第235号 オーラソーマの灯火
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■ 1.巻頭エッセイ:オーラソーマの灯火
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今年は大激変の年でした。
歴史に残る時代を生きているんだなー、と思います。
ソビエトの共産主義の崩壊を予言していた人が、さらに2010年ぐらいにア
メリカの資本主義の崩壊が起ると予言していた本を10年ほど前に読み、そう
いうときも来るのだろうとは思っていましたが、今はまさにそういう時代にな
ってきています。
その人は、予言するというよりも、臨死体験の中で、そういうヴィジョンを見
たのだと書いていました。
バイクの事故で数十カ所を骨折し、病院のベッドの上で身動きができずに数ヶ
月過ごしたそうですが、その事故のあった後、意識が戻るまでの間に、多くの
ヴィジョンを見たのだそうです。
この世で起る出来事というのは、すでにあの世では起っているようなんですね。
だからそういう意識の次元にアクセスできれば、未来の予知も可能なんでしょ
うね。
それはともかく、このような時代にオーラソーマシステムに巡りあわせている
わけなのですが、この時代にオーラソーマシステムの果たす役割というのは、
何だろうかということも考えさせられます。
つまり、オーラソーマシステムとして、このような社会に何を貢献できるのだ
ろうか、ということです。
今回の大激変の引き金を引いたのは,アメリカのサブプライムローンの問題だ
と言われています。
そして、そのシステムがあまりに複雑になっており、しかもそれをアメリカだ
けでなく世界の金融取引に組み込まれていたので、世界的な問題となってしま
いました。
それは、日本ではすでに1990年頃から起ったバブルの崩壊の経験があるの
で、そのようになるのは、ある意味すでに分かりきっていたこととも言えるの
で、別だん不思議なことではないのですが、それに伴う波及効果はものすごい
ものがあります。
それはある意味、仮想世界の崩壊のようでもあります。
今の金融システムそのものが仮想世界のようになっているので、実体がそこに
はありません。
そうしたときには、マインドの持ち方、考え方が大きな影響力を持ちます。
みんながダメになると思えば、そのようにものごとが進むでしょうし、良くな
るという方向に意識を使っていけば、そこから良い方向に変えていくことも可
能です。
自分が意識を向けたところが成長していきます。
引き寄せの法則ということが流行りましたけれども、それも、その意識の法則
を教えています。
オーラソーマのイクイリブリアムは、「意識への鍵」である、ということがボ
トルにも書かれてあります。
それは、どういう意味でしょうか?
それは自分自身に気づきをもたらすこと、そして自分の行動にも意識的になる
ということでもあります。
オーラソーマは「魂の鏡」とも言うように、自分の本質に対して意識的になる
ということでもあります。
私が最初にオーラソーマを学んだときに言われたことは、オーラソーマシステ
ムには黒は存在しない、ということでした。
なぜなら、オーラソーマは光を扱うから、ということでした。
だから、ロイヤルブルーとは言っても、インディゴとは言わないのだそうです。
インディゴはブルーに黒を含むのだそうです。
ディープマゼンタは、一見黒のように見えますが、それは見えない色であり、
レッドとヴァイオレットが混ざった色なのです。
オーラソーマシステムでは、光は意識を表します。
闇から目を背けるのではありません。
闇に光をもたらすのです。それがオーラソーマです。
光があれば闇は消えます。
ですから、光のシステムであるオーラソーマシステムには黒の闇はないのです。
潜在的可能性としてのディープマゼンタがあるのみです。
ディープマゼンタの宇宙の愛に生かされて私たちはこの世に生まれ、そこに多
くの光をもたらすことで、ピンクの無条件の愛になります。
そしてAura とは光、Soma とは身体、存在、を表すように、私たちが光の身体、
意識の存在であることの本質を見失うことがなければ、外側でどのような嵐が
吹き荒れようとも、内側は中心に定まり、台風の目のように、青空とともに静
けさの中にいることもできる、ということを思い出させてくれます。
このような時代だからこそ、オーラソーマという光を携えて、新しい年を生き
ていきたいものです。
この一年、みなさんのシェアリング、そしてオーラソーマ通信を応援していた
だき、ありがとうございました。
これからも、みなさんとともに意識の成長をしていきたいと思います。
来年もよろしくお願い致します。
良いお年をお迎えください。
尚 記
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