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巻頭エッセイ


第566w号 鮎沢さん(40)「季節の色17」:苺色

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■ 1.巻頭エッセイ:
     鮎沢玲子さんの季節で楽しむ日本の色 Vol.17
                   ≪【苺色】いちごいろ≫ (2015,5/6)
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苺色って、どんな色かと思って見てみたところ、たしかに日本で苺
を見てイメージする赤い色とは違い、どちらかといえばイチジクに
近い色でした
http://irocore.com/ichigo-iro/

日本古来の色ではなく、オランダ苺なのですね。

サクランボも、日本ではオレンジ色や赤いサクランボをイメージし
ますが、最近の海外から来るサクランボは、この苺色に似ています
ね。

「マスターズタッチ」の著者、サガプリヤがフランスの山のなかに
住んでいたころに遊びに行ったところ、彼のパートナーが養蜂をし
ていて、その蜂蜜作りの現場を見せてもらったことがあります。

そこには苺色のサクランボが鈴なりになっていて、木から直接もい
で食べるサクランボは、今までのどんなサクランボよりもおいしか
った思い出があります。

そのとき、ついでに蜂にも刺されたので、その痛みとともに、おい
しかったサクランボの味は今でも忘れられません。

今日でゴールデンウィークもおしまい。

悔いのないゴールデンウィークでしたでしょうか?

「ハートからのカウンセリング」コースのラハシャ博士を、今朝、
羽田国際空港まで見送りに行ってきました。

やっと休みだ! と思っていて、あやうくメルマガ発行の日を忘れ
るところでした。

それでは、鮎沢玲子さんの季節で楽しむ日本の色 Vol.17≪【苺色】
いちごいろ≫を、どうぞお楽しみください。

今日も素敵な一日を。
Have a nice day.

                           尚 記


       ………○…………○…………○………


≪【苺色】いちごいろ≫

私が住んでいる栃木県は、全国有数の苺の産地です。

今の季節は苺のシーズン真っ盛り。産地だけあって、安いうえに新
鮮なものが手に入り、毎日のように苺を食べています。

よく熟した小粒の苺を、たくさん買い込んでジャムを煮たり、ここ
数年では、話題の酵素ドリンクを作ったりもしています。

今回、取りあげるのは「苺色」

少し紫みをおびた赤色なのですが、それホントに苺の色? と思わ
れるかもしれません。

実は、いま私たちが苺と呼んでいるものは、江戸時代末期に渡来し
たオランダイチゴのことで、それ以前の日本では、木苺のことをさ
していました。

ですから真っ赤な色ではなく、少しくすんだ紫みのある赤色なので
す。


ところでキリスト教では、聖母マリアと苺はつながりがあります。

5月は「聖母の月」として1か月間お祝いをし、「聖母の訪問」と
いう祝日があります。

5月は、その年最初の果物である苺が実る(この場合はオランダイ
チゴかもしれませんが)時期です。

赤い実は、キリストと同様にマリアの愛、受難や殉教を思い起こさ
せます。

苺の小さな種は、一粒一粒が涙の形をしていて、マリアの涙を表し
ているとも。

聖母マリアの衣装には、苺の模様が付けられていることが多いそう
ですが、こんな理由からだったのですね。

苺という漢字は、草冠(くさかんむり)に母と書きますが、それも
また、聖母マリアと苺の関係を連想させて、なんだか不思議。


実際、漢字の由来を調べてみたら、こんなことがわかりました。

苺は子株を次々と生みだすことから、草冠に母の字をあてたようで
す。

苺苺は「ばいばい」または「まいまい」と読み、植物がどんどん増
えてはびこるさまを表しているとのこと。

植物もまた「母は強し」なのですね。

オーラソーマの色の言語である、レッドの「生命力」や「エネルギ
ー」に通じます。


今年は5月6日から、日本の旧暦の二十四節気「立夏」に入ります。

文字通り、次第に夏らしい日が多くなります。

水を張った田圃からは、蛙の鳴き声が一斉に聞こえてきます。

そういえば「母の日」ももうすぐですね。

今年は赤いカーネーションではなく、大粒の高級な苺を贈ろうかと
思います。

「草冠の母」にちなんで。

(※こちらで画像とともに掲載をしています。
 http://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-12022609608.html


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鮎沢玲子(あゆさわ れいこ) プロフィール

有限会社「カラーズガーデン」代表。
英国オーラソーマ社公認ティーチャー。
栃木県宇都宮市生まれ 生家は染物屋を営む。
中学校美術教師を経て、インテリアコーディネータとして14年間
住宅メーカーに勤務。
2002年よりオーラソーマ・プラクティショナーとして独立開業。
2006年より公認ティーチャーとして活動中。
http://ameblo.jp/aurasoma-c-garden/


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