第604号 石黒寛子さん「ASと創造性」(25)
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■ 1.巻頭エッセイ:石黒寛子さんの
「オーラソーマとクリエイティビティー」vol.25 (2016,1/13 水)
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今日のおとはなの寛子さんのエッセイのテーマは・・・
「すでにそこに在るであろうものを受け取る」
モーツァルトは1971年に、35歳の若さでこの世を去りました
が、その若さであれだけの名曲をこの世に残しています。
彼も作曲にかける時間は早かったようですが、モーツァルトの曲を
聴いていると、それらの曲は彼が作曲したというよりも、すでにそ
こにある曲が、彼を通して地上に降りてきたような印象を受けます。
モーツァルトの音楽は、そんな天上のメロディーを聴いているよう
な気持ちにさせられます。
ミケランジェロだったと思いますが、彼は彫刻について聞かれたと
きに・・・
「私は、すでにそこにあるものを石から掘り出しているだけなのだ」
・・・と言った言葉は有名です。
オーラソーマでいえば、このオーラソーマも、すでにそこにあった
ものを、ヴィッキーさんが瞑想のなかから地上に降ろしてきたもの
なのかもしれません。
それでは、石黒寛子さんの「オーラソーマとクリエイティビティー」
vol.25を、どうぞお楽しみください。
それでは、すてきな一日を。
Have a nice day!
尚 記
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こんにちは。
クリスタルラインおとはなの寛子です。
「すでにそこに在るであろうものを受け取る」
今日はそんなことについて書いてみます。
先日、テレビで、あるバンドがもののわずか15分足らずで曲を仕
上げていく過程が放映されていました。
天才! すごい! と、そのできあがりの早さに、まわりは驚愕で
したが、なぜそんなにも早いかというと、リーダーの方が、まるで
すでにその曲を知っているかのように、浮かぶ歌詞やメロディを具
現化していったからです。
「創る」というよりも「思いだす」かのような感覚です。
その天と大地のド真ん中で、バランスよく存在しているときという
のは、他者が触れることのできないような、ある不思議な領域に表
現者がいるように見えて、その神聖さにまわりはハッとしたり、感
動したりします。
フィギュアスケーターの羽生結弦選手の演技を見ているときも、そ
のように感じます。
そして必ずや、そういうときは、自分ひとりの存在以外の者たちと
のつながりも、同時にそこにあります。
本人も、その中心にいる感覚があります。
だからこそ、まったく「揺るぎないなにか」があるのですね。
たとえばその表現のなかに、彼を支えているまわりの人たちの愛を
感じることができます。
それに対する自身の感謝、ひたむきさも感じます。
万物、生きとしいけるもの、この地球への感謝もあるでしょう。
それらがどうしようもなく滲みでるからこそ、人々の胸を打ち、自
然と高得点へとつながっていきます。
そして、そのとき、まったく抵抗や迷いのないところにあるので、
インスピレーションは「即時」に表現されます。
いわゆる「つながっている感じ」ですね。
なにに対して努力、鍛錬するかということですが、「すでにそこに
在るであろうものを受け取った」ときに、「即時」に、思い描くと
おりに、誤差なく、肉体を使って表現できるようになるための努力
は、どの道であっても惜しみないものがあります。
なぜなら、そこで引っかかってる場合じゃない、難しさを感じてい
るそんな暇は無いからです。^^
ミュージシャンならイメージ通りのメロディーを奏でるための技術、
画家ならイメージ通りの色彩や形を描けるためのデッサン力、ダン
サーならイメージ通りに身体を動かせるための筋トレなどですかね。
いわゆる「基本」というのは、そういうものなのかもしれません。
だから、羽生選手のジャンプは、あれほど高度な技でも、とても楽
に飛んでいるように見えます。
そのバンドも、あっという間に、簡単すぎるくらい簡単に、曲がで
きあがっていきました。
実は私も「あっという間」に描けてしまったものの方が、自分なり
に満足のいく作品となることが多いです。
特に水彩画は、いかにその透明感を保つかというところに魅力を感
じているので、力みや迷いで制作時間が長くなるほど、作品が濁っ
てしまいます。
ギャラリーで「この作品に、どれくらいの時間がかかってますか?」
と、よく尋ねられることが多いのですが、この言葉の背景には、
「時間がかかった作品ほど価値がある」という、一般的な考えがあ
ることをうっすら感じます。
インスピレーションが表現される即時性、瞬発力などゆえの制作時
間の短さは、手が込んでないということと、必ずしも同じではない
ので、「最も瞬間的に描かれたものはどれですか?」と聞いてみる
のもおもしろいかもしれません。^^
*
それでは今回も、イクイリブリアムボトルたちの声に、アートを通
して耳を澄ませてみましょう。
前回の続きのボトルからです。
B69(マジェンタ/クリアー)
『鳴り響く鐘』
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B069.html
http://ameblo.jp/aurasoma-unity/image-12116903191-13539584624.html
毎瞬の新たなはじまりにひらく(=受け取る)喜びを今。
B70(イエロー/クリアー)
『壮麗なるヴィジョン』
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B070.html
http://ameblo.jp/aurasoma-unity/image-12116903191-13539584626.html
はっきりと観ることのその先にこそあった、本当の明るさ。
B71(ピンク/クリアー)
『エッセネボトル2/蓮の中の宝石』
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B071.html
http://ameblo.jp/aurasoma-unity/image-12116903191-13539584625.html
研ぎ澄まされた揺るぎないダイヤの煌めきは
とてつもない柔らかな花びらの中で。
B72(ブルー/オレンジ)
『クラウン(ピエロ)』
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B072.html
http://ameblo.jp/aurasoma-unity/image-12116903191-13539584628.html
面白い楽しい暖かい嬉しい・・・とか、
そんな尊いあなたの奉仕への感謝。
B73(ゴールド/クリアー)
『チャン・ツー(荘子)』
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B073.html
http://ameblo.jp/aurasoma-unity/image-12116903191-13539584627.html
ほんとうは誰よりも知っているの、あなた自身の可能性。
(※こちらで画像とともに掲載をしています。
http://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-12116903191.html )
(その他の作品はこちらですべてご覧いただけます。
http://www.hiroko.gifts/#!inspiration-art/c19be )
※ボトルのインスピレーションアートについての各コメントは、あ
くまでも個人の体験による洞察です。色彩の言語やボトルの意味な
どに、特に関連づけることなく、やってくるものをそのまま表現し
ています。
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クリスタルラインおとはな
石黒寛子(いしぐろひろこ)プロフィール
http://www.hiroko.gifts/#!profile/c1pqe
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