第183号 「引き寄せの法則」とオーラソーマ(1)
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■ 1.「引き寄せの法則」とオーラソーマ その1
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あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします
地球の自転が早くなっているのでは? と思うほど、毎年、月日のたつのが早
くなっている気がします。
実は、気がするだけではなく、地球はフォトンベルトを通過していて、アセン
ション(次元上昇)の過程にあるのであり、実際に時間は早くなっているのだ
と主張する人たちもいるようです。
次元上昇なんて言われても、ちょっとぶっ飛びすぎているんじゃないの? っ
て思ったりもするんですが、物理学の世界の人たちや、経済界、ビジネスの世
界で活躍している人たちの中でも先端の人たちのなかにそういうことを言って
いる人がいるので、時代がそういう時代になってきているんでしょうね。
マヤ暦でも、2012年にひとつの節目が来るようですし。
というのはマヤ暦には2012年までしかなく、その後の世界がどうなるのか?
極端な話し、その後の世界があるのかないのか、ということも問題になってい
ます。
次元上昇とまでは言わなくても、実際問題、地球温暖化は実際にはじまってお
り、北極グマの住む氷はいよいよ薄くなり、彼らの棲家も食べ物もなくなりつ
つあるようですし、北極グマの話しに限らず人間の世界でも、大津波、地震な
どの自然災害や、山火事、人間による環境汚染、それに伴う動植物昆虫などの
多くの種の絶滅などを含めた環境問題はますます深刻な状況にもなってきつつ
あります。
実はこれは人間という種の絶滅にも関連してきているので、真剣に取り組むべ
き問題であり、それが放置されれば、まさに2012年後の世界はない、というこ
とにもなりかねませんね。
それだけでも大変な状況なのに、それに加えて戦争をビジネスにしている人た
ちもいるわけで、いったい人間は何を考えているんだろう? と思わずにいら
れません。
それらに対しては、私たちは何ができるんでしょうか?
これらはあまりにも大きな問題であるように見えるので、私たちに何ができる
んだろう?もう何をやっても手遅れではないか? とさえ思えるときがありま
すね。
車が壁に向かって猛スピードで突き進んでいるときに、ある程度まで手前なら
ブレーキを踏めば間に合うけれども、ある限界を超えてしまうと、ブレーキを
踏んでも遅かりし、ということもあります。
アル・ゴア、前アメリカ副大統領の「不都合な真実」という本では、そういう
環境問題の世界の温暖化に焦点をあてて簡単にまとめてあります。手遅れにな
らないために、私たちに何ができるのかということの問題提起と警告でもあり
ます。
蛙はぬるま湯につけておくと、そのままだんだん熱くしていっても、熱くなっ
たことに気づかずにゆで蛙になってしまうそうですが、いきなり熱いお湯に飛
び込めばただちに飛び出そうとします。
それと同じことが、私たちが今の世界の現状をどのように認識するかというこ
とについても言えると思います。
私たちは本当に今の地球が危機的な状況にあるのだということに気づけば、そ
れに対して何とかしなければならないと思うでしょうし、何もしなくても大丈
夫だという認識のままなら、そのままぬるま湯につかったゆで蛙になってしま
うでしょう。
今の現状をどのように認識するのかということが実はとても大切な問題もある
わけです。
今の現状が、世界の現状や私たち個人の生活の現状そのものが私たちの意識の
あり方を反映している鏡でもあるのですから。
新年早々、いったい何を言いたいのだ? という話しになってきましたが、実
はこのことが引き寄せの法則を考える第一歩でもあるのです。
引き寄せの法則は意識の法則でもあるのですが、ある側面では波動の法則でも
あるのです。
エネルギーの法則とも関連する部分もあります。
量子力学の話しなどもしていましたが、そういう側面からも理解できる部分も
あります。
いわゆる類は友を呼ぶ、というのもその波動の法則のひとつで、同じ波動は同
じ波動同士引き寄せ合うといえます。
それが現象となって現れているのが自分の身の回りの現実であり、今の世界の
現実だということでもあります。
ですから今の自分の意識のあり方、人間の意識のあり方を知ろうと思えば、今
自分の身の回りがどうなっているのかということを見るとわかりやすいですね。
あなたの周りの現実、あなたの人間関係が、実はあなたの意識の現実を鏡のよ
うに反映しているからです。
その原理はオーラソーマにも当てはまります。
「あなたの選んだ色があなたなのです」
ということがオーラソーマで、あなたの選んだボトルがあなたの内面を反映し
ます、ということを言い表す原理なのですが、それはあなたが自分にあった波
動の色のボトルに引き寄せされて、それに合うボトルを選ぶ傾向があるからで
す。
それはヴィッキーさんが、ボトルを選ぶ人を見ていて、人は自分のオーラと同
じ色のボトルを選んでいるということに気づいたことに始まります。
ですから、これらの環境問題を含め、すべては私たちの意識のありかたが、自
分の周りに反映され、ボトルの選択にも反映されているわけです。
これはあなたにとっていいニュースでしょうか、悪いニュースでしょうか?
これをどのように受け取るかによって、あなたがこの一年をどのように過ごす
のかということにもなるでしょう。
実はいいニュースにするのも、悪いニュースにするのも私たちの意識の持ち方
一つなのですね。
これらの現状を引き起こしているのは、私たちの意識のありかたなのだとすれ
ば、私たちがこの現状を変えていくのも私たちの意識の持ち方一つでできる、
ということでもあります。
自然災害でさえ、人間の意識のあり方が引き起こしているのだという人たちが
います。
そのために、大きな地震などの自然災害が起こらないように、その環境のネガ
ティブなエネルギーを浄化するために働いている人たちもいるのですね。
それがどこまで本当かは私は知りません。
しかし、人間の意識、ということを知れば、それがあながち幻想だとは言い切
れないかもしれないとは思います。
インターネットの世界が進み、私たちは一瞬にして世界で起こっていることを
ただちに知ることができるようになりました。
また情報はマスメディアだけのものではなく、各個人が発信することができる
ようになりました。
それは私たち個人の意識の持ち方によって、世界の多くの人的に引き起こされ
ている多くの物事については変えうる可能性があるということができます。
では、それはどのように変えることができるのでしょうか?
それは私たちの内面の世界、考え、感情に気づくことによってです。
そして唯一そのことからしか世界を変えることはできません。
なぜなら、クリシュナムルティが言うように「あなたが世界」だからです。
世界で繰り広げられている宗教戦争にしろ、国家間のビジネス戦争にしろ、そ
れは自分の内側の怒りや憎しみ、復讐心、信条、信念や欲望が作り上げている
ことであり、私たちが日常の人間関係で繰り広げているようなことが、宗教団
体、ないし国家間で繰り広げられているに過ぎません。
そこに同じ心がある限り、戦争反対を唱えながら、そこに争い(小さな戦争)
を繰り広げるようなことにもなってしまいます。
なぜこんなことを書いているかというと、個人の内面の世界で起こっていること
と世界で起こっていることの間には、それほど本質的な違いはないと思われるか
らです。
世界で起こっていることは、個人の中で起こっていることが増幅されて起こっ
ているに過ぎないとも思われます。
それは私たちの内面の世界の鏡でもあるのですね。
オーラソーマが私たちの魂の鏡であるように。
ですから、これから世界が向かっていこうとする方向は、実は個人個人の意識
のあり方をおいて他にはないということでもあります。
「引き寄せの法則」というのは人間の「意識」に関する鍵を与えてくれるもの
です。
オーラソーマのイクイリブリアムのボトルには、「イクイリブリアムは意識の
鍵です」というふうに書かれてありますが、「引き寄せの法則」まさにそのこ
とを理解するための良い手がかりをも与えてくれます。
「引き寄せの法則」というのは、言ってみれば、昨年流行った、「ザ・シーク
レット」に書かれてあるような「思考は実現化する」とか、自分の今の人生の
現実は、実は自分の思考や感情が引き寄せた結果なんだということを書いてい
て、では自分にとって望ましい現実を引き寄せるためにはどうすればよいのか、
ということについて書かれてあります。
それがオーラソーマとどのようにかかわっているのかということについては、
次回に考えていきたいと思います。
尚 記