第744号 【パリさん】:同時両端:イエロー・ヴァイオレット極
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■ 1.【ぱりさんのオーラソーマ】: (2017,5/17 水)
同時に両端を見る「イエロー:ヴァイオレット極」
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オーラソーマの創始者ヴィッキーさんは、
「自分を知りたい人いらっしゃい」
と言ってオーラソーマを紹介しました。
このオーラソーマのボトルを見て、選んで、それを使うことで、
自分を知ることができるからです。
それをもう少し難しくいうと、
『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこ
へ行くのか』
という問いにあります。
その問いに答えるヒントが、オーラソーマの色の意味を読み解く、
カラーローズにある、
と考えて、そのカラーローズを紐解いているのが、
このパリさんのカラーローズのシリーズです。
エネルギーは両極があるから存在できます。
そして、その「イエロー」の願望と「ヴァイオレット」の願望の両方の
同時に気づくことができるものが存在します。
【知りたい、体験したい】という願いと、【脱出したい、超越した
い】という願いを同時に気づくことができるものが存在します。
それが気づきの意識、白い光なのですね。
あなたは、このカラーローズの色の欲望の織りなす世界に、
気づいている意識そのものなのです。
それでは、【ぱりさんのオーラソーマ】:同時に両端を見る
「イエロー:ヴァイオレット極」を、どうぞお楽しみください。
今日も素敵な一日を!
尚 記
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ときどき、幕あいに顔を出す、「オーラソーマ」をちょっと部外者
的な立場から眺めてみる【ぱりさん】シリーズです。^^;
オーラソーマのカラーローズを“全人間心理のカラーインデックス”
に見立てて、その内部的なダイナミクスを連想して楽しんでいます。
ちょっと理屈っぽいですが、常識だけでおつきあいいただければ、
案外、おもしろがっていただけるかもしれません。
「カラーローズ」は人間心理のパノラマです。
http://www.aura-soma.co.jp/intro/color_language/
ここでいう人間心理とは、嬉しい悲しいといった具体的な喜怒哀楽
を表す人間感情のことではなかったんでしたね。
「カラーローズ」に展開されているのは、そのような人間感情を味
わうための“体験世界を願ったその思い”の元型だったのです。
“体験世界を願う”っていったい何のこと(?_?)、って思いますか?
私たちは毎日、当たり前のように現象世界に注目して、そこで起こ
る様々な出来事をドラマとして体験しています。
なので、そういうドラマがあるのがあまりにも当然なので、そのド
ラマを展開するのに舞台が必要だなんて思いもしません。
でも、そんな私たちでも、TVドラマを体験するには、それなりに
背後に色々な仕掛けがあることくらい知ってますよね。
子供ならいざしらず、大人なら誰でも、あれが単なる娯楽のための
作り話であることも知っています。
でも、その娯楽の作り話を作るためにも、背景にそれなりに手間暇
のかかった準備があったことも知っています。
物語作家、脚本家、演出家、役者、大道具・小道具、照明、作曲家、
技術担当と、それこそ細かく言えばきりがありません。
そしてさらにその背景に、その時代が提供している技術インフラが
あることも容易に想像がつきます。
人間が創造するドラマですら、背景にはそれほどの仕掛けが控えて
いるのです。
ならば、そのわれわれ人間自身が登場人物となるドラマの背景にあ
る仕掛けとなったら、これはもう見当もつきません。
それは、完全に想像を超えているのです。
一言で言うと、まったくわかりません。(*^_^*)
完全な神秘なのです。
だから通常は、人間は誰もそんなことは考えません。
ただ自分の役柄を演じるだけで、もう精一杯なのです。
でも、人間が考えもしないからと言って、そういう背景がまったく
ないということではありません。
何の背景もなしに、ただこんなドラマが起こっているわけではない
のです。
私たち人間は、やっとそういうことに思い至る段階に達したのかも
しれませんね。(^^;)
たとえば、ここ数十年の間に発達した、コンピュータという機械が
あります。
そのコンピュータ上に展開されるRPG(ロールプレイングゲーム)
というのがあることをご存知ですか?
子供たちが(ときには大人も)そのゲームの規則のなかで、何かの
役になりきって、何らかの勝負やドラマを楽しむ仕掛けです。
ゲームプレイヤーはただその世界の疑似体験を楽しむだけです。
でも、このPCゲームで子供たちが楽しむすべての状況は、予め大人
たちが全部企画し、設計し、制作したものです。
全部、娯楽のための作り物ですよね。(^_-)
人類がこのリアルな現実世界で、これを類推しうる知見に到達した
のは、おそらく分子生物学におけるDNAの発見かもしれません。
このときはじめて人類は、人間が体験できる全状況は前もってすで
に設計されているのでは (@_@)、と疑う段階に到達したのです。
それまでは当然、自分がいろいろの冒険や発見で、自ら切り開いた
つもりでしたから、これはある人々には大きな衝撃でした。
私たちが生きているこの体験世界の背後に、それを可能にするため
の背景構造が間違いなく存在していた証拠を発見したからです。
そしてもうひとつ、その仕掛けの秘密らしいものが別のところにも
密かに開示されていました。
オーラソーマの「カラーローズ」です。
ふふ、大げさですね。(*^_^*)
ま、いいです。^^;
では、何が開示されていたのか?
それは体験を願ったその「意図・欲望」自体が本来両極性のもので、
しかもその両極は同時には存在できないという秘密です。
これは、物質の根源が、同時に「粒子」でもあり「波」でもあると
いう、じつに魔法的な技によって実現しているのと似ています。
個々の欲望は、注目するかぎり、たしかに存在している。
しかし、客観的にその所在を確認しようとすると消滅するのです。
個々の欲望に着目するかぎり、それは確かにあると思えるのに、そ
のパノラマ全体の存在を確認することはじつはできないのです。
前回は、「ブルー」と「オレンジ」の対極を見たんでしたね。
今回は、「イエロー」と「ヴァイオレット」の対極にフォーカスし
てみましょう。
以前「イエロー・ヴァイオレット軸」で見たのと同じ対象です。
http://www.aura-soma.co.jp/newsletter/backnumber/dtl_948.html
【カラーローズの欲望・願いの配置】
◎←ブルー
独存し、安らぎたい
ロイヤルブルー→○ ・ ○←ターコイズ
真理・真実を知りたい 全智・全能でありたい
・ ・ ・
・ ・ ・
ヴァイオレット
→● ・ ・ ・ ◎←グリーン
脱出したい、超越したい 見晴し、受け容れたい
・ ・
・ ・ ・ ・ ・
・ ・
マジェンタ ・・・・・ オリーブグリーン
→○ ・ ・ ・ ・ ・ ○ ・ ・ ・ ・ ・ ○←
無条件でありたい ・・・・・ 調和したい
・ ・
・ ・ ・ ・ ・
・ ・
レッド→◎ ・ ・ ・ ●←イエロー
自己を貫徹したい 知りたい、体験したい
・ ・ ・
・ ・ ・
コーラル→○ ○←ゴールド
育みたい、守りたい ・ 豊かで、自立したい
○←オレンジ
帰属し、奉仕したい
「イエロー」と「ヴァイオレット」の願いの「両端を同時に見る」
と、いったいどういうことになるでしょうか?
「イエロー」の願いを、ここでは【知りたい、体験したい】という
願いに集約しました。
【知りたい、体験したい】という願いを成就させるには、まず、
知覚することが必要なのはわかりますよね。
したがって、知覚される対象の存在は、暗黙の前提条件です。
また「現象世界」という対象を知覚するための感覚器官も、必須の
要件でしょうね。
ところで、知覚対象である現象世界があって、それを眺めていれば
この【知りたい、体験したい】という願いは叶うでしょうか?
初めてコンピュータのロールプレイングゲームを体験するプレイヤ
ーを想像すると、この状況の見当がつきます。
最初は、ただ眺めていて、それから少し視線を動かすと、まわりの
景色が動くのを見て、驚いて感動するかもしれませんね。
でも、じきにそれだけでは物足らなくなるのでは。(^_-)
人間である私たちは、すでに膨大な体験の記憶を持っていますから、
体験者がどんなことを求めていくかを知っていますよね。
その知見から想像すると、私たちはその世界を如実に体験するため
に、まずその世界の中に入ることを求めたでしょうね。
その世界の中に入るとは、いったいどういうことでしょう?
それは、知覚対象である世界のなかに“自分”がいることを確認す
ることではないでしょうか?
つまり、知覚対象であるその世界の一部が“自分”を意味している
らしい、と知ることではないですか?
そうです、体験世界に入るとは、知覚対象である世界の中に“自分”
の姿を確認することなのです。
それには、これがあなたの姿よ、と教えてくれる存在が必要です。
ほら、そうすると【知りたい、体験したい】という欲望が、どんな
展開可能性を潜在させているかわかってくるでしょ。(^_-)
そうです、“自分”の姿を教えてくれる親とか、その延長として現
れる“他人”とか、色々な役柄が現れてきます。
また自分にとっての“真の他人”、つまり“異性”の存在も必要に
なってくるのではないでしょうか。
かくて、家族が現れ、部落や社会が現れたりして、やっと体験とい
うゲームの全体構造が立ち上がってくるのです。
そういう世界のなかでこそ、願いを成就した成功体験や、成就でき
なかった失敗体験などをすることができるわけです。
なぜ失敗体験が必要なのか、これはもうお分かりですよね?
成功は、失敗がなければ存在できないんでしたね。
そして、「知覚」「自分」「他人」といったすべてを実現するには、
【分離の幻想】という魔法がどうしても必要だったんですよね。
かくて「イエロー」の【知りたい、体験したい】という願いが成就
し、私たちは個人的体験のドラマを満喫してきたわけです。
では、その対極の「ヴァイオレット」の願いとは何でしょう?
ここでは「ヴァイオレット」の願いを【脱出したい、超越したい】
という願いに集約しています。
「ヴァイオレット」の願いとは、まさに「イエロー」の願い自身が
直接呼び出した願いと言えます。
それまで平安の中に独存していた「ブルー」から飛び出し、個人的
体験を求めたのが「イエロー」の意図でした。
「イエロー」は、その体験したいという欲望を実現するために、
結果的に、様々な背景構造を呼び出してしまったわけです。
「ヴァイオレット」の願いとは、個人的体験を可能にするその背景
構造自体から、なんとか脱出したいという願いです。
感覚器官を使って知覚す対象に一喜一憂するという苦役、自分であ
るという重荷、その自分として他人に耐えること……。
「ヴァイオレット」の願いとは、まさに【分離の幻想】そのものか
らの脱出願望だったわけです。
私たちは、個人的体験を望んだ【知りたい、体験したい】という
「イエロー」の願望自体はよくわかるし、同意できます。
また、現象世界での幸福追求に疲れて、この個人であることの超克
を願った「ヴァイオレット」の欲求もわかります。
【脱出したい、超越したい】という「ヴァイオレット」の願望は、
ある瞬間の私たち自身の願いでもあるはずです。
「イエロー」の願望も、「ヴァイオレット」の願望も、どちらも確
かにわかるし、同意できます。理解可能なのです。
しかし、「イエロー」の願望と「ヴァイオレット」の願望の両方に
同時に焦点を合わせることができるでしょうか?
【知りたい、体験したい】という願いと、【脱出したい、超越した
い】という願いに同時にフォーカスできますか?
どうやって、両方を同時に願うことができますか?(?_?)
無理ですよね。(*^_^*)
この対極の二つの願いは、同時には存在できません。
だからこそ、この二つの色、二つの意図を加法混色すると、互いに
相殺して、無色透明の光にもどってしまうのです。
それは色として成立しえない、欲望として存在できないのです。
両端を同時に見ると、それは欲望として立ち上がってこられない。
一方の欲望に注目して、他方を無視したときにのみ、その欲望は
存在しているように見えるだけなのです。
しかもそうでありながら、一方の極は必ず対極を必要としていて、
片方だけでは存在もできないのです。(@_@)
つまり、本当は存在できないものが、魔法で存在しているように見
えているだけだということです。(*^_^*)
不思議ですよね。(^_-)
ほんとうに、この「カラーローズ」で展開される“人間心理”の
世界って、いったいどこに向かっているんでしょうね。
(*^_^*)
『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこ
へ行くのか』(
http://p.tl/0WWA )。(-_-)
次に機会があったら、また「カラーローズ」を別の視点から眺めて、
勝手な連想を楽しませていただくかもしれません。
いつもお断りしているとおり、これは「オーラソーマ」で認定され
た見解ではありません。
「オーラソーマ」が、ゲーテの色彩論から引き継いだ「カラーロー
ズ」というすばらしいツールに触発された、まったく自由な立場か
らの連想です。
おつきあいいただき、ありがとうございました。<(_ _)>
pari 記
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