第184号 「引き寄せの法則」とオーラソーマ(2)
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■ 1.「引き寄せの法則」とオーラソーマ その2
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昨年、「ザ・シークレット」という本(ロンダ・バーン 角川書店)とDVDが
海外でも一大ブームになりました。
「ザ・シークレット」というのは、人生の幸せや健康、富など、なんでも手に
入れることのできる「秘密」のことを言います。
しかもその秘密は歴史上の多くの偉人たちは、その「秘密」を知っていたがゆ
えに偉人となり、成功をおさめることのできたというのです。
そしてその「秘密」は、ヒンズー教や仏教、キリスト教、ユダヤ教、イスラム
教などの宗教や、エジプトなどの錬金術の伝統でも書物や物語として伝えられ
ているというのです。
では、その「秘密」とは何なのでしょう?
そんな秘密が手に入るんだったら、是非手に入れたいものだとつい思ってしま
いますよね。
それは、この本によると、「引き寄せの法則」だというんですね。
そしてそれが宇宙の法則だというのです。
簡単に言えば「引き寄せの法則」というのは「類は友を呼ぶ」というようなこ
となのですが、それは物理学の言葉で言うと波動の法則でもあります。
つまりこの世のすべてはエネルギーであり、そのエネルギーは振動し、その振
動には周波数があり、同じ周波数のものが引き寄せあう、ということなのです。
現在物理学の最先端、素粒子論の超ひも理論によると、素粒子もさまざまな振
動でできているということであり、物質はもとより、肉体、心や意識でさえ振
動しており、波動であると考えられているのです。
その「引き寄せの原則」によれば、「思いは実現する」というのは、その波動
の法則によるわけなのです。
一般に、波動には4つの性質があるとされています。
一つは、同じ波動は引き合うという法則。
類は友を呼ぶ、というのはこの性質ですね。
二つ目は、違う波動は干渉しあってはねつけるという法則。
なんとなくうまがあわない、というのはこれになるかと思います。
三つ目は、自分の出した波動は自分に戻ってくるという法則。
他人に親切にすれば、自分に返ってくるし、悪いことをすればそれも自分に返
ってきます。ただ、これは、その相手から返ってくるとは限りません。思わぬ
ときに、思わぬところから返ってきたりもするんですね。つまり、愛した相手
の人から愛されるとは限りませんが、でもどこかから、その愛は戻ってくると
いうことでもありますね。
四つ目は、優位の波動が劣位の波動をコントロールできる、というのがありま
す。
最高の優位の波動は、無我の境地、宇宙と一体となった境地です。あるいは、
愛こそが宇宙の最強のパワーを持つということで、愛の波動がすべてに勝ると
もいえます。
前回、自分は何を引き寄せているかは、今の自分の現状を見れば、それが自分
のこれまでの意識の鏡であり、自分が何を引き寄せているかがわかる、いうこ
とをお話ししました。
言ってみれば、人間は放送局のようなもので、あなたの思いが波動となり、そ
の波動の周波数に合ったものを引き寄せている、磁石のようなものだといえる
でしょう。
ここで気をつけなければいけないのは、自分が欲しいと思ったことだけでなく、
欲しくない、いやだと思ったこと、抵抗しているようなことでも、そのことで
かえってその抵抗することに意識の焦点を当ててしまうことになるので、その
いやだと思うことや抵抗していることを自分の意図とは逆に引き寄せてしまう。
ということです。
例えば、心配すればするほど、その心配事が現実になってしまうということで
す。
抵抗するほどに避けようとする映像にエネルギーやパワーを注ぎ込んでしまう
ので、それらをもっと引き寄せてしまうことになってしまいます。
例えば、自転車に乗っていて、行く手にある穴を避けようと思えば思うほど、
その穴に意識がいってしい、その穴に落ちてしまうというようなものです。
また意識的に思っていることだけでなく、無意識に、潜在意識で思っているこ
とも引き寄せたりもしているということでもありますね。
しかも、それは現世だけの行為や思いだけではなく、過去生、先祖の思いなど
も影響するという説もあるぐらいなので大変です。
でも、そこまで言われてしまうと、そういう無意識や潜在意識、過去生まで自
分にはどうしようもないわよ! と思うかもしれません。
実は、そういうことも含めて、ただちにすべての意識を転換する、簡単ですば
らしい方法があるのです。
それは、とてもシンプルなんですが、とても強力です。
それは、「今あることのすべてに感謝すること」ということなんです。
「今あること」のなかに、「すべて感謝」できることを発見し始めると、その
感謝することが、ますます引き寄せられてくるわけなんですね。
それは人間関係でも同じで、相手の欠点やいやなところを非難していると、そ
ういう人をますます自分に引き付けることになるでしょうし、その人の長所や
感謝すべき点に意識の焦点を当てていくと、そういうふうになってくるような
のです。
ですから、否定的なことに焦点を当てるのではなく、自分の注意とエネルギー
を本当に自分が望む、宇宙の法則にかなうもの、愛や信頼、調和、喜び、至福、
豊かさ、自由、笑い、健康、幸福、成長、美、真理、平和などに意識をあわせ
るようにしていけばいいのです。
そしてこの「引き寄せの法則」のきわめつけは、宇宙の意識は一つであり、私
たちはその一つの宇宙の意識の中に存在し、私たちが宇宙の意識であり、私た
ちの意識がその創造の源だというのです。
この考え方は、江戸時代に生きた弁栄聖者(米粒に般若心経を書くなど常人に
はまねのできない様々な不思議をしたことでも有名)が、「この宇宙は一大心
霊でできており、その一大心霊が自己を客観視するために人間を創った」とい
うことを言ったのと不思議と一致しているのは、偶然にしてはできすぎている
感じがします。
そして、今や量子力学や量子宇宙学が同じ結論に達しつつあるというのも面白
いですね。
この、私たちは一つだという観点から見ると、他人に否定的な思いを抱いたと
きには、その思いが自分に戻ってきて、自分を害することにもなるという原理
が理解できますね。
そして否定的な思考はすべて恐れに基づいていて、その恐れは分離の思考、自
分が他の人から切り離された存在だと思うことから来ています。
それは自分というのもは、宇宙とは切り離された存在だという、エゴから生じ
ているものなのです。
競争もこの分離の思考の一つであり、不足しているという精神的な恐怖から来
ています。
資本主義の原理は、このエゴの原理に基づいているということができますね。
しかし私たちは無限の宇宙の意識であり、宇宙の創造物であり、私たちはその
宇宙の意識と同じであるとするならば、私たち自身が愛であり、創造主と同じ
意識を持っているということにもなってきます。
そうすると共存共生、調和、融合の思想になっていきます。
なんとも壮大な話になってしまいましたが、この「ザ・シークレット」による
と、それが意識のあり方の原理でもあるようです。
オーラソーマのイクイリブリアムボトルが「意識の鍵」だということの背景に
は、このような意識の法則があることを知っておいてください。
このような意識の法則を知っておくことで、オーラソーマの理解も深まってい
きます。
オーラソーマは生きているエネルギーだという背景には、人間はエネルギーで
できているという見方があり、チャクラやオーラなどは、古代からの人間をエ
ネルギーシステムと見る伝統からきています。
オーラソーマは、この「引き寄せの法則」の考えと同じ考えによって、人間の
エネルギー体であるエネルギーのバランスを整えようとするものなのです。
そしてオーラソーマは、その人間のエネルギーシステムとしての意識のさまざ
まな側面が、それらの美しいボトルとなって、美しい物語となって展開されて
いるのです。
0番のディープマゼンタは「見えない意識」の世界であり、すべての意識の潜
在的可能性を秘めています。
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そしてその目に見えない意識が、「大いなる意識」のブルーとなって現れて、
1番と2番のボトルとなって展開されていきます。
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そして大いなる意識はハートのグリーンである3番のボトルを経て、
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「自我の意識」「自己の意識」であるイエローとゴールドの4番のボトルとな
り、
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ついに意識は肉体を持つに至り、5番と6番のボトルになっていきます。
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そしてその肉体を持った意識と魂の物語がその後の色とりどりのボトルに反映
されていくわけなのです。
尚 記