第228号 【パリさん】:カラーローズ—ターコイズの心理
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■ 1.【ぱりさんのオーラソーマ】:カラーローズ——ターコイズの心理
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ぱりさんのカラーローズ、毎回楽しみです。
色の言語を覚えるのではなく、基本的なところから考えていくとどうなるか?
「カラーローズ」を人間心理の“元型”誕生の物語として眺めてみる……
ということで、カラーローズの色をベースに見た人間心理の基本的な型、とい
う意味に近く、さまざまなタイプ、分類に近いものがあります。
人間心理の分類、ないし性格分類としては、クレッチマーの気質分類やエニア
グラムによる分類、その他、ユングやフロイトなども、性格分類などをしてい
ますけれども、カラーローズの12色の色に基づく分類をすればどうなるのだ
ろう?
それを3原色から読み解いていくのは、推理小説のようでもあります。
今回はブルーとグリーンの中間の色、ターコイズ。
「直感の信頼」 「伝達への楽観」
「本当は、もっとずっと簡単にできるのに」
というのは面白いですね。
私たちはいろんなことを頭で考え、難しくしてしまいます。
でも、ターコイズのハートのシンクロニシティとつながると物事は、とてもシ
ンプルなんですね。
いろいろな言葉で伝えようとすると、誤解が誤解を生み、伝言ゲームのように、
言ったつもりの言葉がまったく違ったふうに受け取られてしまって戸惑うこと
もしばしばです。
でもハートのシンクロニシティでつながれば、そこでは言葉は必要なく、あな
たも私、私もあなた、相手と自分とがひとつの世界でつながります。
自分の思いの相手への伝達や相手の気持ちは、即時に伝わります。
目と目をみるだけで。。。
ただハートで感じるだけで。。。
言葉はいらない。。。という世界。
存在の感じる側面からのコミュニケーション。
一人から多くの人への伝達。
言葉に限らない、創造的な表現。
内なるささやき(声)。
ターコイズを感じてみてください。
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B043.html
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B062.html
尚 記
…………○…………○…………○…………
ときどき、幕あいに顔を出す、「オーラソーマ」をちょっと部外者的な立場か
ら眺めてみる【ぱりさん】シリーズです。^^;
オーラソーマのカラーローズを“全人間心理のカラーインデックス”に見立て
て、その内部的なダイナミクスを連想して楽しんでいます。
ちょっと理屈っぽいですが、常識だけでお付き合いいただければ、案外、面白
がっていただけるかもしれません。
「カラーローズ」を人間心理の“元型”誕生の物語として眺めてみる……。
誰に頼まれたわけでもなく、自分で勝手にはじめてみたことですが、これが、
結構、面白いです。^^;
“元型”ですから、もちろん、あらゆる微細な人間心理のニュアンスを網羅で
きるわけじゃありません。
カラーローズを“色相環”として見れば、わずか12方位(色)ですしね。
http://www.aura-soma.co.jp/intro/color_language/
人間心理の“元型”とすれば、12のアーキタイプしかないことになります。
しかし、その12方位が厳密に相互関係を定義されていて、全体として見れば
顕現世界の構成要素である人間心理が一望のもとに収まるわけです。
それぞれの位置が、意識の大海のなかの特異点、“ある視点”“ある思い”を
代表しており、しかもそれぞれが全体のなかでは互いに相殺しあっている。
というのも、あらゆる欲望や願いは、全体としては“ただあるがまま”のクリ
アー(無色透明)の光に収束されていかなければならないからです。
それぞれの視点・欲望が相殺し合う相互関係が、絵のなかで補色関係として表
現され、全顕現世界の意味と無意味を映し出しています。
なんとも驚くべきインデックスですね……。(-_-;)
(*^_^*)
これまで展開した人間心理の「元型」に、再度、簡単に触れておきましょう。
12時:“独存の平安”のなかに安らぎ、微睡んでいた根源色「ブルー」
4時:そこから個別としての認知と体験の歓びを夢見た「イエロー」
8時:変化する顕現世界のなかで“永遠の生”を熱望した「レッド」
2時:顕現世界のなかで、ふと全体への“見晴らし”を求めた「グリーン」
10時:個別に馴染めず、しゃにむに超越を求めた「ヴァイオレット」
6時:“創造の賛歌”という多様な顕現世界の大儀を創造した「オレンジ」
7時:“無償の愛”で顕現世界の継続・維持に献身する「コーラル」
5時:あくまでも依存を嫌い、存在の根拠を自らの中に求めた「ゴールド」
3時:全体との調和のなかに個を確立しようとした「オリーブグリーン」
前回まで、こんなふうに人間心理の展開を追ってきたのでした。
さて、個別体験の歓びという「イエロー」の意図は、“全体との調和”のなか
でしか実現しえない、と「オリーブグリーン」が洞察していたちょうど同じこ
ろ……。
じつは、「グリーン」の反対側の隣でも、別の洞察が兆し始めていたのです。
「オリーブグリーン」が発見した知見“全体との調和”とは、あくまでも個別
としての認知と体験を求めた「イエロー」の意図の実現、という目的に沿った
洞察でした。
その意味では、「オリーブグリーン」の洞察は、個別の側に立った、個別の意
図の実現を目的とした知見だったと言えます。
それは、「オリーブグリーン」が「イエロー」と「グリーン」の申し子であり、
何よりも「イエロー」の願いを色濃く引き継いでいたからです。
しかし、「グリーン」をはさんだ反対側、「ブルー」と「グリーン」の中間領
域に兆していた洞察は、それとはまた別の起源に根ざした直感でした。
なぜなら、「オリーブグリーン」が原色「イエロー」の志を引き継いでいたと
すれば、「ターコイズ」には根源色「ブルー」の記憶が色濃く残っているわけ
ですから。
「ブルー」と「グリーン」の中間領域に兆した「ターコイズ」には、顕現世界
に析出している先輩色たちの動揺と混乱が不思議に思えてなりませんでした。
先輩色たちが何をあんなに悩んでいるのか、なぜあんなに大仰な身振りをしな
ければならないのかが、よくわかりませんでした。
「ターコイズ」には、事態はもっとずっと軽く、明晰なものに見えていたから
です。
もし何か、個別の意図を発揮する必要があるのだとしても、そんなことはもっ
とずっと簡単に実現できることだと思われたからです。
何をみんなあんなに大袈裟に、悩ましげに問題にしているんだろう。^^;
だって、もっとずっと簡単なことなのになぁ……。
賢い子どものような「ターコイズ」には、まわりの先輩色たちの振るまいが、
そんなふうに思われたのです。
この「ターコイズ」がもたらした直感を、
「本当は、もっとずっと簡単にできるのに」
というメッセージとして表現してみましょう。
この無邪気とも言える「ターコイズ」の直感は、ひとつには、“神の視界”と
も言える「ブルー」と“全体への見晴らし”を求める「グリーン」という両親
の在り方に、ほとんど矛盾と言えるほどのものがないことによります。
そして、もうひとつには、じつは「ターコイズ」には葛藤そのものがよくわか
っていないのだ、ともいえるからです。^^;
「ターコイズ」は、葛藤の主たる原因である「イエロー」と「レッド」の響き
をほとんど知りません。
ほんのわずか、「イエロー」の知的側面を知っているだけで、サバイバルの響
きである「レッド」にいたってはまったく知りません。
つまり、もともと悩みの種が少ないのだ、と言ったほうがいいのかもしれませ
ん。
しかも、“神の視界”である「ブルー」への強い信頼と帰属感をもっている。
必要なことは必ず知ることができる、という確信が揺らぐことはあまりない。
むしろ、もっとずっと簡単に、もっとずっと効率的に実現できるスマートな方
法があるはず、という直感に満たされているわけです。
しかも、自分の理解はひとに伝えられないはずがない、という無邪気な確信に
満ちているわけです。
「オリーブグリーン」には、まわりの志したちが“子どもっぽく”映っていた
とすれば、「ターコイズ」にはまわりの大人たちがちょっと深刻で、大袈裟に
映っていた、と言ってもいいかもしれません。
なにしろ、「ターコイズ」には、
「本当は、もっとずっと簡単にできるのに」
という気がしているのですから。^^;
顕現世界を創造した“欲望”の深みにはまる前の、ブルーの微睡みから目覚め
かけた幼年の日と彷彿させるような軽さと淡さの世界です。
オーラソーマで「ターコイズ」が“楽観主義”とか“良い意味での子どもらしさ”と
呼ばれるのも、もっともなことと肯かれます。
原色「ブルー」と二次色「グリーン」の間の三次色「ターコイズ」は、「カラ
ーローズ」の1時の位置に“ヴェシカ・パイシス”で造形されます。
http://www.aura-soma.co.jp/intro/color_language/
全体への視界
独存の平和
(ブルー)
直感の信頼
伝達への楽観
(ターコイズ)
生存への違和 見晴しへの願望
超越への希求 調和と協調
(ヴァイオレット) (グリーン)
協調への意志
・ 許容と配慮
(オリーブグリーン)
生命への熱情 個別への意志
欲望と安定 自尊と不安
(レッド) (イエロー)
無償の愛 自立への希求
報われぬ愛 智慧と恐れ
(コーラル) (ゴールド)
創造への賛歌
帰属と献身
(オレンジ)
……。
また機会があったら、このあとどんなダイナミクスで三次色が生まれ、それら
がどのような人間心理を代表するのか、そんな連想を楽しませていただくかも
しれません。
いつもお断りしているとおり、これは「オーラソーマ」で認定された見解では
なく、「オーラソーマ」がゲーテの色彩論から引き継いだ「カラーローズ」と
いう素晴らしいツールに触発された、まったく自由な立場からの連想です。
お付き合いいただき、ありがとうございました。<(_ _)>
pari 記