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巻頭エッセイ


第506f号 黒田コマラさん(13)「菩提心ボーディチッタ」

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■ 1.巻頭エッセイ:黒田コマラさんの
                 「菩提心~ボーディチッタ」 (2014,3/14)
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2月末に、イギリスのオーラソーマの本拠地であるデヴオーラで、
「ボーディチッタ(菩提心)」のコースに参加して、チベット仏教
カギュ派のラクパ・イェシェというラマ僧による、「37の菩薩の
実践」の教えに触れる機会を持ちました。

ラクパ・イェシェ僧はチベットの生まれ、9歳から僧になる決意を
して、修行を続けておられ、現在はイギリスに在住して、その教え
を説かれています。

彼はとても気さくな人柄で、ユーモアのセンスがあり、また英語が
得意でないところが、言葉を超えたコミュニケーションを開き、と
ても楽しい出会いでした。

9歳から僧として修行の道に入り、瞑想を重ね、菩薩行をされてい
る方のしっかりとしたインテンションとコミットメントに触れるこ
とで、私はすばらしいトランスミッションを受けました。

とかく日常生活のなかで、外側のことに捕らわれてしまいがちな部
分に、「かつっ~」(笑)と目覚めの一撃をもらったような感じで
しょうか。


4日間のコースのなかで、菩薩の37の実践を学ぶことで、慈愛と
いう人間が本来持っている本質を生きることを教わりました。

菩薩とは、すべての存在が光明を得るまで、何度も転生して助けを
する存在と説明されたりしますが、僧は瞑想をするだけではなく、
内側に入ることで、そこにある慈悲心という本質を世界に分かちあ
う実践をして、その修行を深めていくそうです。

それは、オーラソーマでもいうアウトワードジャーニーだけでなく、
リターンジャーニーの両方があって、完結が起こることに似ていま
す。

イクイリブリアムボトルの36番は、生命の樹で見る、最も高次の
世界(火)にある最も高次(ケテル)のボトルで、「慈悲心」とい
う名前で呼ばれています。

「人への奉仕のなかにある無条件の愛」

それが、すべてのボトルの源のエネルギーであるとすれば、私たち
が誰であるかを思いだしたとき、それぞれの表現は違えど、慈悲心
を実践していくことが、私たちの本来の目的なのかもしれません。

最近「かみさまのやくそく」という映画が自主上映されていますが、
子どもたちが、生まれてくる前の記憶を語っている映画だそうで、
そのなかで、子どもたちに「なんのために生まれてきたの?」と聞
くと、「人を助けるためだよ」と言うそうです。

特に、お母さんを助けるために生まれてくるのだそうです。


自分のなかで「慈悲心」「慈愛」を育てるには、自分が嫌う人、敵
だと思う人たち、自分を中傷する人たちに慈悲心を持つことが実践
のひとつとしてあります。

それには怒りという感情を越えていく必要があります。

自分が嫌だと思う人や、状況に慈愛の気持ちを持つには、慈悲とい
う本質を最大限に、自分のなかで深め、強くしていく必要がありま
す。

これはなかなか難しいことですが、「自分の好きなところだけでは
なく、自分が嫌いだと思う部分も愛する」こと。

それが、ピンクの愛だとオーラソーマでは学びます。

人に、世界に慈悲心を向けるには、まずは自分に対する慈愛の気持
ちが育っていないと、それは本当の意味で無理です。

その基盤から溢れだす慈愛としての実践があります。

まだまだシェアしたいことがありますが、今回はこのくらいにして、
次回の機会に続けますね。

                          Much love
                           Komala


       ………○…………○…………○………


黒田コマラ プロフィール

オーラソーマアカデミーの代表マイク・ブース氏の専属通訳を長年
務め、オーラソーマの最新情報にも詳しく、日本人のティーチャー
としても第一人者として活躍されています。
オーラソーマに限らず、カウンセリングやセラピーなどのさまざま
なトレーニングを体験し、タロット、ヌメロロジーなどにも造詣が
深く、その気さくな教え方にも人気があります。

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