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巻頭エッセイ


第113号 精油とハーブ、アロマテラピー 第1回

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■ 1.巻頭セミナー:精油とハーブ、アロマテラピー
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今回は精油とハーブについてのお話しです。

講師を務めていただくのは、前々回フラワーエッセンスを解説していただいた
ハートサポートシステムのスタッフをされているショーラさん。早稲田大学教
育学部卒。小学校高学年で自律神経失調症と診断された経験より、西洋医学の
限界を感じ、代替医療に興味を持ち、さまざまな経験を経て、現在日本フラワ
ーエッセンス協会認定フラワーエッセンスセラピスト、日本アロマ環境協会認
定インストラクター、レイキマスターその他、幾多の資格の持ち主。

オーラソーマはなんと和尚アートユニティで企画した第一回のセドナツアーで
和尚アカデミーで受講されたというのですから、これは日本でオーラソーマの
コースが開催される前ですから、日本で受講された第一期生よりも先輩となり
ますね。

その当時は日本にはオーラソーマの講師はいなかったのですが、セドナにはオ
ーラソーマティーチャーが5人もいたのです。コマラ・ローデやシャントもそ
のうちの講師でしたが、当時はタランガというティーチャーがメインで教えて
くれていました。まだオーラソーマが日本に上陸する前の懐かしい思い出。

今でこそ、オーラソーマはカラーセラピー、ないしカラーシステムであって、
精油やハーブの香りをメインとするアロマテラピーとは異なる、ということは
認知されていますが、私がはじめて日本にオーラソーマを持ち込んだときには、
一体これをどういうものとして紹介していいかわからず、最初に相談に行った
のが、マザーズオフィス、アロマテラピーの学校の代表宮川明子さん、中安さ
んだったんですね。

というのは、イクイリブリアムの内容成分ににエッセンシャルオイルが入って
いるし、当時身近な友人で頼りになる人というのが、すでにアロマテラピーで
草分けであったこのお二人だったわけです。

オーラソーマを理解するためにというので、アロマテラピーについても少し学
びにも行ったりもしました。

実際、アロマテラピーを学んでいる人たちがオーラソーマにも興味をもたれる
というケースも多くありますし、おそらく読者の皆さんにも詳しい方たちもお
られるでしょうね。

ちなみに、これを書いていただくに当たって次のようなやりとりがありました。

(ショーラさん)
>> ところで!ご質問にもありましたが、”イクイリブリアムボトルに
>> 使用 されている精油の特性”をまとめようとしているのですが、
>> 3種類の精油が、ボトルの上の部分に対応して使われているように思います。
>> 青系ならラベンダー、赤・オレンジ・イエロー等ならイランイラン・・・
>> という感じで。

(尚)
> そうなんですか? そういう分析したことがないんで、楽しみなんです。

(ショーラさん)
>> このようなことについては、オーラソーマの講義では全く触れていないの
>> でしょうか?

(尚)
>全く触れません。触れているのを聞いたことがないんです。

(ショーラさん)
>> もし、精油について触れている事柄があれば、それと違うことを記載しても
>> いけないので、教えて下さいませ。

(尚)
>だから、これは初めての試みですよ。
>楽しいねぇ。

というわけで、どういうお話しになるか楽しみです。

では、精油とハーブ、アロマテラピーの始まり始まり・・

                               尚.記


        …………○…………○…………○…………

こんにちは! ショーラと申します。

先々週のフラワーエッセンスのお話に続き、精油とハーブについて書かせて頂
く事になりました。

アロマセラピー(この言葉の発祥の地であるフランス語ではアロマテラピーで
すが、英国生まれのオーラソーマに合わせて、英語読みを使用しましょう)に
ついては、現在たくさんの本が出版されており、資格試験も盛んに行われてい
ますので、既に色々とご存知の方も多いかもしれません。

今までは、身体の症状に合わせた対症療法的な使われ方がメインでしたが、最
近では、エネルギーやスピリチャリティの視点、チャクラとの関連を提示する
考え方も少しずつ増えてきています。

私たちの身体を肉体だけに限定しない事が、徐々に受け入れられて来ているの
でしょう。

色を主体とするオーラソーマのシステムにも、匂いの存在は欠かせないようで
すね。

イクイリブリアムボトルを開けると、フーッとやさしい香りが立ち上って来て、
なんとも穏やかな落ち着いた気持ちになることがあります。

この匂いの元は何なのでしょう? 全成分表を見てみると、ラベンダー油、イ
ランイラン油、ゼラニウム油の3つの精油の名前が記載されていました。

これらの精油(エッセンシャルオイル)はアロマセラピーでよく出てくるポピ
ュラーなもので、よくご存知の方も多いかもしれませんが、エネルギー的な話
題も含めて、ひとつひとつ詳しく見て行きたいと思います。

冒頭でお話しましたように、現在のアロマセラピーの主流は、精油を成分等に
より、身体の症状や心の状態にどう働くかを研究し、対症療法的に使っていく
ものです。

成分や特性を充分に理解することは、精油を使っていく上でとても大事なこと
です。

精油はとても濃縮された芳香成分で、この状態は自然には存在しません。
使い方によっては人体に害になる恐れがあるものですから知識は大切なのです。

しかし、精油は植物から出来ている有機化合物であり、生きているのも事実で
す。

香りを通して、植物達が発信しているメッセージにハートから耳を傾けること
もとても有益だと思います。

何気なく手に取る精油をもっと理解し、その香りをくれた植物との絆を深める
ことによって、彼らや自然に感謝し、その持つ知恵をわたし達の心身の平安と
成長に役立てられたらいいなあと思っています。

嗅覚は五感の中で唯一、新しい脳である大脳新皮質を介することなく、動物的
本能を司る大脳辺縁系にダイレクトに情報が伝わります。

ですから、香りは洗練された心やマインドよりは、もっと原始的な、より本能
に近い部分に働きかけるということが言えるでしょう。

ストレスで判断が鈍っている時にも、香りに対する体の反応は信頼できると言
えそうです。

同じ香りを日によって「好き」と感じたり、「苦手」と感じたりすることもよ
くあります。

香りが心身の状態を推し量る一助になっているのではないかと思います。

ところで、オーラソーマのシステムには、精油の他にもハーブエキスがいくつ
か使用されていますね。

ここで整理しておきたいのが、同じ植物の癒しである、フラワーエッセンス、
精油、ハーブの違いです。フラワーエッセンスは前回パビットラの説明にもあ
りましたが、花のエネルギーを使った癒しです。

ここには物理的な花から抽出された成分は含まれていません。

次に精油ですが、これは植物の芳香成分を、蒸留、圧搾、溶剤などにより抽出
したもので、その抽出部位は、花、葉、根、幹、樹脂、果皮、果実と様々です。

そしてハーブは、主に草の花、葉、茎、根、実などをお湯に漬ける(浸剤)か、
煎じる(煎剤)か、あるいはアルコール(濃縮液)や植物油(浸出油)に浸し
て、様々な成分を抽出させたものなのです。

ハーブについて少しお話しますと、ハーブティやティンクチャーの形で内服さ
れたり、湿布やスキンケア用品の基材としても活用されています。

お家でハーブティを作る際には、温度や抽出時間にもご注意ください。

溶け出した成分を十全に摂取しようとするならば、そのハーブに合った温度と
時間で、又、種のように硬い成分は時間をかけて煮出すことで、成分を充分に
抽出することができます。

生のハーブを使用する場合には、ドライハーブの2~3倍の量が必要です。

ヨーロッパの家庭の中には、風邪をひいた時にカモミールティ(カミツレエキ
ス)を飲む習慣がある家があるそうです。鎮静作用、消化促進作用もあり、リ
ラックスを促すこのやさしいハーブが、心も身体も温め、眠りを促し、体力を
回復させてくれるのでしょう。

現代の化学薬品にしても、植物の分子をカーボンコピーして作られたものがた
くさんあるそうです。

そうした薬の生成技術が発達する前には、植物自身に薬効を求めて、ハーブや
精油が使用されてきました。

植物そのものには生物としてのエネルギー(生命力)がありますから、化学薬
品にはない利点もあった事でしょう。

現在は、医学的にはハーブは主流ではないにしろ、ホーリスティックな考え方、
自分の健康を自分で守っていこうとする人たちの間では、西洋にしろ日本にし
ろ、ハーブの知識は珍重され、活用されています。

日本のハーブやアロマのお店等で売られているハーブは、薬として扱われてい
るわけではありません。

ですから、薬事法に定められる薬効が確認されている、効き目の強いハーブは
売られていません。

とはいうものの、ハーブの中には、特定の状態(妊娠中等)には避けたほうが
いいものもありますので、ハーブの本を参照したり、お店の人に確認して、安
全に適切に使用し、ハーブの恩恵を充分享受したいものですね。

今回は精油とハーブの概論についてお伝えしました。

次回はイクイリブリアムボトルに使用されている精油の特性についてお話しよ
うと思います。(つづく)

尚、弊社主催のアロマセラピーとフラワーエッセンスに関するワークショップ
が9月6日より開催されます。
http://www.floweressence.gr.jp/HSRegistration.html
ご興味がおありの方はいらして下さいませ。

フラワーエッセンスの詳細については、弊社ホームページ
http://www.floweressence.co.jp/ をご覧ください。

無料の小冊子を配布しておりますので、宜しければご請求下さい。
http://www.floweressence.co.jp/HSS/Shosasshi.html


        …………○…………○…………○…………
        
次回はオーラソーマのバタフライ&シーエッセンスについてです。

お楽しみに。


もう少しオーラソーマについて知りたい方は、
次にお進みください。



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