまいます。惰性でものごとを引き付けてし
まうので、惰性的な創造になってしまいます。

とはいっても、物質の波動は荒いので、考えたことがすぐに実現するわけでは
なく、実現までに時間がかかります。

それは、ある意味で救いですね。もし考えたことがすぐに実現していたら、飛
んでもないことになってしまうでしょう。

こんな話があります。

ある男が旅をしていて、天国に迷い込みました。そこには思ったことは何でも
実現する、という木が生えていて、その人は、それとは知らず、その木の木陰
で休んでうとうとと寝てしまいました。

目が覚めて、「おなかが空いたな」と思うと、たちどころにおいしいご馳走が
目の前に現れたので、喜んでおなかいっぱい食べました。

すると今度はのどが渇いたので、「飲み物が欲しいな」と思うと、たちどころ
においしいワインが現れ、それも飲み干したところで、疑問が生じました。

どうして思ったことがすぐに現れるのだろう? ひょっとして、これは何か悪
魔の仕業ではないのだろうか? と思ったとたんに目の前に悪魔が現れたので
す。

それを見て驚いた旅人は、自分は殺されてしまう! と思ったとたん、殺され
てしまいましたとさ。

というお話。

それはともかく、惰性的な創造にならないために、「意図的に」思考を作用さ
せる方法を学ばないと、望む通りのことを創造できない、という法則です。

ここでの鍵は、意図的に創造する、ということです。

それは、自分は何を望むのかという意図を明確にして、自分の感情に敏感にな
る、ということです。

一つは、明確にヴィジュアライズする(視覚化)するということと、強い感情
を持って強く願うということ。

そして、ここで自分の良心に問うということがとても大切です。

良心というのは本心ということでもあり、自分の「内なる存在」につながって
いる部分です。

この「内なる存在」というのは、自分がこの人生に生まれてきた目的を知って
いるのです。過去生のすべてを知っていて、自分の人生を可能な限り楽しく、
有意義に生きることができるように情報を提供してくれているのです。

「内なる存在」というのは真の自分であり、宇宙の生命の源でもあります。

本当のあなたは、実はもっと大きな存在であり、つねに成長を求め、進化し、
愛とともにある存在だということです。

その「内なる存在」とつながっているかどうかというのは、自分がいい気持ち
がするかどうか、前向きな気持ちがして、わくわくするかどうか、心地よいか
どうか、ということでわかります。

ですから、そういう感情を指標、ナビゲーションシステムとして使うことがで
きます。

その感情に敏感になり、心地よくあること、ほっと解放感を感じる方向へと思
考を導いていくことが大切ですね。

自分の思考をいちいち監視することは大変ですが、その感情のナビゲーション
システムに敏感であれば、間違った思考やネガティブな思考に支配されること
もなくなってくるでしょう。

一時的に自分のエゴだけの欲望を実現させても、結局はそれが長続きしないの
は、この「内なる存在」につながっていないからなのでしょうね。

そして三つ目の法則、「許容し可能にする術」。

これは思考が磁石のように、あなたの意図したものを引き寄せ、創造したもの、
それを期待し、信じ、実現することを許容すること、なのです。

つまり、それが実現するのだということを自分の中で認めること、信ずること
ができること、その実現を自分で許容できること。

そうは言っても、やっぱり自分には無理だろうな、そんなことはやっぱり実現
することはないだろう、と思っていることは、やっぱり実現しないということ
です。

それと、これにはもうひとつの意味があります。

私は私であり、私の道を行く。
そしてあなたはあなた、あなたの道を歩むことを全面的に認めます。

ということです。

そして他人の考えや行動も、あなたがそれを自分に受け入れない限り(許容し
ない限り)、それはあなたに影響しないですよ、ということでもあります。

なかなか受け入れがたいかもしれませんが、よく考えると面白い考え方です。

「わたしはわたしであり、わたしはまたほかのすべての人が、その人のままで
あることを認める」ということであり、自分の人生の経験はすべて自分の責任
なのだということを認めますということですね。

それは自分の人生はすべて自分の責任であり、その責任を受け入れれば、自分
の人生は自由に生きられるのだ、ということでもあります。

                                尚 記

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