第297号 【パリさん】:カラーローズ—色の配置を覚え
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■ 1.【ぱりさんのオーラソーマ】:カラーローズ──色の配置を覚えよう
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オーラソーマボトルのメッセージは、色の言語を理解することがその基礎とな
ります。
カラーローズは、その色の言語を図解したもので、このカラーローズの仕組み
を理解することで、色の言語の構造からそのメッセージを読み解いていくこと
が可能になっていきます。
カラーローズとは、ここにある12色の色の配列のことを言います。
http://aura-soma.co.jp/intro/color_language/
まずブルーの青空に「大いなる意志」があり、その青空にイエローの太陽が昇
り、人間の自我の目覚めが生じます。その自我が核となって個性化が起こりま
す。自我からの「小さな意志」がそこに目覚めます。
そして、その個人が自分の意志、欲望を実現するものとしてレッドの「行動」
を起こし、物事を「実現していく」というプロセスがあります。
「大いなる意志」と「小さな意志」との間にはグリーンのハートがあります。
ハートでは、その二つの意志の「バランス」と「調和」を保ち、「方向性」を
見いだす「スペース」を提供します。
イエローの自我が目覚めると共に、知性が生じます。ものを考える力です。考
えるだけでは行動(レッド)に移せません。そこには動機となる情念、感情が
必要になります。情熱(レッド)とイエローが混ざり合うことで、オレンジ
(感情、満足)が生まれてきます。
また、赤ん坊(レッド)が自我(イエロー)を主張し、自立する前には依存
(オレンジ)のプロセスを経ていくことになります。
というような具合に、それぞれの3原色(ブルー、イエロー、レッド)のキー
ワードと、その二つを合わせた第2の色(グリーン、オレンジ、ヴァイオレッ
ト)の形成とプロセスには、色の言語の流れによって、それらの意味も生まれ
てきます。
また、それらの色のエネルギーは、チャクラの色によって理解していくことが
できます。
そのチャクラの色とエネルギーとの相関関係を図解したものが、このチャクラ
マンです。
http://aura-soma.co.jp/intro/subtleanatomy.html
カラーローズの色の言語と、このチャクラマンの色のエネルギーの意味を理解
することで、オーラソーマの色についての理解のほとんどをカヴァーすること
ができます。
これに加えて、オーラソーマのサトルアナトミーがあります。
http://aura-soma.co.jp/intro/subtleanatomy.html
(チャクラマンの下の図)
これはオーラソーマ特有の概念、ソウルスター、インカーネショナルスター、
アーススターというヴィジョン。(青写真)“ソウルスター”から個人として
自立していく個性化のプロセスを経て“インカーネショナルスター”、実際の
自分の人生の中で行動し、実現していく“アーススター”というエネルギーの
流れを表しています。
これらの「カラーローズ」「チャクラマン」「オーラソーマサトルアナトミー」
が、オーラソーマの三種の神器だといえます。
ですから、今回のぱりさんのカラーローズが頭に入れば、オーラソーマの理解
はとてもスムーズになっていくでしょう。
では、ぱりさんのカラーローズ、お楽しみください。
尚 記
…………○…………○…………○…………
ときどき、幕あいに顔を出す、「オーラソーマ」をちょっと部外者的な立場か
ら眺めてみる【ぱりさん】シリーズです。^^;
オーラソーマのカラーローズを“全人間心理のカラーインデックス”に見立て
て、その内部的なダイナミクスを連想して楽しんでいます。
ちょっと理屈っぽいですが、常識だけでお付き合いいただければ、案外、面白
がっていただけるかもしれません。
これまで「カラーローズ」を、人間心理の“元型”“酵母の種”の誕生物語と
して眺めてきました。
そして最初の「ブルー」から最後の「クリアー」まで一通り眺め終わりました。
特に最後のあたりは理屈っぽすぎて、みなさんの顰蹙(ひんしゅく)を買った
のではないかと、ちょっと反省しています。(^^;)
それで今回は「閑話休題」とでも言いますか、そのお詫びをかねて、理屈いっ
さいなしの、じつに“役立つ”内容にさせていただきます。(*^_^*)
もっとも、オーラソーマのことは最近知ったばかり、といった方にしか役には
立たないと思いますが。^^;;
わたしはどういう縁なのか、この「オーラソーマ」というものを日本に紹介す
るサイトには当初から関わっていました。
しかも「オーラソーマ」自体はまったく知らずに……です。(^^;)
そういう変わった経緯だったので、わたし自身は「カラーローズ」の色の配置
など……最初のうちしばらくの間はまったく知りませんでした。
「カラーローズ」の色の配置は、コマラ・ローデ先生の「レベル1」を受講し
たころに覚えたような気がします。
なので、まだ「オーラソーマ」の“資格講座”を受講したことのない方は、
「カラーローズ」の色の配置をまだご存知ないだろうと想像します。
『オーラソーマ通信』は、「オーラソーマ」に興味を持たれた方を読者対象と
するメルマガです。
この頃では、各種レベルの修了生の方々にも読んでいただいているようですが、
けっして修了生を対象としたメルマガというわけではありません。
ということで、このメルマガの読者の方には「カラーローズ」の色の配置をま
だご存知ない方が、結構、いらっしゃるのでは、と思います。
ところが、このカラーローズの“色相環”をいちど覚えると、全体的にとても
“見晴らしが”良くなることが経験からもわかっています。
それはまるで、コンピュータが苦手だった方が“ブラインドタッチ”を覚える
ようなものです。
なんだか「オーラソーマ」が、すっかり身近になったような気がするんです。
同じメルマガの記事を読んでも、自分はカラーローズの“色相環”を知ってい
ると思うと、何だかどの記事もそれなりにわかる気がしてきます。(^_-)
ですから、まだカラーローズの“色相環”(12方位)の配置をご存知ない方
は、これを機会にぜひ覚えてください。
とても、簡単ですから、今回、一回で覚えられますよ。(^^)/
いちど覚えたら、尚さんが書いているボトル解説(シェアリングの旅)を含め、
メルマガの諸先生の記事が、また新たな視野のもとに読めるかもしれません。
というわけで、今回は、最近「オーラソーマ」を知ったばかりという方々のた
めの内容ですので、よろしくご了承ください。(^^;)
さて、「カラーローズ」というのがこの図↓を指すことはご存知ですよね。
http://www.aura-soma.co.jp/intro/color_language/
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ちょっと、脱線します。(^^;)
オーラソーマ・システムは、この「カラーローズ」を、ドイツの詩人ゲーテの
理論から受け継いだそうです。
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18世紀の終わりに、色彩の関わる現象を体系化し、より色彩を理解するこ
とを目的に、様々な理論が発展しました。
一番有名な理論の一つは英国の物理学者、アイザック・ニュートンの機械論
です。
もう一つはドイツの詩人、ヨハン・ウォルフガング・フォン・ゲーテの理論
であり、現在では、ゲーテは神秘主義の範疇に入ると考えられています。
そして、オーラ・ソーマは、二つの理由でゲーテに賛同します。
第一の理由は、彼は色彩の現象は、分析的に理論づけしようとするよりも、
現象そのものを認知することの方が大切だと考えたからです。
二番目の理由は、ニュートンとその信望者が唱えた、三原色(青、黄、赤)
の理論を受け入れずに、二原色(青、黄)を唱えたことです。……
『オーラソーマ・ヒーリング』(p96)
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4900550566/oshoartunity-22/ref=nosim
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もっとも、ゲーテの『色彩論』にこのオーラソーマの「カラーローズ」の図が
そのまま発表されているわけではありません。
じつは、ゲーテの『色彩論』で図示されているのは三原色とその補色、合わせ
て6色の色相環(つまり、六角形の図)です。
そして色の配置も、オーラソーマの「カラーローズ」とは違って、「青、黄」
の二原色が水平位置に配置されています。
「青(右)、黄(左)」を底辺の両端とする正三角形の頂点の位置に、「赤」
が配置されています。
「二つの純粋な根元的に相対立するもの(青と黄のこと)が全体の基盤」であ
り、その両端から「高進する」と「最も卑俗なものと最も高貴なもの」(赤の
こと)が生ずる、というわけです。
つまり、「青、黄」の二原色が“単純に合一”すると「緑」としてぶらさがり、
“高進して合一”すると「赤」として立ち上がる……みたいなイメージです。
“単純に合一”というのが現在言うところの「減法混色」、“高進して合一”
というのが、どうやら現在の「加法混色」に当たりそうな感じです。
なんだか面白いですね。(^^;)
でも、ゲーテの『色彩論』の色相環の配置は、ごっちゃになるといけないので、
図示はやめておきます。
…………○…………○…………○…………
さて、あらためて、オーラソーマの「カラーローズ」です。
http://www.aura-soma.co.jp/intro/color_language/
ここでも、もちろん、「青」と「黄」の根元的二元性(の考え方)は維持され
ているはずです……。
ただ、「カラーローズ」の色相環の配置を覚える、という観点からは、まず、
根源色「青」の光が、時計の文字盤の12時の位置に投光される……、とお考
えください。(^^;)
この「青」を正三角形の上の頂点として、時計の文字盤上に正三角形を描く、
とお考えください。
12時:ブルー ⇒ 4時:イエロー ⇒ 8時:レッド
の順に、三原色の正三角形を配置します。
●←ブルー
・ ・
・ ・
・ ・ ・
●←レッド ●←イエロー
・ ・
・
簡単ですよね。^^;
で、ここから今度は元に戻る感じで、「レッド」⇒「イエロー」⇒「ブルー」
の順に、それぞれの反転色(=補色)を文字盤の中心点の反対側の位置に展開
します。
もし、三原色の補色が何色かすぐにはわからなければ、三原色は正三角形のそ
れぞれの頂点ですから、ほかの二つの頂点の混合色を考えればいいです。
レッドの反転色は、ほかの二つの原色ブルーとイエローの中間の色ですから、
その混合色のグリーンだということがすぐにわかるはずです。
同じようにして、イエローの補色はヴァイオレット、ブルーの補色はオレンジ
であることがすぐにわかります。
すると、次の位置にそれぞれ三原色の補色(二次色)が展開されます。
8時:レッドの反転色 → 2時:グリーン
4時:イエローの反転色 → 10時:ヴァイオレット
12時:ブルーの反転色 → 6時:オレンジ
時計の文字盤上では、逆三角形の位置に展開されます。
これで文字盤上に6色が、次のような六角形の位置に配置されたはずです。
●←ブルー
・ ・
●←ヴァイオレット ●←グリーン
・ ・ ・
●←レッド ●←イエロー
・ ・
●←オレンジ
簡単でしょ。^^;
ここまで、原色(一次色)と二次色の合わせて6色は、すべて時計の文字盤の
偶数時の位置に配置されています。
「カラーローズ」をここまで展開できれば、あとの三次色の展開は簡単です。
すでに配置されている色の間を中間色で補間すればいいだけだからです。
ここまでの一次色と二次色の展開は、
ブルー ⇒ イエロー ⇒ レッド
グリーン ⇒ ヴァイオレット ⇒ オレンジ
と文字盤の上にダイナミックに二つの正三角形を展開しました。
ただ、ここからは、すでに配置されている色の補間なので、順番で進みましょ
うか。^^;
ついでなので、じゃっかん、意味をもたせて人体に配置されているチャクラの
順を連想しながら補間していくといいかもしれません。
そうすると、第一チャクラの「レッド」から、時計の文字盤を逆回りに補間し
ていくことになりますね。
ただ、基底のチャクラは「レッド」ですが、これはすでに原色として配置され
ているので、その次の位置から始めましょうか。
三次色は時計の文字盤の奇数時の位置に展開されます。
・レッド と オレンジ の 中間色は = 7時:コーラル
・オレンジ と イエローの 中間色は = 5時:ゴールド
・イエロー と グリーンの 中間色は = 3時:オリーブグリーン
・グリーン と ブルー の 中間色は = 1時:ターコイズ
・ブルーとヴァイオレットの 中間色は =11時:ロイヤルブルー
・ヴァイオレットとレッドの 中間色は = 9時:マジェンタ
これで、地上的なるものへのグラウンディングのエネルギー「レッド」から始
まった旅は、天上的なるものへと抜けあがっていきました。^^;
●←ブルー
●←ロイヤルブルー ●←ターコイズ
●←ヴァイオレット ●←グリーン
●←マジェンタ ・ ●←オリーブ
グリーン
●←レッド ●←イエロー
●←コーラル ●← ゴールド
●←オレンジ
簡単でしょ。^^;
自分で簡単に、この配置を再現できるようになって、それぞれの色や、配置
から予想される意味などを連想していくと、なかなか面白いですよ。(^^;)
次に機会があったら、今度は「カラーローズ」を全人間心理の“パノラマ”と
して、また少し違ったアングルの連想を楽しませていただくかもしれません。
お付き合いいただき、ありがとうございました。<(_ _)>
pari 記
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