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巻頭エッセイ


第846号 上野さんカフェ(20)愛を表す4つの言葉

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■ 1.巻頭エッセイ:
     上野香緒里さんのオーラソーマカフェ
  ≪古代ギリシャ哲学において愛を表す4つの言葉≫ (2018,7/25)
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毎日暑いですね。

夏バテしていませんか?

昨日は鎌倉花火でした。


風が吹いていなかったため、打ち上げられる花火が煙の
中に隠れてしまい、せっかく打ち上げられた花火が見え
ない、もったいない花火大会となりました。

終わったあと、
「せっかくの花火があまり見れなくて残念だったネェ」
って話していたら、
「目をつむって花火を見ていたら、キレイだった」って
言った人がいました。

「なるほど、そういう手があったのか!」

つい外側を見て、
思い通りにならないと不満を漏らしてしまうマインド。

瞑想すれば、
そんな中にもキレイな花火が見えるのですね。

オーラソーマも、外側の美しさだけではなく、
外側には見えない、内側の美しさに気付かさせてくれる
ものです。

内側の美しさとはなんでしょう?

それは、あなたの本質として持っているものです。

オーラソーマをひとことで言うと自分をケアし、
愛するためのプロダクト、と言えそうです。

では、その愛ってなんでしょう?

愛もあなたがすでに内側に持っている本質の一つです。

そのことを深く哲学してみるっていうことも、
オーラソーマの理解を深める助けになりますね。


それでは、上野香緒里さんのオーラソーマカフェ
≪古代ギリシャ哲学において愛を表す4つの言葉≫を、
どうぞお読みください。

それでは、今日もすてきな一日を!
Have a nice day.

尚 記

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こんにちは、東京・アマーリエのティーチャー
上野香緒里です。

私は現在サロン&スクール業と平行して、
某大学で西洋哲学を勉強中。

西洋哲学の発祥は古代ギリシャと言われています。

ソクラテス・プラトン・アリストテレスなど、
誰でも名前を知っている古代の哲学者達は
皆ギリシャ人でした。

日本の弥生時代には
ギリシャ人はすでに国家を作っていたわけですが、
社会システムだけでなく思想的にも、
まだキリスト教が生まれていないこの時代に、
「世界とはなにか」「人間とはなにか」について
現代にも通じる論理的思考や哲学的思想が生まれ、
発達しました。

そんなギリシャ人は、
「愛」についても深い洞察を持っていたようで、
それは言葉に表れています。

ギリシャ語には「愛」を表す言葉だけで
少なくとも4種類ありました。

それぞれが表す意味はもちろん違いますので、
ギリシャ人は愛のさまざまな在り方を
はっきりと認識していたのでしょう。

愛を表す4つの言葉とは以下のようになります。


【Eros エロス】

この言葉は今もよく使われますね。

ギリシャ神話における
愛と美の女神アフロディテの息子の名であり、
恋愛をつかさどる神の名でもあります。

互いを求める強い欲望を伴った愛、
「性愛」を伴うようなロマンティックな愛を表します。


【Philia フィリア】

友情のような性愛を伴わない愛のことを表します。

「友愛」と表現されることが多く、
そこには信頼や時に厳しく
お互いを高めあうような思いやりの質があります。


【Storge ストルゲー】

親兄弟のような、
主に血縁関係のなかに生まれる愛情のことを表します。

「家族愛」とも言われます。

エロスやフィリアのように
他者との関係性のなかで生まれ、

ある程度自分の意志で育むことができる愛というよりも
生まれたときからすでにある関係性のなかでの愛という、
内向的な傾向がある愛とも言えるでしょう。


【Agape アガペ】

人間同士の関係性を超えた、
神から与えられる「神の無償の愛」を表します。

生まれたときからすでにあるという点で
ストルゲー(家族愛)と似ている質もありますが、
個人を超えてすべての人に等しく与えられる
より普遍的で不変的な愛と言えるでしょう。


エロスとフィリアは
他者とのつながりにおける「愛」

ストルゲーとアガペは
より内的な繋がりのなかの「愛」と言えるでしょう。


ただ、エロスについては、
ギリシャ時代には性愛よりも
もっと形而上的な意味がありました。

性愛や恋愛の意味に使われはじめたのは
ローマ時代になってからという説もあります。

プラトンが説いたエロスの概念は、
人間が肉体的な愛からはじまり、
魂を浄化させながら
より真実で善なる神へ近づいていきたいという
魂の憧れである神へ向かう愛のことでした。

つまり、エロスは地上的(肉体的・人間的)な愛が
神へ向かおうとする「上昇する愛」

アガペは神から人間界へ惜しみなく注がれる「下降する愛」

こうして、このふたつの愛は対比できるものなのです。

私は、エロスの上昇する愛と
アガペの下降する愛は、

オーラソーマで言うアウトワードジャーニーと
リターンジャーニーのようだと考えています。

カバラの生命の木を登り
魂を成長させる(アウトワード)ことと、

木を降り、魂をグランディング(リターン)させること。

どちらであっても木の幹や枝には「愛」が流れていて、
愛によって成り立っているということなのだとしたら
すばらしいし、とっても勇気づけられる気がしますね。


(※こちらで画像とともに掲載をしています。
 https://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-12392888230.html

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上野香緒里 プロフィール

オーラソーマスクール&サロン「アマーリエ」代表
英国公認オーラソーマティーチャー/レベル3(上級)
リコネクションプラクティショナ−/レベル1・2・3
奇跡のコーススタディティーチャー
コズミックダイアリー(13の月の暦)講師
ユニオミスティオイルセラピスト、レイキヒーラー

HP:http://www.amarlie.com
FaceBook:https://www.facebook.com/amarlie.co.jp
Teacher Blog:http://ameblo.jp/amarlie-kaori/
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