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オーラソーマ4本ボトル・ミニリーディング(無料)

巻頭エッセイ


第798号 【パリさん】:同時両端:ゴールドロイヤルブルー

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■ 1.【ぱりさんのオーラソーマ】:
       同時に両端を見る「ゴールド:ロイヤルブルー極」 (2017,11/22 水)
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今回のパリさんのカラーローズは、ロイヤルブルーとゴールドです
ね。

ゴールドの色の言語はこちら ↓
http://aura-soma.co.jp/newsletter/backnumber/dtl_127.html

ロイヤルブルーについてはこちら ↓
http://aura-soma.co.jp/newsletter/backnumber/dtl_130.html

ロイヤルブルーの領域は第6チャクラで、第三の目とも言われ、
見えないものを見ることができる、サイキック能力とも関係してい
ます。



第六チャクラについて学ぶには、ユニティインスティチュートの
チャクラトレーニングで学ぶことができます。

今週の24日から第六チャクラのコースがありますが、今回はす
でに定員となっています。
https://oshoartunity.com/cgi-bin/booking.cgi?code=171124-26PrAlv_6C_PoA

ゴールドは「ハラ」の領域ですが、第二のチャクラと第三のチャク
ラの中間に位置しています。

「ハラ」は生命の源にも関係している領域です。

切腹するときに、ハラキリをするのは、その生命の源を切ること
とも関係しています。


それはともかく、
カラーローズは概念的に色について理解するための一つのツールで
す。

でも、物事を本当に理解するためには、頭だけではなく、感覚とし
て、体験として、エネルギーとして感じることが大切です。

オーラソーマのボトルの色を体に塗るのは、そのエネルギーを実際
に体験することのサポートになっていきます。

そして、チャクラを体験することはさらにその体験を深めていくた
めにとても有益です。


人間には様々なレベルがあります。

肉体、感情、心理、精神、魂(霊的)のレベルです。

オーラソーマはその全てのレベルについての理解と体験をもたらし
くれるシステムです。


色の言語についてはこちら ↓
http://aura-soma.co.jp/intro/color_language/royalblue.html


それでは、【ぱりさんのオーラソーマ】:同時に両端を見る
「ゴールド:ロイヤルブルー極」を、どうぞお読みください。

今日もすてきな一日を!

                           尚 記


       ………○…………○…………○………


ときどき、幕あいに顔を出す、「オーラソーマ」をちょっと部外者
的な立場から眺めてみる【ぱりさん】シリーズです。^^;

オーラソーマのカラーローズを“全人間心理のカラーインデックス”
に見立てて、その内部的なダイナミクスを連想して楽しんでいます。

ちょっと理屈っぽいですが、常識だけでおつきあいいただければ、
案外、おもしろがっていただけるかもしれません。

「カラーローズ」は人間心理のパノラマです。
http://www.aura-soma.co.jp/intro/color_language/

ただ、ここでいう人間心理とは、具体的な喜怒哀楽のことではあり
ませんでした。

「カラーローズ」で言う人間心理とは、そのような人間感情を味わう
ための“体験世界を願ったその思い”の元型のことです。

●「ブルー:オレンジ極」の両端の願い

「ブルー」 :独存し、安らぎたい
「オレンジ」:帰属し、奉仕したい

●「イエロー:ヴァイオレット極」の両端の願い

「イエロー」   :知りたい、体験したい
「ヴァイオレット」:脱出したい、超越したい

●「レッド:グリーン極」の両端の願い

「レッド」 :生きたい、貫徹したい
「グリーン」:見晴したい、受け容れたい

これらの一次色と二次色の6色の対極では、その願いの相互排除性
は自明で、現象世界の根本的自己矛盾が露呈していました。

その両端の相互排除性があまりにも明らかで、その両端をひとつに
した欲望などありえないことも自明でした。

でも、おそらく、この3種類の“願いの両端”によって、すでに
現象世界の基盤は確立したのかもしれません。

対して、前回見た「コーラル:ターコイズ極」では、両端の願いに
は一時色のときのような自明な相互排除性は感じられませんでした。

●「コーラル:ターコイズ極」の願い

「コーラル」 :育みたい、守りたい
「ターコイズ」:全智・全能でありたい

とはいえ、幸福の達成を未来に委託した「コーラル」の願いに対して、
「ターコイズ」の願いはそれに応えられたでしょうか?

「コーラル」の願いとは現象世界の繁栄・永続のために、個体生命
の生育と保護を自ら担おうとする母性・親性の願いでした。

それは必然的に現象世界に時間を導入し、未来のために現在を犠牲
にしようとする意図も包含していました。

「コーラル」の願いを受けた「ターコイズ」は、無論その願いの
達成をさらなる未来に投げ返すわけにはいきません。

「ターコイズ」は母親の委託と期待とを受けた子どものように、
自らの人生で生きる意味を実現する必要があったのです。

かくて「ターコイズ」は、すべてが今のなかで共振している全能感
の世界を信頼しようとしたのです。

しかし、現象世界は「個(個人)」の存在を許すための世界です。

「個人」とは、全体から切り離された自分がいるという幻想です。

全体から分離されている幻想のなかにいる以上、その「個」が全体
との共振のなかに完全に溶けてしまうことはできません。

「ターコイズ」のなかに含まれる3分の1の「イエロー」は、その
ことに対する無自覚を表していたのかもしれません。

続いて今回は「ゴールド:ロイヤルブルー軸」の両端の願いを確認
しましょう。


      【カラーローズの欲望・願いの配置】

              ◎←ブルー           
            独存し、安らぎたい         
ロイヤルブルー→●     ・     ○←ターコイズ   
  真理・真実を知りたい        全智・全能でありたい
         ・     ・     ・         

          ・   ・   ・           
ヴァイオレット                        
   →○      ・  ・  ・      ○←グリーン
脱出したい、超越したい       見晴したい、受け容れたい
      ・                ・       
        ・   ・ ・ ・   ・         
          ・         ・           
マジェンタ       ・・・・・     オリーブグリーン
  →○ ・ ・ ・ ・ ・ ○ ・ ・ ・ ・ ・ ○←   
無条件でありたい    ・・・・・      調和したい  
          ・        ・           
        ・    ・ ・ ・   ・         
      ・                ・       
レッド→◎      ・  ・  ・      ◎←イエロー
生きたい、貫徹したい          知りたい、体験したい
          ・   ・   ・           
                              
         ・     ・     ・         
   コーラル→○           ●←ゴールド    
  育みたい、守りたい   ・    豊かで、自立したい

              ○←オレンジ
            帰属し、奉仕したい         


ここでの両端の色は、以前「ゴールド:ロイヤルブルー軸」で取り
あげたのと同じターゲットです。
http://www.aura-soma.co.jp/newsletter/backnumber/dtl_1133.html

上の図ではこの両端の色の願いを、

●「ゴールド:ロイヤルブルー極」の願い

「ゴールド」  :豊かで、自立したい
「ロイヤルブルー」:真理・真実を知りたい

としてみました。

これも個々の願いを見るかぎり、この両端の願いの間にどんな矛盾
が隠れているとも思えません。

おそらく、「コーラル:ターコイズ極」の場合と同じく、両端の
願いのあいだに、明瞭な相互排除性は見つからないでしょう。

「ゴールド」の願いは、この現象世界のなかで豊かであり、そこで
自立した存在でありたい、という至極もっともな願いです。

ごく当然の願いですが、よく考えてみるとこの願い自体、ある意味
でとても難しい願いであることもわかってきます。

というのは、現象世界というのは変化の絶えない世界です。

その絶えざる変化のなかで、自ら変化しながら自分のなかに根拠を
持ち自立していたい、しかも豊かでありたいという願いなのです。

こんなことが果たして可能でしょうか?

現象世界で、この幻想を可能にする象徴こそが「ゴールド」である
ことがわかりますか?

「ゴールド」とは現象世界に現れた不変のシンボルとも言えます。

物質性自体がある意味で変化に対する抵抗、いわば“鈍感力”とも
言えるものですが、その究極が「ゴールド」、金塊です。

この「ゴールド」が、そのエッセンスを抽出して、地上世界で生きる
ための信用と財産のシンボルになっていくのです。

この物質界での安定・安全性の象徴を、人間が精錬した「金」から
「金貨」「お金」へと変化させていったのは肯けることです。

そこに肉体として生きる安定と安全の根拠を求めたわけです。

家族のなかで扶養されていた子どもが、自分で部族のなか、社会の
なかへと出ていって、そこで自立した生存の可能性を獲得する。

そのうえで、さらに安全性を求めて、追求対象を財力・権力として、
その象徴の「ゴールド」の獲得に向かったわけです。

この追求方向自体は、たしかに理解できます。

これは地上権力の追求、いわば王権の追求を究極とする願いです。

もし、この追求が目的を十全に果たせるなら、その対極の願いは
要らないかもしれません。

しかし、変化の絶えない現象世界にあって、自ら変化する肉体とし
て「ゴールド」の獲得に狂奔する道には果がありません。

なぜなら、いつかは肉体は滅び、現象世界のなかで個体生命が相対
優位を維持しつづけることは至難だからです。

というか、おわかりのように、実際、それは不可能です。

現象世界での安定・安全とは、“ないものねだり”なのです。

なぜなら、絶対の安定・安全(つまり安らぎ)は、じつは求めて
いる当人自体がそれそのものだからです。

その存在を無視して、知覚対象である現象世界のなかにそれを求め
るのは、不可能な夢、見果てぬ夢に終わるしかありません。

そして「ゴールド」の願いは、どこかでそれを知っています。

自分の願いが、真実ではないことを。

だからこそ王権は、その権力の根拠の付与者として、その対極の
エネルギーを励起せざるをえないのです。

それは、絶対の真実を探求する「ロイヤルブルー」の願いです。

「ロイヤルブルー」:真理・真実を知りたい

「ロイヤルブルー」とは、現象世界に露出した絶対的不動の真理を
求める願いです。

この変化の絶えない現象世界で、まるで岩盤のように、けっして
揺らぐことのない絶対の真理を求める願いです。

この願いが、現象世界の煙幕を突き破って、現象世界を超越した、
絶対不動の真理に到達することは、実際に起こりうることです。

何がこの現象世界を成立させていたのかを知るからです。

しかし、この地上世界のサバイバルゲームでも、誰もが地上の権力
を手に入れられるわけではありませんでした。

それと同じ意味で、地上世界の分離幻想のなかで、誰もが絶対不動
の真理に至るわけでもありません。

五里霧中の煙幕のなかで、自らの状況が見えずに挫折する個体生命
が大部分かもしれません。

絶対の真理の探求エネルギーが見果てぬ夢として残ったまま、身体
だけが崩壊することがあるに違いありません。

その場合は、「ロイヤルブルー」の願いは化学変化を起こして、
「権威」という一種地上的パワーに変わるかもしれませんね。

地上の権力である王様が「王権神授」を求めたように、その求めに
応じて、王様への「王権神授」を中継ぎする権威も現れます。

これは分離の夢というゲームのなかで、もちろん許されています。

とはいえそれは、願望・願いという、分離幻想のなかの夢の内容物
であり、実際にそういう誰かが存在するわけではないのです。^^;

どんな映画フィルムも、観てくれる観客がいなければ、ただのフィ
ルムにすぎません。

どんなテレビ画面も、観てくれる人がいなければ、ただの点滅する
光の点にすぎません。

テレビが点いたままの部屋に誰もいなければ、そこにドラマは展開
するでしょうか?

その部屋の隅に、赤ん坊が寝ていたらどうでしょう?

そこにドラマは起こっているでしょうか?

(*^_^*)

「ゴールド」は地上の生が安全で確実であることを願います。

「ゴールド」とは、生命の安全がサバイバルの彼方に存在すること
を夢見た、見果てぬ夢です。

だからこそ、対極に「ロイヤルブルー」のエネルギーを呼び起こし
たのです。

「ロイヤルブルー」とは、現象世界のなかで絶対不動の真理の証を
掴もうとする、見果てぬ夢です。

そのエネルギーが、何がこの現象世界を成り立たせているのかを
知ったとき、それは自然に解体していくでしょう。

「ゴールド」の願望も、「ロイヤルブルー」の願望も、どちらも
確かにわかるし、同意できます。理解可能です。

でも、この両方を同時に願うことができるでしょうか?(?_?)

「ゴールド」と「ロイヤルブルー」の願いの間に、一目瞭然でわかる
明瞭な相互排除性はありません。

ただ、熾烈なサバイバルゲームと、現象世界を超越する絶対不動の
真理の探求が、同時に起こりにくいのは理解できますよね。

両者を同時に追求することは、エネルギー的に困難でしょう。

つまり、両方の探求をひとつのエネルギーに統合しようとすれば、
それが不可能であることがわかるはずです。

だからこそ、この2色を加法混色すると光に帰ってしまうのです。

一方の欲望に注目して、他方を無視しているときにのみ、その欲望
は存在しているように見えるのです。

そうでありながら、一方の極は必ず対極を必要としていて、片方
だけでは存在できない。

つまり、ほんとうは存在できないものが、分離の夢という魔法で、
存在しているように見えるのでしょうね。(^_-)

ほんとうに、この「カラーローズ」で展開される“人間心理”の
世界って、いったいどこに向かっているんでしょうね。

(*^_^*)

『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこ
へ行くのか』( https://goo.gl/b7rViN )。(-_-)

次に機会があったら、また「カラーローズ」を別の視点から眺めて、
勝手な連想を楽しませていただくかもしれません。

いつもお断りしているとおり、これは「オーラソーマ」で認定された
見解ではありません。

「オーラソーマ」が、ゲーテの色彩論から引き継いだ「カラーローズ」
というすばらしいツールに触発された、まったく自由な立場からの
連想です。

おつきあいいただき、ありがとうございました。<(_ _)>

                          pari 記


       ………○…………○…………○………

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