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巻頭エッセイ


第27号 免疫革命

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■ 1. 免疫革命
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あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

アメリカのセドナという地にいると、お正月という雰囲気でもなく、16時間
ほど時差もあるので、日本で2005年1月1日を迎えたころは、こちらでは
まだ大晦日です。

新年の新しい試みとして、今回よりメルマガを週二回配信にしたいと思います。

やはり長すぎるメルマガは、熱心な一部の読者のかたを除いてはなかなか読ん
ではもらえないようで、次回に読もうと思っているうちに忘れ去られてしまう
ようです。

せっかく配信してることでもあるので、できれば読んでいただいて、
感想などいただければ嬉しいです。

それはともかく、今回は免疫についての本を読んで、いろいろ考えさせられた
ので、免疫とオーラソーマについて書いてみたいと思います。

安保徹、という医学博士の書かれた免疫革命、という本についてはご存知の方
も多いかと思います。

「免疫学問答」という安保徹博士と僧侶の無能唱元という人との対談の本は、
免疫について知るにはわかりやい本ですが、オーラソーマの考え方とも共通
していることもあるのでで紹介します。

免疫の原理については安保博士の本を読まれるといいと思いますが、そこから
導き出される結論は、ごく常識的な側面と、え? と思わせる、現代医学の常
識を覆すようなことも多く書かれています。これはとても勇気がいることです
ね。

安保博士によると、病気の治療は自然治癒力の利用が大切であり、自然治癒力
の根源である免疫力を高めることが病気を予防し、自然治癒を導くのに大切で
ある、とのことです。

そして免疫力を高めるにあたっては、それらの免疫は自律神経に支配され、
自律神経のバランスが崩れることで病気や災難を まねいてしまうことになるの
で、そのバランスのかたよりが是正されることが大切であり、そのためには、
単なる技術的な治療だけでなく、心の問題、つまり人間的な生き方を模索する
ことが必要とされる、とのことです。

そうすることで単に免疫力だけでなく、総合的な自然治癒が行われ、肉体と魂
の回復が同時に起こる。

と書かれてあります。

これは人間の心身一如という観点からは納得できる考えで、オーラソーマは、
この魂の回復とこころのバランスを整える、いう側面に寄与することができる
道具であると言えるでしょう。

この安保博士の免疫の理論によると、オーラソーマは自分自身にくつろぐと
いう意味で、リラックスをもたらすものであるので、副交感神経に作用し、免
疫を高めることにも有益であろうと思われます。

この本に書かれていることのなかで、オーラソーマに関連あると思ったもう
ひとつは「未病を治す」ということについてです。

つまり、「未病を治す」というのは病気が身体の症状として現れる前に治すと
いうことですが、それが東洋医学で名医の条件でもあるようです。

そこでこういう落語があります。

どんな患者が来ても「手遅れだ」というと、治ったときに名医とたたえられる
という話しを聞いたある医者が、あるときはしごから落ちて腰を抜かした男が
担ぎこまれてきたのを見て、

「こりゃ手遅れだ」

といったところ、その患者を連れてきた人は、抗議して、

「でも、先生、これはしごから落ちただけなんですよっ!」

って言ったところ、その先生、

「なぜ落ちる前につれてこなかったのだ」 

と言ったとか。

実は、ポマンダーとかクイントエッセンスは、この「落ちる前に気をつける」、
ってことでもあるんですね。

キルリアンフォト、とかオーラ写真、というものがありますが、これは身体か
ら数センチ離れた電磁場の領域を写しているわけです。

クイントエッセンスは、それよりも繊細なエネルギー領域、エーテル体とアス
トラル体の領域に作用するのですが、これらのエネルギーの領域に乱れが生じ
たり、傷ができてそのままにしていると、それが数が月たつと肉体というエネ
ルギー領域に症状が現れてくる、という報告があります。

つまり肉体に症状が現れる数ヶ月前にオーラにその前兆がすでに現れているん
ですね。


このことから考えると、電磁場の領域、エーテル体、アストラル体の領域のエ
ネルギー場にその乱れが顕れた段階でそれを調和させることで、それが
未病を治すということにもなりますね。

イクイリブリアムのチャクラセットも同じ考えです。
イクイリブリアムも身体に塗ることで、チャクラとそれに関連するオーラにも
を本来のバランスに戻していく作用がありますから。

このように考えると、クイントエッセンスなどの説明において、マスターとか
天使とかになじみがない人でも、そういう視点からなら理解できるっていう人
もいるでしょう。


私がこの免疫の本で一番びっくりしたのは、「ガンの転移は治る前兆」である、
という箇所です。

普通は、ガンは移転してしまったら手遅れだと言われていますよね。

ところが安保博士はそうではないというのです。

転移が起こった時期に幾日か患者は発熱し、身体がだるくなり、その後、ガン
は小さくなるという現象が観察されているそうで、ガンの転移はガンを治すた
めの免疫の戦いだというのです。

がん細胞は熱に弱いので、転移の発熱は人間の身体に備わった天然の温熱療法
であり、ガンはリンパ球に打ち負かされて、そこから散らばって逃げ出す、こ
れが転移だということです。

だから、移転先のガンは小さくなっていくので、リンパ球はこれを追い詰め、
殺してしまう。
そして元のガンの巣も自然退縮するとのことです。

ところが、身体がせっかく戦っているときに、解熱剤を使って熱を下げたり、
免疫力を下げたり誤った治療を行うと、ガンは転移した先でぬくぬくと生き延
びる。
そうすると転移が命取りになる。というわけです。

なるほどねーー。

転移を武器にするには、副交感神経を刺激してリンパ球を増やし、熱を下げな
いようにする。
ガンは免疫力だけで戦える、っていうんです。

うーん。ここまで言うのはすごい洞察と勇気だなー、と感心してしまいました。

免疫を信頼するということは自分のなかに備わった自然治癒力、身体の知恵を
信頼することであり、自分自身にとってのことは自分を信頼し、責任を持つ、
というオーラソーマの考えにも共通しますね。

ちなみにガンになる最大の要因はストレス、心の悩み。それが交感神経の緊張
を呼ぶことであり、 それが続くと

1)顆粒球が増え、活性酸素の大量発生による体組織の破壊が起きる
2)血流障害が起きる
3)リンパ球が減少する
4)排泄や分泌の能力が低下する

これに取り組むのは医者というよりも患者自身の人生の問題であるとこのと。
それゆえガンは自分で治せ、という命題がなりたつとの主張をされています。

オーラソーマと同じ考え方ですよね。
自分自身をそこまで信頼できますか、みなさん?
そこまで自分を信頼するって勇気がいりますね。
ついお医者さんとか、権威に頼ってしまいますものね。
(誤解しないでください。お医者さんが不要だというつもりはありません。
必要なときに、名医にかかることは、現代医学の恩恵を受けるには必要です)

ガンにならないためには、副交感神経優位、身体が温かい、食事がおいしい
気分がゆったりしている、楽しい、ありがたいという感謝を忘れないこと。

しかし、不機嫌になったりバリバリ働かなければならないときもあるわけで、
そうしたときには、その後ゆったりくつろぎ、感謝の念を持つ心の状態の戻り、
いつもにこにこ副交感の状態を保つことが有益だとのことです。

ガンにならない6か条

1 働きすぎをやめ、十分な睡眠をとる
2 心の悩みを抱えない
3 腸の働きを高める
4 血行をよくする
5 薬漬けを避ける
6 がん検診は受けない

とのことです。

6 がん検診は受けない、なんて、なんと非常識な!って思っていまいますよ
  ね。

医者でありながらこういうことを言うなんて、よほどのことですね。

どうしてそういうことがいえるのか知りたい方は、安保博士の著書を読んでみ
てくださいね。

もう少しオーラソーマについて知りたい方は、
次にお進みください。



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