第452号 柏村さん(30)「命から命へ:言葉…」(2)
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■ 1.柏村かおりさんの
「オーラソーマ いのち から いのちへ」その2
「言葉を持たない存在との対話」 (2012,2/27)
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オーラソーマは、いのちの架け橋。
この世は人間や動物、植物などのいのちとともに、それらを守るス
ピリット、妖精やより高い波長の存在として天使などのいのちもあ
ります。
オーラソーマは、そういう存在との架け橋ともなってくれます。
その最も端的なオーラソーマのイクイリブリアムボトルは、52番
のペールイエローです。
51番は「クツミ」という名前がついています。
http://www.aura-soma.co.jp/products/equi/B051.html
クツミは、アッシジの聖フランチェスコが小鳥や動物たちと話がで
きたように、自然界との対話を助けるボトル、ないしクイントエッ
センスとして有名です。
イエローが人間の色だとすると、その人間というのは、天の天使と
大地の妖精のコミュニケーションをつなぐ架け橋として存在するの
だという考えです。
最近AEOSで発売されたフレグランスポットでは、このクツミに
対応する香りには「デヴァエンジェルコミュニケーション」という
名前がついています。
デヴァ(妖精)とエンジェル(天使)とのコミュニケーション、と
いう意味でもあります。
http://artbeing.com/aura-soma/aeos/fragrancepot/A46.html
http://artbeing.com/aura-soma/aeos/fragrancepot/
ちなみに、オーラソーマでは「クツミ」と呼んでいますが、神智学
ではクートフーミ(Kuthumi,Koot Hoomi)というふうに言われていま
す。
クートフーミは神智学では「古代の知恵の大使」と言われ、人類が
高いレベルへの意識に進化していくことを助けてくれている、高次
のレベルに存在するマスターとされています。
神智学の大御所であるヘレナ・ブラバッキーの「シークレット・ド
クトリン」という分厚い本がありますが、この著書はクートフーミ
の助けによって書かれたともされています。
そのクツミのクイントエッセンスを使ったときのお話が、今回の柏
村かおりさんの「オーラソーマ いのち から いのちへ」その2
「言葉を持たない存在との対話」です。
どうぞ、お楽しみください。
尚 記
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「言葉を持たない存在との対話」
オーラソーマのボトルには、マスターボトルと呼ばれるグループが
あります。
ペールカラーの輝きが印象的なB50~B64までのボトルたちで
す。
マスターという言葉自体、最近はよく使われるものの、一般的には
馴染みのない人も多いかと思います。
日本で多いのは、喫茶店のオーナーをマスターと呼んだり、あるい
は大工の棟梁を親方などと呼ぶことがありますが、本来は棟梁もマ
スターですね。
その言葉どおり、それぞれの分野を極めた人、すなわちマスターし
た人という捉え方でいいと思いますが、オーラソーマのボトルのマ
スターたちは、いうならば個を超越し、魂を磨き上げたマスターと
いう感じでしょうか。
そういうと、とても遠い存在のように感じますが、特にB50~
B56までのボトルは、アセンデッドマスターの名前がついたボト
ルで、かつては私たちのように肉体を持って何度も転生し、それぞ
れの人生というものを生きて、同じように悩み苦しみ、喜びを感じ
た存在たちの名前で呼ばれています。
さらにそれは、ボトルやクイントエッセンスの色と、内在的なつな
がりを持っています。
同時に、マスターボトルやクイントエッセンスは、すでに私たちの
内側にも存在している同様のエネルギーを、目覚めさせる手助けを
してくれます。
今回はなかでも、クツミと呼ばれているペールイエローの色と繋が
りを持っているマスターとの体験をご紹介しようと思います。
クツミは、かつてはインドのカシミール地方の偉大なる師として、
人生の多くの時間をチベットで過ごしたと言われています。
クツミの発音は「come to me」(私のところへ来なさい)という風
にも聞こえ、自分の弟子の繰り返される過ちを何度も許しつづけ、
「私のところへ来なさい」と受け入れたというクツミそのものを表
しているようにも思います。
また彼は古代ギリシャの哲学者であり、数学者でもあったピタゴラ
スや中世のヨーロッパでアッシジの聖フランチェスコとしても転生
したと信じられています。
そんなことからも、数字を扱っている人や数字に弱い人、あるいは
数秘を学ぶときなどにはクツミとのワークがおすすめです。
また、とてもポピュラーなメッセージのなかに、「二方向のコミュ
ニケーション」というものがあり、それは私たちが存在することの
真の意味を想い起こさせます。
二方向のコミュニケーションとは天界と地上界を繋ぐ、つまり天使
とディーバを繋ぐコミュニケーション。
天使とディーバは直接コミュニケーションをとることができず、そ
のコミュケーションを繋ぐメッセンジャーとして人間が存在してい
るというのです。
その意味を感じられる体験がありました。
あるとき、自分のお店で店番をしていた私の足元に、野生の美しい
鳥が歩いて近づいてきたことがありました。
どうやら、開いていた扉から迷いこんできたようでしたが、怖がる
様子もなく、大きな瞳でじっと私を見つめて佇んでいました。
その瞳はとても力強く、それでいて疑うことを知らない子供のよう
に澄んでいて、愛くるしさに溢れていました。
私は思わず、「迷い込んで来ちゃったの?」と話しかけていました。
すると、背後から「あら、飛べないのね、この鳥! 自然界で飛べ
ないのは致命的。かわいそうに。外敵に食べられてしまうのよ」
お隣のお店のかたが、気がついて私にそう教えてくれました。
歩いて来たことと飛べないことが繋がらなかった私は、彼女の「飛
べない鳥は外敵に食べられてしまうのよ」という言葉に驚き、一体
どうしたらいいのか、すがるように聞き返していました。
彼女はあっさりと、「仕方ないわね。私が引き取るわ。もともと家
に鳥を飼っているから一匹も二匹も一緒だし。入れて帰れそうな箱
を探して、仕事が終わったら私が連れて帰るから大丈夫よ」と迷い
もなく言いました。
私はその彼女の愛に満ちた即断に、何度もお礼を言いました。
そしてふと、鳥の方へ目をやると、いつも間にかお店の外の木のベ
ンチの下でじっと私を見つめていました。
私は、彼女が帰るまで、この鳥が歩いてどこかに行ってしまうので
はないかと思い、とっさに、クツミのクイントエッセンスを自分に
施し、ベンチの下で少し丸くなって佇んでいる鳥に近づいていきま
した。
その鳥は小さいながらも、じっと私の目を見つめ返し、とても毅然
としていて、「私の話が分かるに違いない」と確信させました。
そして、私はその無垢な瞳を見つめながら、ゆっくりと話しかけま
した。
「あの人があなたを連れて帰ってくれるって。よかったね! だか
らここでじっとしていてね。どこにも行かないでね!」
その賢さと力強さを備えた瞳は、私が話しおえるまで私からそらさ
れることはなく、静かに私の言葉を受け取っているように感じまし
た。
ところがしばらくすると、クルッと後ろに向き直り、私に背中を向
けてトコトコと歩きはじめました。
「あ、待って!」と思わず声が出たものの、その迷いない後ろ姿を
みたときに、自然界の存在からのメッセージを聞いたように思いま
した。
この鳥は、最初から自由にしていたかったのでしょう。
飛べないから気の毒で、外敵に攻撃されたらかわいそうだから、人
から食事を与えてもらい、籠のなかで生きていく方が幸せで平和的
だと私は勝手に思い込んで、決めつけて、結果的には、自然界の動
物をコントロールしようとしていた。
そんなことにふと、気付かされました。
あとからわかったことですが、その鳥の存在に気がついた周囲の方
々が、これまでずっと見守りつづけてきていたということ。
そして、その日以来、その鳥の姿を見る人はいませんでした。
守護天使は、ときに動物や昆虫、植物として存在し、私たちにさま
ざまなことを教えてくれているそうです。
あの鳥は私たちに多くのことを教えてやってきてくれたのでした。
本来、天からのメッセージを私たち人間が、動物や植物、そして大
地に伝えていくはずですが、人は、自然界の声を聞くことからいつ
しか遠のいてしまい、自然環境や動植物、地球に対してもたくさん
傷つけて来てしまったことでしょう。
エゴのために利用しようとしたり、利益を得るために使ったり。
でも、いつだって地球をはじめ、あらゆる存在たちは、間違いを犯
しながら学び続ける私たちに、限界まで愛を送りつづけ、見守りつ
づけ、時にはいきすぎてしまう私たちにメッセージを送ってくれて
います。
まさしく、そこにクツミの存在を感じます。
言葉を持たない存在との対話を助けてくれるクツミ。
言葉は、魂を宿し、インスピレーションで繋がれなくなってしまっ
た私たちにとっては、気持ちや状況を伝える大切なものですが、そ
の言葉を持たない存在たちの魂は真に純粋で汚れない美しい光その
ものです。
大地も空も海も、動物も、植物も、赤ちゃんも。
クツミはホワイトブラザーフッドのメンバーでもあり、私たち人間
の意識の進化を助けてくれています。
イエローは個の色でもあり、エゴの色でもあります。
同時に気づきの光でもあり、私たちが平和を通して自意識から明晰
に自己認識へと成長していけるように助けてくれます。
自分がベストだと思うものが必ずしも、相手にとってはベストとは
限らない。
もちろん、その背景に存在しているのは、愛であることも事実なの
ですが、愛という名のコントロールを私たちはしばしばおこなって
いるのかもしれません。
逆に、言葉の存在しないところで、状況や相手の必要性を汲み取っ
てあげられるような能力も、クツミはサポートしてくれるのでしょ
う。
大切に育てている植物や動物の元気がない、赤ちゃんがなにを訴え
て泣いているのかわからない、そんなときにも、きっとクツミにア
クセスしてみたら、メッセージが聞こえてくるかもしれませんね。
かしむらかおり 記
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柏村 かおり プロフィール
(株)カラフルK 代表取締役
イメージコンサルタント
カラープランナー
英国オーラソーマ社公認カラーセラピスト・ティーチャー
AFT1級色彩コーディネーター
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