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巻頭エッセイ


第658号 【パリさん】:“原因の世界”のパノラマ

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■ 1.【ぱりさんのオーラソーマ】:
     「カラーローズ」は“原因の世界”のパノラマ (2016,7/20 水)
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【ぱりさんのオーラソーマ】では、カラーローズの持つ意味を探求
していきます。

「カラーローズ」は人間心理のパノラマです。
http://www.aura-soma.co.jp/intro/color_language/

このカラーローズに表されているさまざまな色は、人間存在のさま
ざまなレベルや次元を表しています。

私たちには、この物質や肉体の世界があります。レッドの世界です。

私たちには感情や感じる世界があります。オレンジの世界です。

私たちにはエゴがあり、思考があります。イエローの世界です。

私たちにはハートの世界があります。グリーンの世界です。

私たちには、私たちのエゴを超えた世界、汝の意思、神の意思、存
在の意思、私たちを超えた意思によって生かされている世界があり
ます。創造の源でもあります。ブルーの世界です。

私たちには第六感があります。その超感覚の世界はロイヤルブルー
です。

そしてすべてがひとつになった世界があります。バイオレット、ク
リヤーの世界です。

この7色で表される次元は、エネルギーの世界であり、それぞれの
色(エネルギーの波長)の世界のなかに、またそれぞれの色の世界
があります。

つまり、レッドの世界のなかにレッドからバイオレットの7つのレ
ベルがあったりもします。

たとえば、レッドは単に肉体と物質を表すだけではなく、そのなか
にレッドの感情、レッドの思考など、レッドの波長はそれぞれの次
元のなかにも含まれているのです。

オーラソーマでは、このカラーローズの色のエネルギーを、さまざ
まなレベルで探求していくことのできるツールでもあります。

それでは、【ぱりさんのオーラソーマ】:「カラーローズ」は
“原因の世界”のパノラマを、どうぞお楽しみください。

                           尚 記


       ………○…………○…………○………


ときどき、幕あいに顔を出す、「オーラソーマ」をちょっと部外者
的な立場から眺めてみる【ぱりさん】シリーズです。^^;

オーラソーマのカラーローズを“全人間心理のカラーインデックス”
に見立てて、その内部的なダイナミクスを連想して楽しんでいます。

ちょっと理屈っぽいですが、常識だけでおつきあいいただければ、
案外、おもしろがっていただけるかもしれません。

「カラーローズ」は人間心理のパノラマです。
http://www.aura-soma.co.jp/intro/color_language/

ただし、ここでいう人間心理とは、人間が結果として味わう悲喜こ
もごもの多様な人間心理のことではなかったんでしたね。

「カラーローズ」に展開されていたのは、人間的「意図(欲望・願
い)」の原型でした。

それは個人的体験の舞台となる現象世界を呼びだした“原初の欲望”
のひと巡りだったのです。

もし現象界全体を“結果の世界”とすれば、「カラーローズ」とは
“原因の世界”に展開する「意図」のパノラマだったわけです。

ところで、あなたはこんな謎々を聞いたことがありますか?

「人里離れた人っ子ひとりいない山奥で、もし一本の枯木が倒れた
ら、その木は音を立てるだろうか?」というのです。

もしまだ聞いたことがなかったら、いまちょっと考えてみてくださ
いね。(^^;)

誰ひとり足を踏み入れたことのない人跡未踏の深山で一本の大きな
枯れ木が倒れたとして、はたしてその樹は音を立てるでしょうか?

この謎々は、すっかり物質世界の虜(とりこ)になっている、われ
われ現代人にとっては、けっこう難しい謎々なのです。

あなたはどう思いますか?

その大きな枯れ木は音を立てるでしょうか?

頭のなかで、深山の一本の大木が倒れて立てる音が聞こえるような
気がしますか?

あなたが出した答えがどうだったかはわかりません。

ただ、この謎々には明確な答えがあります。

誰ひとり聞く者がいない深山で倒れる枯木は、音を立てることがで
きません。

なぜなら、【知る者】がいなくては【知られるもの】は現象するこ
とができないからです。

つまり、誰ひとり知る者がいない深山の枯木は、そもそも現象する
ことができないのです。

もし、あなたの頭のなかで、人跡未踏の深山で倒れる大木の音が聞
こえるような気がしたとしたら、それはもちろん想像です。

想像に何も悪いことはありませんが、ただそれは実際にはどこにも
存在していません。

何が言いたいのか?(*^_^*)

この現象世界は、あなたがそれに【気づいている】から存在できて
いるのです。

わたしたちが【気づいている】から、この世界はあります。

だから、わたしたちが熟睡して【気づかなくなる】と、この世界は
消えるのです。

ただ、ここでわたしたちは間違えます。

そうか、自分が気づいているから、この世界はあるのか!(@_@)と。

これは、半分、当たりで、もしかしたら、半分、違っているかもし
れません。(^_-)

あなたは、この“身体である自分”が【気づいている】から、この
世界はあるのだ、と思っていませんか?

それは違うのです。

この“身体である自分”も、気づかれている世界の一部なのです。

あなたの頭部にある二つの穴の後ろから【見ている者】は、あなた
の身体ではありません。

え!?(@_@) ⌒★?

なんのことだか・・・。(?_?)

(*^_^*)

前回は、「“自分”の誕生」についてお話ししたんでしたね。

赤ん坊は、生まれたときから、生きていて、気づいていた、と。

でもまだ、生まれたばかりのときは、そこに“自分”はいなかった。

“自分”はいなかったけど、あなたはいたのです。

身体のお腹が空けば、お母さんのおっぱいを求めて泣きますし、
お母さんが笑いかければ、笑って応えます。

間違いなく、生きていて、気づいています。

(ここで、何が生きていて、何が気づいているのか、ちょっと想像
してみてくださいね。(^^;) )

そして母親は言葉で話しかけ、赤ん坊はその言葉を聞いています。

その背後で赤ん坊の脳(バイオコンピュータ)は、ものすごい量の
シュミレーションを行って、その音声を解析しているでしょうね。

そして赤ん坊はじょじょにお母さんとの声でのやりとりをはじめ、
その言語をマスターしていきます。

しかしそれでも、そこにまだ“自分”はいないでしょう。

ただ、赤ん坊の脳はこれから生きることになる世界の多様な状況や
文脈を収集しているはずです。

赤ん坊が最初に認知する対象は、おそらく最初の全環境であるお母
さんでしょう。

そのお母さんのまわりに、お父さんや他の家族、そのほかいろいろ
な環境が広がっていきます。

そして現代社会では、おそらくは意識が鏡のなかに赤ん坊の身体を
認知したとき“自分”の誕生が確定します。

そのときはじめて意識は見えている対象(=世界)のなかに“自分”
の姿があることを“知る”ことになるからです。

そして、それを見ている意識のなかに“自分”と“自分以外”が生
まれるのです。

これで人生ゲームのプレイヤーとしての資格を手にするのですが、
それは意識の大いなる苦難のはじまりとも言えます。

ま、ドラマって、たいてい山あり谷ありで大変ですよね。(^_-)

でも、意識はどうしても、膨大に(というか無限大に)持っている
潜在可能性を表現したかったのです。

潜在可能性を実際に体験してみたい、という欲望は、あまりにも強
く、それを抑えることはとうていできなかった。

だからこそ、現象宇宙は存在しています。

でも、現象するためには、その前提条件として、その現象を知覚す
ることができなくてはなりません。

潜在可能性を現象として知覚するためには、不動のままでいてはで
きません。

不動は不動を知覚できないからです。

だから変化を起動しなければならない。

しかも現象世界を維持するには、永遠に変化しつづけなければなら
ないのです。

音を聞くためには、沈黙にとどまっていてはできません。

現象世界を知覚するには、形や色として展開するしかありません。

そこでこそ、ありとあらゆる探求を試してみられるのです。

現象宇宙の背景に、絶対的な不動の存在がいるのがわかりますか?

【知る者】がいなければ、深山で倒れる枯木という【知られるもの】
は、そもそも現れることができません。

枯木は、【知る者】がいて、はじめて存在できます。

はじめて音を立てて倒れることができるのです。

昔から「火のないところに煙は立たぬ」といいます。

誰もが知っているように、現象世界はこうして現れています。

煙は立っているわけです。(*^_^*)

こうして煙が立っている以上、そこに火の元が存在するのは間違い
ありませんよね。

その火の元が煙を立たせています。

“火の元”と“煙”を、「原因」と「結果」という言葉に置き換え
てもいいかもしれませんね。

そうしたら、“結果の世界”がある以上、“原因の世界”があるに
違いないということになります。

ところで、もし“原因の世界”があったら、それはどんな世界だと
思いますか?

その世界は、“結果の世界”ではないのだから、現象の世界ではな
いでしょうね。

なら、そこには何が展開しているんでしょう? (?_?)

(*^_^*)

そこにあるのは現象したいという【意図(欲望・願い)】だとは思
いませんか。

そうなんです。

「カラーローズ」とは、この現象世界を起動した【意図(欲望・願
い)】のパノラマなのです。

もし、あなたが転生を信じていらっしゃるなら、「カラーローズ」
はその転生を願う【意図】のパノラマとも言えるでしょう。

「カラーローズ」に展開している【意図(欲望・願い)】は、どれ
も、とてももっともな願いです。

特に邪悪な【意図】とか、そういうのはどこにもありません。

でも、ひとつの【意図】は、必ず対極の【意図】をはらんでいまし
た。

わたしたちは、どこかでそのトリガーを踏んだのでしょうね。

人間ゲームをどうしてもやりたかったわけです。

だから、こうして身体をまとって現象世界に登場したのです。

最初のうちは、そこはもの珍しく、また(運が良ければ)楽しいこ
とばかりかもしれません。

でも、ここである程度の年齢を重ねると、じきに、そう楽しいばか
りでもなくなります。

そして、やがては、

いったい自分は何のために生きているのか。(-_-;)

などと悩みはじめるわけです。(*^_^*)

こうして、いわゆるスピリチュアルな探求がはじまります。

そうやって、こういうことすべてが、いったいどんな根拠によって
起こっているのかを知りたくなったりするんですよね・・・。

今日は変な話を聞いたなぁ、と思われるかもしれませんね。

気にしないで、すべて忘れてくださいね。

たまに、こんな変わった話を聞くのもまたいいものです。

もし息抜きにしてもらえたら、こんな嬉しいことはありません。

ほんとうに、この「カラーローズ」で展開される“人間心理”の世
界って、いったいどこに向かっているんでしょうね。

(*^_^*)

『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこ
へ行くのか』( http://p.tl/0WWA )(-_-)

実際、この旅はどこへ向かっているのでしょう。^^;;

次に機会があったら、また「カラーローズ」を別の視点から眺めて、
勝手な連想を楽しませていただくかもしれません。

いつもお断りしているとおり、これは「オーラソーマ」で認定され
た見解ではありません。

「オーラソーマ」が、ゲーテの色彩論から引き継いだ「カラーロー
ズ」というすばらしいツールに触発された、まったく自由な立場か
らの連想です。

おつきあいいただき、ありがとうございました。<(_ _)>

                          pari 記


       ………○…………○…………○………

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