第557f号 江尻さん「Colour of the Month」(13)
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■ 1.巻頭エッセイ:江尻貴美子さんの「Colour of the Month」 (2015,3/6)
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外出すると、梅にメジロが可愛い声で鳴きながら、花の蜜に夢中に
なっている光景に心奪われる今日このごろ。
本格的な春も、もうそこまで来ているのですね。
4月からはじまった天空のひと巡り。
今回が、いよいよ最後の星座、うお座となりました。
今月のUK占星術コンテンツでは、筆者である Marelna先生は「た
だ在る」ということのすばらしさをシェアしてくださったように思
います。
http://www.asiact.org/archive/astrology/astro.asp?y=2015&m=3
今月は、冒頭と文末にアメリカの詩人、メアリー・オリバーの「ワ
イルド・ギース」という詩を紹介していました。
冒頭の一節はこうです。
「膝をつき、悔恨の念にかられながら、
砂漠のなかを何百マイルも彷徨いつづけなくてもいい。
ただ、あなたのなかにいる、その柔らかな生き物が愛するものを
思いのまま愛することをさせてあげればそれでいい」
この詩は、「善良でなくてもいい」からはじまり、上記につながっ
ていきます。
強烈な「個」の意識たる牡羊座からはじまった12星座の旅は、ス
ピリットの成長を遂げた末、この魚座に至り、「個」を越えた「全」
のなかでの在り方をテーマとしていくのです。
それは、善良である、立派である、人格者になる・・・そんなゴー
ルではないので すね。
ただただ、存在すること。
☆
単なるサバイバルを超越すると、その意味や目的はなんなのだろう?
と、想いを馳せることが重要になってきます。
外側の目的を持つことは大切ではあるけれど、天からの愛、恩寵に
よって、そこにはなにかもっとある─内なる目的─と感じる日がや
ってきます。
内なる目的とは目覚め。
目覚めとは、意識における変化。
それは私たちが考えることではなく、気づくことのなかにあるので
すね。
☆
気づきが増すとともに、私たちがするあらゆることに注意を向ける
ようになります。
すべての行動が意識的になるのです。
なにかをすること、そのものが私たちの注意の焦点となっていくと
き、私たちのすることは、意識がこの世界に入っていくチャンネル
になるのです。
私たち存在Being=天の地をつなぐパイプに磨きがかかっていくよう
です。
私たちのすることすべてのなかにクオリティがあります。
それはどんなにささやかなこと・・・本のページをめくったり、手
を洗うような最もシンプルな行いのなかにさえ、それはあるのです。
これはオーラソーマにおけるマジェンタのプロセスを表現していま
す。
マジェンタが登場する最初のボトルは「B25フローレンス・ナイ
チンゲール」(パープル/マジェンタ)です。
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B025.html
「ランプの貴婦人」は、1837年のインフルエンザが大流行した
ときに、無私無欲の献身を通して、看護の様相に変化をもたらしま
した。
細やかな清潔さに注意を向けながら、奉仕をし、神聖な源からの愛
が細心の配慮のなかに顕れるのです。
古くからオーラソーマを知る人によれば、このB25のボトルの名
前は「Inner-most」と言ったそうですよ。
意識と悟りを得ることは、永遠に展開されるプロセスです。
はじまりも終わりもない。グルグルと輪のなかを巡るようなもので
す。
内側に向かい、ハートへと落としこんでいく永遠に続くプロセス。
そのプロセスは単純なものではなく、まるでハートのラビリンス
(迷宮)。
UKのエッセイのなかでは・・・
ハートの迷宮には誰が住んでいるのでしょうか?
ミノタウロスがそのなかに住んでいて、出くわすことになるに違い
ありません。
・・・とありました。
明るく楽しいものではなく、むしろ自分の内なる混沌や、かまいき
れない衝動と向きあい、ときにはその壮絶さに打ちのめされながら
進むことだってあるでしょう。
そんな脅威と恐怖を、神話に出てくる人身牛頭の怪物「ミノタウロ
ス」に象徴させていました。
雄牛といえば、雄牛を象徴するのは、ヘブライの文字の「アレフ」
です。
アレフ=命の根源、男根、繁殖力、創造の源であり、タロットでは
「0/愚者(フール)」(源そのもの)に対応していきます。
男根を頭に乗せ「無」から飛び出てくる愚者
~Thoth(トート)版より~
その深みは混沌であり、荒くれる衝動が渦巻いた宇宙空間で、新し
い星が生まれる瞬間に放たれる光そのもの~光の背後です。
悠久の時のなかで、サークルはより広がり、もっともっと含まれる
ものが増えていきます。
それは、世界の気づきだけではなく、私たち自身の、より多くの気
づき、そして、光のなかへと入っていくプロセスの一生でもあるの
です。
10本のイクイリブリアムボトルの下層にあるディープマジェンタ
は黒く見えます。
それはすべての色を含んでおり、潜在意識にある複雑なパターンや
無意識のマインドを表しています。
これら、いずれのイクイリブリアムボトルでも、最も好きではない
私たちのそんな一部があることを認めるよう、サポートすることが
できます。
よりジャッジをしないようになれるために。
よりよく互いにつながっていくことを知るために。
☆
いよいよ1年のサイクルが終わり、魚座のステージも抜け、また新
たな1年に入ろうとする時期には、「B89エナジーレスキュー/
タイムシフト」(レッド/ディープマジェンタ)のキーノート・・・
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B089.html
タイムシフト、新たな理解への入り口と、活力のある幸福への新た
な可能性。
・・・も、とても大切なテーマとなります。
このお話は、次回の連載(3月20日、春分の日直前、まさにサイ
クルの境目という特別なタイミングで日食が起こります。同日に特
別編が出る予定です)で、お伝えしようと思います。
新たなサイクルがはじまるにあたり、自分の内なるエネルギー(レ
ッド)がグラウンディングした形で顕れる、その素地として、この
2週間で養っておきたいのは・・・
「B110大天使アムプリエル」(ペールローズピンク/ディープ
マジェンタ)
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B110.html
私たちのすべての行為のなかにある慈愛が、私たちの存在に調和を
もたらす。
私のなかにある愛ではないすべてを手放す。
・・・とキーノートにあるこのテーマ。
ペールローズピンクは、レッドに光が入った色ですね。
12星座の旅も、残すところあと2週間。
今まで経てきた各星座のテーマを総動員させて、すでに愛でじゅう
ぶんに満たされている存在であることに、ただただ気づき、自分の
すべてを許し、愛でないもの「~すべし」といったイリュージョン
にしか過ぎないものは天に向かって手放していく。
そして、新しいサイクル、再誕生に向けて、宇宙でいえば「ビッグ
バン」直前の最小「点」になるべく、ぐーーーーーーーーーっと自
分の中心(コア・核)に戻っていくのです。
ただただ存在するだけのBeingとして。
そこには無限の可能性がある。
今月の記事の最後には、冒頭と同じ詩の一節で締めくくられていま
す。
「あなたが何者であろうとも、どれだけ孤独であろうとも、
世界はあなたが想像した通りの世界となって、あなたの前に顕れ
る。
野生の雁のように甲高く心たぎるような声で、
何度も何度も世界は、あなたに呼びかける。
生きとし生けるもの。
そのなかにある、あなたの居場所を」
(※こちらで画像とともに掲載をしています。
http://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-11998031154.html )
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UKの記事で登場した3月のプロダクト(登場順)
★イクイリブリアムボトル
B25 フローレンス・ナイチンゲール/回復期のボトル
(パープル/マジェンタ)
B89 エナジーレスキュー(レッド/ディープマジェンタ)
B110 大天使アムプリエル
(ペールローズピンク/ディープマジェンタ)
★アークエンジェロイエッセンス 大天使メタトロン
★ポマンダー ディープマジェンタ
★クイントエッセンス パラスアテナ&アイオロス
★カラーエッセンス オリーブ
★占星術における今月のあらまし
B18 エジプシャンボトル1/ターニングタイド
(イエロー/ヴァイオレット)
B3 ハートボトル/アトランティアン(ブルー/グリーン)
B19 物質界に生きる (レッド/パープル)
B63 ジュワルクール&ヒラリオン
(エメラルドグリーン/ペールグリーン)
B96 大天使ラファエル(ロイヤルブルー/ロイヤルブルー)
B40 アイアム(レッド/ゴールド)
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† Psyche †(プシュケ)
江尻貴美子(えじり きみこ) プロフィール
http://psyche-as.com/profile.htm
英国オーラソーマ社公認ティーチャー(レベル2)
日本心理学会 認定心理士
日本トランスパーソナル心理学会会員
米国NLP協会認定 マスタープラクティショナー
タロット歴25年以上、占星術歴10年以上
ディヴァライトにてタロットと占星術のセミナー担当
HP
http://psyche-as.com/as_s2.htm
Blog
http://ameblo.jp/ayura-psyche/
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