第224号 【パリさん】:番外編—ホメオパシー(1)
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■ 1.【ぱりさんのオーラソーマ】:番外編——ホメオパシーについて(1)
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今週は、前回募集しました大天使ボトルのシェアリングをもとに書く予定でし
たが、投稿がイマイチ少ないようなので、募集を継続することにしました。
大天使ボトルでのシェアリング、よろしくお願いしますね。
応募はここからです。
http://aura-soma.co.jp/mail/forms.cgi?id=sharing
というわけで、今週はぱりさんのオーラソーマ、「ホメオパシー」についてで
す。
ホメオパシーの原理については、レベル2でも学びますが、これはオーラソー
マの根本原理でもありますね。
あなたの選ぶ色が、あなたなのです。
そして、あなたの選ぶ色があなたの必要なエネルギーもでもあるのです。
というのはホメオパシーの原理でもありますね。
ホメオパシーそのものは、人間が本来内側に持っている自然治癒力を信頼する
ものでもあります。
現在の西洋医学の医療は、単に表面の症状を抑えているだけで、根本的な治療
にはなっていません。
病気に伴う体の症状は、体自身が自分の体を癒そうとして、そのような症状を
表しているので、その症状を抑えてしまうことは、ある意味その体の自然治癒
力を抑えてしまうようなものでもあります。
もちろん西洋医学が役に立つ領域や側面というのはあるのですが、もっと人間
が本来持っている叡智や自然治癒力を信頼してもよいのではないでしょうか。
オーラソーマ カラーケアシステムは、あなたの内なる大いなるガイドを信頼
し、サポートするシステムとも言えそうですね。
その理解を深めるには、ホメオパシーの原理を理解しておくことも役に立ちま
す。
では、ぱりさんのホメオパシー論、お楽しみください。
尚 記
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ときどき、幕あいに顔を出す、「オーラソーマ」をちょっと部外者的な立場か
ら眺めてみる【ぱりさん】シリーズです。^^;
ちょっと理屈っぽいですが、常識だけでお付き合いいただければ、案外、面白
がっていただけるかもしれません。
オーラソーマのカラーローズを“全人間心理のカラーインデックス”に見立て
て、その内部的なダイナミクスを連想して楽しんでいます。
「色の心理」も「三原色」と「二次色」で6色、それに「三次色」を3つ加え
て、計9色に触れたことになります。
時計の文字盤には12のポジションがありますから、その4分の3を終えたわ
けですね。
素人の恐いもの知らずで、ずいぶん勝手な連想を書かせていただきました。(^
^;)
少し「色の心理」が続いたので、この辺でちょっと休憩して、別の話題で気分
を変えましょうか。
と思って、じつは最初の“つもり”では、「オーラソーマ」という現象をちょ
っと別のアングルから眺めてみようかな、ぐらいのことを思っていました。
ところが、たまたま最近読んだ本が、是非みなさんにもご紹介したい内容だっ
たものですから、今回は番外編ということでその本をご紹介することにします。
と言っても、「オーラソーマ」とまったく無関係な本ならご紹介することもな
かったと思いますが、これがまんざら関係がないわけでもない。^^;
それは、「ホメオパシー」(同種療法)という言葉の意味を初めて納得がいく
までわたしに説明してくれた本だったのです。
みなさんも、「オーラソーマ」と「ホメオパシー」には、いわば“又従兄弟”
くらいの淡い関係があるのかも……、と想像されていたかもしれません。
じっさい、マイク・ブース氏の「オーラソーマとは何か」という文章にも、
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ボトルを使うことによって同調するエネルギーの共振が起こり、そのエネル
ギーが解き放たれます。
体のゴールドの部分が、鉱物界と植物界のエネルギー、そして色と光の共鳴
を通して共振するのです。
これはホメオパシーの原理にも通じるもので、似たものが似たものを癒すの
です。……
「オーラソーマとは何か」(『リビング・エナジー』Vol.1 p28)
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というような一節があります。
それに、ヨーロッパのオーラソーマ・プラクティショナーの方のなかには、と
きどきホメオパス(ホメオパシー療法医)の方もいらっしゃるようですね。
なにか、この両者には親和性が高いところがあるのかもしれません。
今回ご紹介しようと思った本の著者は、英国のホメオパシーカレッジに入学し
て大学院まで5年間学び、日本人初の英国ホメオパシー医学協会(HMA)認
定ホメオパスとなられた方です。
つまり、日本人として初めてホメオパシーと本格的に遭遇し、それを学習して、
初めて内部者として日本人にホメオパシーが何かを紹介できる方なわけです。
由井寅子(ゆい・とらこ)先生は、最初英国でホメオパシークリニックを開設
して、ホメオパスとしての活動を開始するのですが、日本にもホメオパシーが
必要であることを痛感されます。
それで、1997年4月に日本初のホメオパシースクール、HMA認定のロイヤル・
アカデミー・オブ・ホメオパシー(RAH)を創設し、教育と普及に全力を注
ぎ始めたという方です。
http://www.homoeopathy.co.jp/index.html
日本ではホメオパシーというのはまだほとんど社会的に認知されていないわけ
ですが、世界的にはメオパシーは多くの国々で広く親しまれていて、代替療法
のトップの地位を獲得しているらしいですね。
フランス、ベルギー、ギリシャ、イタリア、イスラエルなどでは、ホメオパシ
ーは正式に医学として認められていて、医科大学のカリキュラムにも組み込ま
れ、ホメオパシーを実践する多くの医師が存在しているそうです。
日本のわれわれが想像する代替医療のイメージとはちょっと違うようです。
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●日本での「ホメオパシー」理解の現状
いったい、ホメオパシーというのはどういうものなんでしょう?
まず日本での一般的理解をチェックしておきましょうか。
たとえば、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』日本語版の最初
の記述はこんな具合です。
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ホメオパシー(homeopathy)は、ホリスティック医療に分類される、代替医
療の一種である。「ある症状を持つ患者に、もし健康な人間に与えたら、そ
の症状と似た症状を起こす物質をきわめて薄くしてわずかに与える」ことに
よって、症状を軽減したり治したりしようとする療法のことである。
たとえば、解熱を促そうとする時には、健康な人間に与えたら体温を上げる
ような物質を含む物質を少量患者に与える。このことによって、極めて短時
間発熱が促進されるが、すぐに解熱に向かうとされている。
日本においては「同種療法、同毒療法、同病療法」と訳される。
http://tinyurl.com/bcolf
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まあ、客観的でなければならない百科事典的記述としては、日本ではこんな感
じのイメージで説明されているわけです。
で、日本の医学界での一般的な評価はどんな感じかというと(厳密なことは誰
にも言えないでしょうが)……。
それを予想させる傍証として、これも『ウィキペディア(Wikipedia)』の記
事を借りるなら、同じ項目の最後の方にこんな記述があります。
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医学専門誌Lancetの2005年8月号に、ホメオパシーに関する臨床検討の論文
110報をメタ解析した調査が報告され、これにおいてもホメオパシーの効果
はプラセボと同等であると結論されている[1]。
このことを問題とする立場の者は、ホメオパシーが疑似科学であるとし、プ
ラセボ以上の治癒効果の可能性が有る「代替医療」ではなく、そもそも全く
治療効果のない「偽医療」であると主張している。
http://tinyurl.com/bcolf
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これはまたずいぶん評価が低くて、西欧諸国の実情とだいぶ差がありますね。
しかし英国王室の主治医はホメオパスだそうですし、アメリカでも全製薬業界
の実質的な筆頭株主である大金持ちのロックフェラーさんの主治医も、じつは
ホメオパスらしいですから、ちょっと情報ギャップがあるかもです。^^;
●ホメオパシーとアロパシー
ちょっとタイトルがいかがわしくて、これまでご紹介するのを遅らせてきたの
ですが、じつは本の題名は『予防接種トンデモ論』といいます。(^^;)
でも内容は、意外や意外、じつに本格的な情報が詰まった本です。
これは是非ご紹介して、できれば皆さんにも読んでいただきたいと思いました。
以下、この『予防接種トンデモ論』(由井寅子著、ホメオパシー出版)で知っ
た内容を、一部引用を交えながらご紹介しますね。
「オーラソーマ」も新しい世界を予感させる叡智ですが、「ホメオパシー」も
同じく新しい世界の常識の構成することになる知恵のような気がします。
といっても、西欧諸国ではすでに現状でそうなっているわけですが……。
現代医学の考え方は基本的に、ホメオパシー「同種療法」と正反対の、アロパ
シー「異種療法」(逆療法)ということらしいです。
基本的に病気を敵と考えて、それを押さえ込み、叩きつぶすことを考える。
要するに、病気の症状に対する“対症療法”ということです。
ところがホメオパシーでは、病気を人間の“敵”とは考えないらしいのです。
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ホメオパシーでは症状を抑圧するのではなく、同じような症状を引き起こす
ものを与えて自然治癒力を触発し、症状を出し切れるように後押しするとい
うやり方をします。
『予防接種トンデモ論』(p28)
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たとえば、熱をだす病気なら、その発熱症状を治癒にいたる生体反応ととらえ、
生体に“同種のもの”を与えて、その治癒過程を加速・応援するわけです。
それぞれの病気に処方するその“同種のもの”を“レメディー(=療剤)”と
いいます。
ところが、意外や意外、このレメディーにはじつは“同種の物質”はほとんど
含まれていないというのです。(@_@)
たとえば、ある病気のワクチンにはその病原体を培養希釈した“物質”が入っ
ているわけですよね。
しかし、このホメオパシーのレメディーには、病原体は物質としては1分子も
含まれていないんだそうです。
さまざまな物質から取り出した成分を、希釈・震盪(よく振る)という方法で、
病状を引き起こす“情報(波動)”しか含まないほどに薄めるらしいのです。
現代医学と考え方が逆な上に、ホメオパシーには物質的根拠がないわけです。
これが、ホメオパシーを現代医学界に受け入れがたいものにしている理由らし
いです。
だから、『ウィキペディア(Wikipedia)』の先ほどの記述があるわけです。
> このことを問題とする立場の者は、ホメオパシーが疑似科学であるとし、プ
> ラセボ以上の治癒効果の可能性が有る「代替医療」ではなく、そもそも全く
> 治療効果のない「偽医療」であると主張している。
そういう話だけを聞くと、ホメオパシーは「偽医療」かとも思われます。
しかしそのレメディーを“経口摂取”することで、病者の症状(=治癒過程)
が加速・促進させられ、その結果、じじつ治癒が起こるらしいのです。
(でなくて、どうして、大学院病院まである国が存在するでしょうか?)
この本の副題は、
病原体はありがたい!
子供のかかる病気はありがたい!
です。(@_@)
ちょっと、驚きますよね。
いわゆる“病気”を、人間の“正常な生体反応(治癒のプロセス)”と考える
わけですから、考え方がずいぶんわれわれの常識と違うわけです。
病気の症状を押さえ込むことは、かえって危険だという理解です。
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この治癒のプロセスや排泄のプロセスを強引に止めることは、発熱それ自体
よりもはるかに危険なことなのです。
実際のところ、41度までの熱では死ぬことはありませんし、障害が生じるこ
とはないのです。
しかし、その熱を解毒剤で強引に止めようとすることで生命が危険にさらさ
れるのです。
とりわけ、長年慢性状態になって体毒がたくさん溜まっている人が、排泄の
プロセスとして発熱した場合、解熱剤で強引にその熱を止めてしまうことほ
ど危険なことはありません。
『予防接種トンデモ論』(p31)
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しかし、もしそうだとすると、これまで現代医学の恩恵を受けてきたわれわれ
としては、いったいどういうことになるんでしょう……? (@_@)
そのことに関して、由井寅子先生はこう言っています。
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現代人の生命力の弱体化は、体が浄化する機会を奪われていることに大きな
原因があります。
発疹や熱、咳、下痢などの症状は本来、浄化のためのありがたい排泄である
はずなのに、それが良くないことと考えられ、症状が抑圧されるのです。
それはまさに肛門に栓をしているようなもので、これでは体は腐敗していく
しかありません。
『予防接種トンデモ論』(p34)
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なんと! (*_*)
この本の内容は、これまでの医療に関するわれわれの常識とあまりにも違い、
また日本人にとって非常に重要と思われる情報が含まれていて、ちょっと一回
ではご紹介し切れそうもありません。
また、これからお母さんになる可能性のある若い女性の方々には、一つの判断
材料として、是非、まず情報としてお知らせしたい、という気もします。
なので、これまで日本人が知らなかった「ホメオパシー」の理解という意味で、
次回と2回にわけてご紹介させてください。
pari 記
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既刊号に掲載された記事を以下にサイト掲載しています。ご参照ください。
http://www.aura-soma.co.jp/newsletter/backnumber/index_1.html
なお「巻頭エッセイ」と「今週のボトル」はすべて以下に掲載されています。
http://aura-soma.jp/basic/index_13.html
http://aura-soma.jp/basic/index_14.html
途中からご参加の方には、過去の既刊号を読んでいただくために、
http://aura-soma.jp/distribute/
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