第58号 チャクラの発見
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■ 1.チャクラの発見
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チャクラの概念について説明することはいろんな本を読めばわかることです。
でもそれを自分で体験して知るというのはまた別のことです。
自分で体験して知るということがなければ、チャクラについて本を読めば読む
ほど混乱してきます。
なぜなら本によってチャクラの数も違うし、チャクラの意味も違うし、どれを
信じていいのかわからなくなってしまうからです。
ヨガなどのインドの伝統では7つのチャクラですが、オーラ・ソーマでは9つ
とも10とも言えますし、4つという説があったり12という説があったりも
します。
どれが正しいのでしょう?
それぞれの古典といわれる本や文献は、それらの体験をした人々によって書か
れているものなので、それをひとつの目安として、地図として参考にするなら、
多くの手がかりを与えてくれます。
でもそれらはあくまで目安でしかないので、実は自分にはそんなチャクラなん
てないかもしれないし、それぞれのチャクラで感じることも、本で書いてある
こととは違うかもしれません。
そこで大切なのは、自分自身のチャクラを感じるということであるし、自分で
感じていることを信頼していくということだとワドゥダは言います。
このたびのワドゥダの「チャクラとオーラの発見」では、それぞれのチャクラ
についてのガイドラインや地図を具体的な例を通して理解する手がかりをおし
えてくれるとともに、それらを自分で体験していくための手がかりと方法、そ
して自分の体験を信頼していくことの大切さを教えてくれました。
知識として記憶するのではなく、体験を通して理解していくことで、本当の学
びを得られるし、人生に応用し考えていくことができるようになります。
チャクラは呼吸をしていて、ひとそれぞれのリズムがあるので、それらのチャ
クラのリズムと呼吸のタイミングがどのように人間関係に影響を及ぼし、それ
ぞれの人間関係がどのチャクラでの関係性なのかっていうようなことを見てい
くと、いろんなことがクリヤーになってきます。
また自分の内側での問題について、それがどのチャクラに関係していて、それ
らがどのように影響し合っているのか。
それらを変容していく要素は何なのか。
そしてそのためにはどのようにすればいいのか。
それはごく簡単でシンプルなエクセサイズであっても、実はそのことが人生に
大きな変容をもたらしていくということが、ワドゥダ自身の体験を通して語ら
れると、そのことが大きな勇気づけにもなっていきます。
自分自身を愛すること、あるがままを受け入れて愛することがすべての基礎で
あり、頭で大切だとわかってはいても、なかなかそういうふうにはできないも
のですね。
どうしても自分をジャッジしたり批判したり、拒否したり、自分の価値を認め
られなかったりしてしまいます。
自分自身の感情をあるがままに受けれいて愛していくこと、自分のマインドを
あるがままに受け入れて愛していくこと。
マインドで愛するのではなくハートで愛していくということ。
ちょっとしたことなんですが、そのちょっとしたことが実は実は大きな違いに
もなっていくわけです。
チャクラは地図であり、言葉はその内容を伝えるための容器でしかない。
ちょうどコップの容器の水を飲むのと同じように、言葉の容器の意味するもの
を実際に体験として味わうのでない限り、それは滋養とはならない、というワ
ドゥダの言葉が印象的でした。
話しは変わりますが、これはみなさんにチャクラについて考えてもらうための
質問です。
嫉妬というのはどのチャクラに関連するのでしょう?
オーラ・ソーマを習った人は第四のハートのチャクラって答えるでしょうね。
なぜならハートはスペースで、嫉妬は、自分にスペースがなく、他の人のスペ
ースを欲しがることだからだって教わりますからね。
しかし果たしてそうなんでしょうか?
実は嫉妬は第一チャクラや第二チャクラ、第三チャクラと関連しているとは言
えないでしょうか?
ヒント。
どういうときに嫉妬を感じますか?
例えばボーイフレンドやガールフレンドがいて、その相手の人に異性の友達が
いるとします。
その人が別の人とセクシャルな関係になったり、なるのではないかと思ったと
きに嫉妬を感じませんか?
その人がその異性の友達とそういう関係にはなりようがないという時には嫉妬
を感じますか?
嫉妬を感じたとき、その嫉妬はどこで感じますか? あるいはどのチャクラを
刺激されるでしょう?
そしてそれはどのようなエネルギーとして感じるでしょう。
オーラ・ソーマで習った答えでなく、自分で感じてみてください。
尚.記