第210号 オーラとチャクラとオーラソーマ(4)
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■ 1.オーラとチャクラとオーラソーマ その4
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今週は第2身体の呼吸について、お話しましょう。
例によって、先週にも書きましたように、これから書くことは「サトルボディ
ヒーリング」(リーラ、プラサード、アルヴィナ著)という本をベースにして
います。
第2身体は、第2チャクラと関連しています。
第2身体は皮膚の表面から2~5センチに広がり、肉体を包むように充満する
エネルギー層として存在しています。
どういうことかというと、第2身体というのは、第2のチャクラによって形成
されるオーラのことですが、オーラというのは、チャクラが回転して、そこか
らエネルギーの身体として形成されるので、表面だけに存在するのではなく、
体の内側のチャクラから広がって、肉体の外側にまで広がっています。
オーラというと、体の外側にだけ層となって存在するのではないということで
す。
第2チャクラは、オーラソーマではオレンジと関連しています。
第2チャクラのボトルは26番ですね。
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B026.html
ショックボトル、エーテルレスキュー、ハンプティ・ダンプティというような
名前で呼ばれていますが、この第2身体について理解すると、なぜこのように
呼ばれているかということが理解できます。
第2身体の機能はフィーリング、感じることと関連しています。
第2身体は、感情を感じる能力を与えるところです。
人生の問題で感情にかかわることが多く、喜びも悲しみも苦しみも、そして人
間関係のさまざまなできごとも感情に絡むことが多いので、この感情を理解す
るだけでも、ずいぶん生きることが楽になってきます。
でも感情を拒絶していたり、否定していたり、抑圧しようとしたり、コントロ
ールしようとしている限りは理解できません。なぜならそうすることで感情は
潜在意識の中に隠れてしまって、ほんとうの姿を見せなくなるからです。
感情を理解するためには、あるがままに受け入れること、そしてそれが自然な
ものであり、理由があって存在しているのだということを認めてあげることが
大切です。
たとえば、怒りが生じたときに、怒りは悪いものだと抑圧し、コントロールし
なければならないというふうに思っていると、その怒りのパターンは何度も繰
り返すだけで、それは自分の中に緊張を作り出し、自分の体にも影響し、スト
レスを作り出して、病気にさえなったりもします。
でも怒りというものも、実はそれが生じるのは、自分が大切にしているものが
そこにあるから、あるいは自分が大切にしているものが脅かされているから怒
るのであって、その自分が大切にしているものは何なんだろうということに気
づいてあげれば、同じ状況がやってきても、怒りではなく、別の選択肢がそこ
に生まれてきます。
そうしたときには、怒りは抑圧したり、コントロールするものとしてではなく、
自分にとって何が大切なのかを教えてくれる機会として、とらえることができ
ます。
そうすると感情と闘ったり、感情に巻き込まれてエネルギーを消耗するのでは
なく、逆に感情のエネルギーを生かす方向に使うことができますし、感情の知
性や直感を生かすことができます。
そのとき怒りのエネルギーを、自分が大切に思っていることを達成するための
強さや情熱に変容したり、油断なく目覚めているためのエネルギーとして、あ
るいは危険や脅威を察知することのために使っていくことができます。
オーラソーマでは、怒りのエネルギーをレッドのエネルギーとして認識してい
ますが、情熱や目覚めのエネルギーということもレッドのエネルギーとして考
えています。
この感情についての理解が深まると、どのようにして怒りのエネルギーが情熱
のエネルギーへと、あるいは目覚めのエネルギーへと変容していくのかという
ことのコツがわかってきます。
第2身体の呼吸も、この感情の理解のひとつです。
呼吸というのは、吸う息と吐く息、それはあるリズム、パターンを表していま
す。
第2の身体で言えば、「好き」「嫌い」のパターンです。
エネルギーというのは必ず、プラスマイナスがあって、そこにエネルギーが生
じます。電池のプラス・マイナスと同じです。両極の極性の間にエネルギーが
生じます。
感情もそのエネルギーの法則に従います。
「好き」というのはどういうことかというと、第2身体はスポンジが水分を吸
い込むように、心地よい感覚(フィーリング)を吸収していくことを言います。
その好きな対象とともに一緒にいたい、それを味わっていたい、という感覚で
す。
でも、スポンジも水をいっぱいに吸い取ると、今度は絞って水分を出してしま
わないと使えなくなってしまいます。
吸う息だけだと、風船を膨らませて続けていくのと同じで、破裂してしまいま
す。
第2身体もそれと同じで、吸う息が限界に達すると、そこからは吸収してきた
影響から離れる必要が生じてきます。それが吐く息です。「嫌い」ということ
で意味することです。つまり、そこから離れて、距離を置いて、分離したいと
いう欲求です。
この呼吸のリズムが第2身体のエネルギー、感情にはあるんだということがわ
かると、ものごとはずっとシンプルになります。
たとえば、恋人や子供や両親と長い期間ずっと親密な関係で一緒にいたとしま
す。それは吸う息です。「好き」ということです。
すると自然なリズムとしては、ある時期は他人と離れて独りでいたい時期とい
うのもあります。それが吐く息です。「嫌い」といことです。
ところが、恋人、ないし親子はいつも親密で一緒にいなければならないという
思い込みがあると、ほんとうは休みが必要なときでも、相手と一緒にいること
を楽しんでいるふりをして一緒にいようとがんばったり、親はいつもオープン
で愛に満ちて子供と一緒にいようと努力します。
それが極限に達すると、些細なことで子供を怒ってしまったり、靴下がいつも
の引き出しに入っていなかったというような、どうでもいいようなこんなこと
がひどく怒られたり、あるいはひどく腹が立ったりして、大喧嘩になったり、
ということが起こります。
そこでは何が起こっているのでしょう?
それは無理して吸っていた息を、第2身体がやっと一気に息を吐いた、という
ことです。
でもお互いに、別に離れることは嫌いになることではなく、愛がなくなるわけ
でもなく、それはそういうリズムがあって、そうすることが必要なんだという
理解が双方にあれば、それぞれが自然なやり方で、もっと深く愛することがで
きるようになってきます。愛することは自然なことになってきます。
そして、これらの第2身体の呼吸のパターンは、人それぞれ異なっていたりも
しますし、過去の経験やトラウマがあると、それらの呼吸をすることに恐怖が
あったり、リズムに偏りがあったりもします。
これは第2身体のなかの一つの側面で、その他にも、共依存関係やさまざまな
ことが関係してきます。
第2チャクラはそれが健康的に機能しているときは、感情や官能を感じ、それ
らが自然でバランスがとれるように流れることを許す感受性。社会的能力、ほ
かの人たちが感情的に何を感じているかに気づき、心を通わせる能力。人と親
密に関わり、感覚的、感情的レベルでつながる能力。そして独りでいて自分に
くつろぐことができる能力。人と親密につながることと独りでくつろくことの
自然のリズムの理解、などがあります。
第2チャクラのエネルギーのバランスが崩れて問題となる場合には、蓄積され
た過去の体験に由来する痛みが現在の日常生活に影響したり、感情的になりす
ぎたり、感情にとらわれ、他人の感情に過敏に反応してしまう。自分が何を感
じているかわからない。感情を抑圧し、否定して、感情を感じないようにする。
人と親密にかかわれない。独りでいることができない。などの症状が現れます。
オーラソーマでは、26番がショックボトル、エーテルレスキュー(第2身体
はエーテル体とも呼ばれています)、ハンプティ・ダンプティ(ばらばらにな
ったものを元通りにするという意味での名称)ボトルと呼ばれているのは、こ
のような第2チャクラ、第2身体の健康状態を取り戻す、ということと関連し
ています。
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B026.html
「サトルボディヒーリング」では、これらについてのさらに詳しい解説と、そ
れらのバランスを回復し、感受性を目覚めさせるための瞑想や方法を紹介して
います。
パヴィットラさんも、「フラワーエッセンス」で第2身体について書いてくれ
ていますね。
尚 記