第191号 【パリさん】:カラーローズ—オレンジの心理
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■ 1.【ぱりさんのオーラソーマ】:カラーローズ——オレンジの心理
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オレンジのボトルは
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B026.html
クイントエッセンスのオレンジは、「老子と観音」
http://aura-soma.co.jp/products/quint/Q11.html
イクイリブリアムの「老子と観音」は上がブルー、下がクリアーの色なので
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B060.html
どうしてクイントエッセンスはオレンジなのでしょう?
一般には、観音の色がクイントエッセンスに現れているのだと言われています。
さて、今回のぱりさんのカラーローズは「オレンジ」
「レッド」と「イエロー」の間の色です(カラーローズ)
http://aura-soma.co.jp/intro/color_language/
ちょうどブルーの色とは補色の関係ですね。
またオレンジは第2チャクラ(チャクラチャート)の色ですね。
http://aura-soma.co.jp/intro/subtleanatomy.html
体の位置で言うと、ちょうどおなかの辺り、おへその下の辺りです。
色の言語としては、「内側からの至福」「依存」「深い洞察」「中毒」「ショ
ック」「直感」「フィーリング」「感情」「満足」「社交性」などのキーワー
ドと関連があるとされています。
お腹の辺りを感じてみてください・・・
お腹いっぱいにおいしいものを食べたときには、「満足感」を「感じ」ますね。
今なら死ねる、っていうぐらいの「至福」感に満たされる人もいるかもしれま
せん。
感情的になると、はらわたが煮えくり返ったり、消化が悪くなったり、お腹の
辺りに影響が出ますね。
英語ではガッツ・フィーリングというような表現がありますが、ガッツという
のは腸とかの内臓を表す言葉なので、腸からのフィーリング、つまりはお腹で
感じる感覚、つまりは英語での意味で「直感」を意味します。
日本はハラの文化ですね。ハラと第二チャクラとは違うのですが、頭で考える
よりも、ハラで考えたり、というようなことがありますが、これも、直感とい
うのは、知性的な頭で考えるよりもより深い、存在とつながったところからの
知恵、というような意味がありますね。「深い洞察」のようなのも、そういう
ところから来ます。
ハラを割って話す、とか、ハラが据わっているというような表現もあります。
このハラが据わっていなかったら、精神的な共依存が発生します。
共依存というのは、自分の内側のフィーリングとのコンタクトが持てずに、フ
ィーリングを外側に投影することによって生じます。
それを外側に投影して、自分が不愉快なことや、うれしいことなども、相手の
せいにしたりしていますが、本質的には、それはあなた自身が内側でもってい
るフィーリングや感情なのです。
いろんな感情を感じているのは、あくまであなたなのです。
恋に落ちたときの感情も、相手に怒りを感じているのも、それはすべて自分の
感情であって、相手の感情ではありません。
その自分のフィーリングとともにあることが困難となり、それを紛らわせるた
めに飲酒やドラッグ、タバコなどに逃避してしまうと、それが中毒になります。
でも余りにショックな出来事があると、感じることがトゥーマッチになり、ツ
ルーオーラが左のわき腹からずれて出て行ったりします。そうしたときのショ
ックトリートメントとしてオレンジを使用したりします。
でも自分のフィーリングを自分自身の中に感じ、ハラにいながら、それととも
にいることができれば、そこには「満足」があります。
では、ぱりさんの「オレンジ」、お楽しみください。
尚 記
…………○…………○…………○…………
ときどき、幕あいに顔を出す、「オーラソーマ」をちょっと部外者的な立場か
ら眺めてみる【ぱりさん】シリーズです。^^;
オーラソーマのカラーローズを“全人間心理のカラーインデックス”に見立て
て、その内部的なダイナミクスを連想して楽しんでいます。
ちょっと理屈っぽいですが、常識だけでお付き合いいただければ、案外、面白
がっていただけるかもしれません。
さて、現象世界を実現する基盤の「三原色」(ブルー、イエロー、レッド)の
誕生は、後先を振り返らない無我夢中のプロセスでした。
しかし、いったん、その「三原色」で現象世界の“地取り”が確定してみると、
それは顕現世界に固有の必然と宿命を抱えた世界でした。
つまり、“永遠不動の実在”に飽きたらずに、そこから飛び出した顕現の世界
は、不動であることを許されない世界だったということです。
なぜなら、“不動”は「非顕現」の“永遠不動”と識別することができないか
らです。
「絶対の平安」を意味する“永遠不動”とは、じつは、“非顕現”を意味して
いたのです。(@_@)
しかし、「イエロー」は、
「見て、私は美しい!」
と、「絶対の平安」である“非顕現”を飛び出して、識別可能な顕現であるこ
とを望んだのでした。
顕現にとどまろうとするかぎり、変化は避けられません。
つまり、(ブルー、イエロー、レッド)の「三原色」が基盤となる生命宇宙の
創造は、“永遠の変化”を起動してしまったということです。
それは絶えざる矛盾の噴出と、その超克を運命づけられた世界でした。
それが最初に明らかになりはじめたのが、「三原色」から派生する「二次色」
誕生のプロセスです。
それは「三原色」が根元的に孕む矛盾のなかで揺れ動く疑問と反省のプロセス、
そこで新たな活路を見いだそうとする変容への期待のプロセスです。
永遠の生命を熱望する「レッド」の心理がその極点で反転した「グリーン」は、
根源の二極「ブルー」と「イエロー」のバランスを求めるエネルギーでした。
「いったい、私はどこにいるのか?」
この“見晴らしの願望”は、永遠の平和(ブルー)と個別の体験(イエロー)
という相互にまったく相容れない指向性のあいだで、思わず途方に暮れた意識
の位置とも言えます。
しかし同時にそれは、他者を受け容れ、他者と調和して、そこに新たなる調和
を見いだそうとする超克への希求でもありました。
とはいえ、ただ他者と調和するだけではどうしても収まらないエネルギーが、
思わず、“絶対の平安”(ブルー)と“地上の生存”(レッド)のエネルギー
の均衡点に目を向けたのでした。
かくて「ブルー」と「レッド」の2原色の中間領域に析出してきたのが、地上
に生きながら天国への超越を希求する「ヴァイオレット」のエネルギーでした。
「どうして、私はここにいるのか?」
どうして、なぜ私はこんな状況に身を置いているのか?
まさにそれは、
「見て、私は美しい!」
と言って絶対の安息である非顕現を飛び出した「イエロー」の意図を恨めしく
思いながらも、なおかつ個別として生きることを選び、顕現世界を“力業”で
是認しようとする人間心理の位置でした。
しかし、ご推察のとおり、「グリーン」と「ヴァイオレット」だけでは、まだ
「二次色」の心理世界は展開を終えていません。^^;
これだけでは、永遠の変化である現象世界としては、あまりにも「ブルー」へ
の帰還願望が強すぎるのです。
これだけでは、顕現世界は安定できません。
それではまるで、「イエロー」の“意図”が、そしてその“意図”の保証人と
なった「レッド」の“意志”が間違っていたかのようです。
「三原色」が基盤となって始動した生命世界には、もっとそれなりの必然性と
正当性があるはずです。
そうです。
もっともっと地上世界にグラウンディングして、この個別の体験を可能にする
地上世界の意義と目的を、大声で宣言する者の登場が期待されたのです。
かくて、あたかも「三原色」が始動した全生命世界の圧倒的な期待に応えるか
のように、最後に「イエロー」と「レッド」の均衡点に華々しく浮上してきた
のが「オレンジ」のエネルギーです。(^^)/
その「オレンジ」のメッセージを、
「みんなで、もっと創造を楽しもう!」
と表すことができるでしょうか。
そうです、多様性を許した顕現の世界を思いっきり是認できるとしたら、まさ
にこのようなメッセージこそが必要だったのです。
顕現世界は、個別の体験を望む「イエロー」の意図(欲望)によって端緒が兆
し、「レッド」の強い後押し(欲望)によって誕生したのでした。
森羅万象を育む現象世界は、個別の表現を許し、まさに多様性の存在を可能に
する世界です。
賑やかな彩りの表現を可能にする世界なのです。
そこには“ひとり”ではなく、多様な個性が、多数の個人が存在できます。
「イエロー」と「レッド」の志を受け継ぐ「オレンジ」には、親である2元色
の志をひとつの“意義”に統合するアンカーとしての責任がありました。
最後に「オレンジ」が唱いあげるメッセージによって、永遠の変化を運命づけ
られた現象世界の“意味”が確定してしまうのです。
「ブルー」の穴から響いてくる非顕現からの圧倒的な吸引力に対抗して、この
現象世界を顕現側に安定させる“大儀”がどうしても必要です。
その期待に応えて「オレンジ」が発したメッセージが、
「みんなで、もっと創造を楽しもう!」
だったというわけです。^^;
そしてこれこそが、現象世界が“永遠の変化”を通して実現し、証明しようと
しているこの世界の意味なのかもしれません。^^;
というのも、現象世界に生きる者は誰もが、この世界には意味があってほしい
と願っているからです。
この大宇宙には何かの“意味”があるはずだと思っているからです。
“永遠の変化”である現象世界全体の、それは叫びのようなものかもしれませ
ん。
だから、現象世界の全メンバーの期待に応えて「オレンジ」は、
「みんなで、もっと創造を楽しもう!」
とぶちあげたのです。(^^)/
そして個別が存在できる顕現の世界の虚構性を、一気に覆い尽くしてしまうこ
とを願ったのです。
これほど“多数”の存在たちの願いが、虚構であるわけがない。
これほど華々しく賑やかな顕現世界が、たんなる幻影であるはずがない、と。
まさに、、グラウンディングパワーを糾合できるシンボルです。
もっともっと堂々と、顕現世界の可能性を謳歌しよう!
「みんなで、もっと創造を楽しもう!」
と……。
それは、非顕現の“独存の平安”からの響きを伝える「ブルー」と拮抗して、
現象世界を顕現側に固定する“永遠の楔”となったのでした。
そして、みずから身を挺して、現象世界への“帰属と献身”のメルクマールと
なることを引き受けたのです。
この「オレンジ」のメッセージを聴いたとき、現象世界のすべての意識の位置
はそれなりに納得し、その仕上がりに合意しました。
そして、この圧倒的な現象世界の“大儀”を宣言してくれた「オレンジ」に、
全員の尊敬と感謝を捧げたのです。
自分の意識の位置からは言えないことを、「オレンジ」がみんなに代わって、
言ってくれたからです。
そして「三原色」が始動したこの“永遠の変化”を、全員が是認したのです。
しかしこのとき、この現象世界の存立の「意味」そのものを、「オレンジ」が
一身に引き受けることになったことを他の意識の位置は知りませんでした。
だから、ときとして、「オレンジ」が極端な“ショック”に晒されるらしいの
を、陽気な「オレンジ」には似合わぬことと不思議に思ってもいたのでした。
しかし、これで現象世界は一応の安定を得ました。
かくして「三原色」の3つの補色である「二次色」のメッセージが展開され、
「三原色」が孕んでいた矛盾を疑義、反省するプロセスは一巡しました。
「三原色」の“足場”だけだった顕現世界は、いまやその全骨格を現し、それ
だけ心理宇宙として安定したのです。
「オレンジ」は二つの原色(「イエロー」「レッド」)からなる二次色である
ため、「カラーローズ」では6時の位置の円として造形されます。
http://www.aura-soma.co.jp/intro/color_language/
全体への視界
独存の平和
(ブルー)
生存への違和 見晴しへの願望
超越への希求 調和と協調
(ヴァイオレット) (グリーン)
・
生命への熱情 個別への意志
欲望と安定 自尊と不安
(レッド) (イエロー)
創造への賛歌
帰属と献身
(オレンジ)
……。
また機会があったら、このあとどんなダイナミクスで二次色が生まれ、それら
がどのような人間心理を代表するのか、そんな連想を楽しませていただくかも
しれません。
いつもお断りしているとおり、これは「オーラソーマ」で認定された見解では
なく、「カラーローズ」というゲーテの素晴らしい発明に触発された、まった
く自由な立場からの連想です。
お付き合いいただき、ありがとうございました。<(_ _)>
pari 記