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巻頭エッセイ


第895号 鮎沢さん(89)「季節の色65」:黄櫨染

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■ 1.巻頭エッセイ:
   鮎沢玲子さんの季節で楽しむ日本の色 Vol.65
             ≪【黄櫨染】こうろぜん≫ (2019,5/1)
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いよいよ今日から令和の時代となりますね。

昭和生まれで、平成の時代を経て、令和の時代となるわ
けで、3つの時代を生きることになります。

これからの時代をどう生きるのか、ということについて
考えてみたいと思います。

現実的な世界では、皇太子が第126代天皇に即位され、
30年余り続いた「平成」が終わり、「令和」に同日改
元されました。

そして5月1日、皇居・宮殿で皇位継承に伴う国事行為
「剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀」と「即位
後朝見(ちょうけん)の儀」が催されます。

では、スピリチュアル(精神的)な世界では、どういう
時代になるのでしょう?

漢字の意味から紐解いてみたいと思います。

令というのは律令などの法令という意味があり、命令、
勅令、法律、規則、教えという意味があります。

同時に令という言葉の響きは霊という字と通じるものが
あり、令の字は零(ゼロ)、鈴、玲という字に使われて
います。

鈴は風鈴などのように中は空で、小さな玉や石が入れて
音を鳴らす「すず」。

玲は、よく名前などにも使われていますが、玉や金属が
ふれ合って鳴る美しい音、透き通るように美しい様子を
意味します。

そこでの「令」は「清らかに澄んだ」状態を指し、「王」
は「玉」の意味で「清らかに澄んだ玉」の意味があると
言われています。

王様の「王」に命令の「令」で玲となります。

そして、和は平和の和であり調和の和を表します。

令和の英訳として、「ビューティフル ハーモニー」と
報じた海外の新聞があるようですが、美しい翻訳だなぁ
と思いました。

美しい調和の響き、純粋で清らかな鈴の音のような響き
で和合するような時代を表す、というようにも思えます。

戦争やテロや不和の時代から、美しい響きを生み出すよ
うな、そんな日本、そんな世界になっていけばいいです
よね。

この意味についての続きは、ブログでも、もう少し考察
したいと思います。
https://oshoartunity.com/blog/archives/15705


それでは、鮎沢玲子さんの季節で楽しむ日本の色 Vol.65
≪【黄櫨染】こうろぜん≫を、どうぞお楽しみください。

それでは、今日もすてきな一日を!
Have a nice day!

尚 記


    ………○…………○…………○………

実は以前から、この色を取り上げる日を心待ちにしていました。

そのときが、ついにやってきました。

しかも、新しい元号「令和」がスタートする
この日に配信されるなんて、
どれほど幸運な巡り合わせでしょうか。

天の采配に心から感謝します。

黄櫨染とは、天皇だけが着ることができる、
いわゆる「禁色」です。

平安前期の820年に嵯峨天皇が定めてから
現在までずっと守られてきました。

天皇が儀式のときに着用する「袍」(ほう)の色が、
この黄櫨染なのです。

平成2年11月に伊勢神宮で行われた天皇即位の儀で、
平成天皇は黄櫨染の御袍(ごほう)をお召しになり、
儀式用の馬車に乗って参道を進まれました。

私は最近になって、その映像をテレビで観たのですが、
書物では知っていても「あぁ、ほんとうなのだ」と思い、
感慨深かったです。

黄櫨染は、櫨(はぜ)の木から採った黄色と、
蘇芳(すおう)の赤を重ねて染めた黄色みのある赤です。

強い橙色と言ってもいいかもしれません。

嵯峨天皇がこの色を定めた820年から、
およそ100年後に編纂された「延喜式」には、
その染め方が記されています。

しかし実際の色には諸説あり、複雑で微妙な色合いのため、
はっきりとどの色が黄櫨染であるとは言えないようです。

ただ、光線の当たり具合で色の見え方が変わる、
複雑で微妙な色合いだということです。

去る4月18日、平成天皇・皇后両陛下は退位を報告される
儀式のため、伊勢神宮に参拝されました。

そのときの陛下の服装は黒のモーニング。
美智子皇后さまは白の洋装でした。

馬車は使わず、普通に宮内庁のお車での移動でした。

退位にともなうこの儀式に関しては、
陛下のお気持ちによって決められたと聞いています。

なにか粛々と、あえて目立つこともなしに儀式に臨まれた、
そこに陛下の奥ゆかしいお人柄を感じました。

この伊勢神宮参拝が、
天皇・皇后両陛下にとって最後の地方訪問となりました。

伊勢神宮近くの沿道には多くの人々が、
両陛下の姿をひと目見ようと朝早くから並んでいたと言います。

きっとこの後、令和天皇即位の儀でも
黄櫨染の御袍をお召しになるはず。

繰り返しになりますが、
天皇の儀式のときだけに許された衣の色です。

そう考えると一生にそう何度も出会えるものではないのです。

時代の節目にだけ出会える「特別な色」が存在する・・・
かなりすてきなことだと思いませんか。

ありがとう平成。さようなら平成。

今日からはじまる新しい時代「令和」には、
どんな出来事が待っているのでしょう。

より明るく平和な未来になるよう願わずにはいられません。

(※こちらで画像とともに掲載をしています。
 https://aura-soma.jp/blog/archives/43627


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鮎沢玲子(あゆさわ れいこ) プロフィール

有限会社「カラーズガーデン」代表。
英国オーラソーマ社公認ティーチャー。
栃木県宇都宮市生まれ 生家は染物屋を営む。
中学校美術教師を経て、インテリアコーディネーター
として14年間住宅メーカーに勤務。
2002年よりオーラソーマ・プラクティショナー
として独立開業。
2006年より公認ティーチャーとして活動中。
http://ameblo.jp/aurasoma-c-garden/


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