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巻頭エッセイ


第538f号 ラハシャ博士の新コース「愛と関係性」

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■ 1.ラハシャ博士の新コース「愛と関係性」のご案内 (2014,10/24)
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先日、オーラソーマのレベル4の認定コースでもある、ラハシャ博
士の「ハートからのカウンセリング」のコースが修了し、明日から
は「ハートからのカウンセリング」のティーチャートレーニングが
はじまります。

その「ハートからのカウンセリング」のコースのあった18日に、
来年から新たにはじまる、ラハシャ博士による「愛と関係性」のコ
ースをご紹介するナイトイベントが開催され、60人あまりの方々
にご来場いただきました。

「愛と関係性」というのは、二人の人間がいれば、誰しも心当たり
のあるテーマであり、オーラソーマコンサルテーションにもとても
有益なテーマでもあるので、このメルマガでもイベントで話された
トピックについて、少し紹介してみます。

人間が成長するにあたって、「愛」と「瞑想」の道があります。

「愛」というのは関係性の道、「瞑想」というのは、ひとりあるこ
との道です。

関係性は外側の世界に反映されますが、瞑想は内側の世界の探求で
す。

とはいえ、関係性の問題は、実は人それぞれの内面の世界が、外側
の世界に関係性として反映されるものなので、それぞれがどこまで
自分の内側の世界に気づいているかが重要です。

そして、愛と瞑想は不即不離でもあり、OSHOは「愛と瞑想は、
両翼の翼だ」というふうに語っています。

それはともかく、関係性の問題に関してよくいわれるのは、子ども
時代に形成された両親との関係が、大人になってからの人間関係に
は反映されるということです。

例えば、男性は自分の母親に似た人をパートナーに選び、女性は父
親に似た人をパートナーに選んだり。あるいは、自分はそうはなり
たくないと思っていた両親にそっくりの行動をしていたり、子ども
時代には嫌だと思っていた両親と同じようなケンカを、パートナー
としていたり・・・。

それは、子ども時代において、両親の無意識的なパターンがそのま
ま無意識のなかに刷り込まれてしまうからです。

なぜなら、赤ん坊や子どもは両親の愛に依存して育ちますから、愛
されるために、両親の言うがままを信じてしまうのです。

両親から愛されることが生きていくためには必要であり、いつも外
側からの愛を受けながら育っていくので、愛は外側からやってくる
ものだと信じ込んでしまいがちです。

そこから、すべての関係性の問題が生じてくるのです。

もし、自分の内側には愛がなく、愛は外側からしかやってこない、
と思い込んでいるとしたら、なにが起きてくるでしょうか?

二人の人間は外側からの愛を求めて出会いますが、それぞれが相手
からの愛を求め、でも、それぞれは自分のなかに愛はないと思って
いるのです。

その関係性では、それぞれが自分にないものを相手に求めあうこと
になってしまいます。

そこで繰り広げられるのは、地獄の関係性です。

常に相手に求め、求めるものを得られないことから相手を非難し、
批判し、愚痴をこぼし、責任はすべて相手にあるという関係性です。

誰も、その関係性に責任を負っていないのです。
だって、その関係性がひどくなった責任は相手にあるわけですから。

でも、そのような関係性においては、それぞれが自分にもなく、相
手にもないものを求めあっているので、そうならざるを得ないです
よね。

それでは関係性を天国のようにするには、どうすればいいのでしょ
うか?

その希有な例が、ラハシャとヌラの関係性でもありました。

理想のカップルとして、羨望の目で見られていたヌラとラハシャ。

だったら、その秘訣をラハシャから学ぼう、というのが、この企画
のはじまりでした。

それはともかく、では、その理想のカップルとなる、あるいは天国
の関係性とは、どのようにすればいいのでしょうか?

関係性が地獄のようになりがちなのは、子どもの成育過程に問題が
あることが多く、その根っこにあるのは、子ども時代と両親との関
係性です。

そのことを自覚し、クリアーにし、ヒーリングしなければ、無意識
的なパターンを克服することは難しいですし、うまくいっていない
関係性の問題を解決することも難しくなってしまいます。

いわゆるインナーチャイルドの問題でもありますが、子ども時代に
両親との関係や、学校などで受けたショックとシェイム(羞恥心)
の問題が、大人になってからの関係性のパターンにも大きく影響し
たりしています。

一般的に、両親や教師はまったく悪気なく、子どもが大人になって
からも、まわりに迷惑をかけないようにしつけをしたり、将来のた
めによかれと思ってしつけをしたり、教育しようとします。

あるいは、もちろん両親も人間で未熟な部分もありますから、自分
の感情に任せて子供を叱ったりすることもあったでしょう。

そして、子どももまったく悪気なく、自分の生き生きとしたエネル
ギーを素直に表現して、騒いだり、動きまわったり、自分の好きな
ことをしようとします。

そしてあるとき、レストランや電車のなかなどで、あるいは両親の
虫の居所が悪かったせいで、両親に急に叱られ「静かにしなさい!」
「じっとしていなさい!」と言われたりします。

そして、学校などで、自分が自由に楽しんで描いた絵なのに、下手
だと評価されたり、いろいろと批判されたり、評価されたりしはじ
めます。

そうすると、子どもは自分が自由にふるまうことは悪いことだと思
うようになったり、両親や教師などからの愛を得ようと、まわりの
要求にしたがって、自分をコントロールしはじめます。

成育の過程で子どもに「ショック」となる出来事があった場合は、
そのショックによって、子どもは自分のなかの感情や感覚が切り離
されてしまいます。

そうすると、子どもは自分が感じることや考えることがわからなく
なってしうのです。

「シェイム(羞恥心)」というのは「ショック」ほど強くはありま
せんが、やはり自分をありのままに表現することに羞恥心を感じる
ような出来事がきっかけで、本当の自分を隠さなければならないと
思ってしまう心理状態のことです。

そのようなショックとシェイムの問題が、子どもの無意識に刷り込
まれてしまうと、あるがままの自分自身であってはいけないし、あ
るがままの自分自身では愛されないと思ってしまうのです。

ところが、本当の真理は自分の内側に愛があり、その愛は自分の本
質の一部として、生まれたときからいつもそこにあるのです。

しかし、子ども時代に受けたショックとシェイムの問題が、無意識
に残ったままでいると、そのことに気づくことが非常に難しくなっ
てしまいます。

その他にも「愛と関係性」を考えるうえで大切なのが、内なる男性
性と内なる女性性の問題です。

このことを理解すると、関係性についての見方が、さらに深まって
いきます。

内なる男性性と女性性について、一般に女性は、51%が女性で、
49%は男性で構成されているといわれています。

そして、女性にとって49%の男性性の部分は、無意識の部分なの
で、無意識的にそれを外側の男性に探そうとします。

その男性性は父親の遺伝子からも来ていますし、男性の象徴として
父親を見て育っているので、無意識的に父親の姿を投影しようとし
たりもします。

あなたのパートナーは、あなたにとってふさわしい人ですか?

あるいは、そうでない人は、いつか自分にふさわしい人が白馬に乗
ってやってくると思ってはいませんか?

実は、そのように思ってしまっているとしたら、それが関係性のジ
レンマのはじまりなのです。

なぜなら、相手に見えるものは自分が内側に持っている男性性の側
面にすぎないのですから。

このことが理解されると、これまでとは関係性に対するものの見方
が180度変わってきます。

というのは、相手の人は「私の内側にある愛を引きだしてくれた」
存在に見えるようになるからです

というわけで、「愛と関係性」のワークで自分の内側のワークをす
ると、関係性に対する見方や理解がまったく変わってしまいます。

相手を自分の内側を映しだしている姿だと見ることができるように
なっていくと、自分を受容していくことができるようになり、そう
すると、これまでとはまったく違ったやり方で愛の可能性が広がっ
ていくのです。

ですから、愛と関係性についてワークすることは、目覚めのための
王道なのです。

では、世界中で、愛することは、どうしてこれほど困難になってい
るのでしょうか?

それは愛のなかで、エゴとしての「あなた」が死ぬからです。

あなたはそうは思っていないかもしれませんが、エゴは、あなたが
苦しむのが好きなのです。

ところが、愛が深まってくるにしたがって、エゴは死に直面するこ
とになります。

本当に愛が深くなると、エゴは「自分がどうなるかわからない」と
いう恐怖に直面するのです。

しかし、その恐怖を超えてエゴが溶けていったとき、エゴが作りだ
していた地獄の関係性が終わり、愛のなかで二人の愛が融合し、統
合される天国の関係性が現れてきます。

愛のある関係性によって、自分のエゴを守る必要がなくなり、開か
れた部分(つまり傷)に気づくことができるようになってくるから
です。

キリストは「敵を愛しなさい」と言いましたが、もともとそのよう
な敵はなく、それは自分の内側の反映でしかないのです。

とはいえ、男性と女性は、双方にとって神秘的な存在です。

男性と女性は、ほとんど別の惑星から来ているのかも、と思えるほ
どです。

「女性は金星から、男性は火星から」という本も出ているくらいで
すから。

それほど男性と女性は違った生き物ともいえます。

そのように考えると、私たち男性(または女性)は、相互に理解し
ようとするよりも、それぞれが違った生き物だと認めあい、尊重し
あうことが、お互いの平和のためだともいえそうです。

例えば女性が問題を話すとき、それはただ話したいからであり、話
を聞いてもらいたいだけということがあります。

ところが、男性はわりと問題解決志向ですので、女性から問題を話
されると、話を聞こうとするよりも、その問題をなんとか解決しよ
うとします。

そこが行き違いのもととなり、地獄の関係性へと一直線に行ってし
まいます。

女性はただ受容され、愛されていさえすれば、広がっていくことが
できるのです。

人生を丸いケーキに例えると、いわゆる男性から見た場合、仕事な
どが中心にあって、女性はケーキのひとつの側面でしかないのです
が、女性からすると関係性は人生の中心、丸いケーキの中央であり、
全体なのです。

また、男性と女性の違いはチャクラのエネルギーの違いによっても
見ていくことができます。

例えば、第1チャクラのエネルギーは、性器に象徴されるように、
男性は外向きで陽(ポジティブ)で、女性は内向きで陰(ネガティ
ブ)のエネルギーです。ですから、セックスのときにも、男性はす
ぐに準備ができるのですが、女性はウォームアップが必要です。

ところが第2チャクラになると、今度は男性が陰(ネガティブ)で、
女性は陽(ポジティブ)なのです。ですから、感情を扱うときには
男性はウォームアップが必要なのですが、女性は感情とともにある
のは自然なことなので、すぐにでも感情について話す準備ができて
いるのです。

このように「愛と関係性」のテーマにおいては、さまざまな側面が
あり、ラハシャの新しい「愛と関係性」のコースでは、それらのテ
ーマについて、総合的に理解し、ヒーリングすることができる機会
となるでしょう。

このラハシャによる「愛と関係性」のコースは、来年の4月からの
開催になり、パート1からパート3までのコースとして開催されま
す。

今回、ナイトイベントに参加された方々のお申込みはずでに受付け
ましたが、詳細と正式な募集については11月1日に発表されます
ので、どうぞお楽しみにお待ちください。

                           尚 記


(※こちらでナイトイベントご感想と模様を画像付きで掲載してい
ますので、どうぞご覧ください。
 http://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-11943407770.html


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