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パビットラさんの「フラワーエッセンス」


SB篇第79回:第7身体 その11

【日常とセッションに役立つチャクラ・サトルボディ・エネルギー解剖学】

マウントフジフラワーエッセンスからみたサトルボディ、エネルギーワークを
テーマに、今回も引き続き、様々な角度から、第7身体についてのお話を試み
ていきたいと思います。

究極に到達した聖者の発するとてつもなく美しい言葉や文章でさえ、その行為
する事が故に、それ自体ではないのだと示していたりもする、第7身体の次
元。
何であれ、表現出来ない次元をあえて表現する為に、言葉や文章、意味付けの
形式に落とし込むなら、その行為と意図故に、第7の次元から下降してしま
う、という事なのでしょうか。

論理的に認識出来ない、第7の次元。
第4の次元や第5の次元にあるような、更に到達していくものはなく、従って
対象はなく、だから動きもなく、元となる種のようなものもなく???。

通常、何かを認識するには、自分と対象というものがあってこそ、成り立つも
のです。
言葉であれ文章であれ、形として表現されるものもされないものも、私達のこ
ころの活動は、外側との相互関係によって成り立っているのですね。
対象があるからこそ、自分が成り立ち、意味が与えられ、事実が作られ、世界
や過去や今や未来が創られる、とも言えるでしょうか。
そういったものを、第7の次元は、超えているのでしょう。そして、超えてい
るから、超えているとか超えていないとかいった事も、何も言えないのです。

この、証明出来ない究極の次元を頭でつきつめていくと、そこから遙かに遠の
いていって、マインド哲学に落とし込まれてしまいそうです。
第3身体の自己イメージが動き、そこに展開される“部分”が、あたかも正し
く崇高なものであるかのように、知性は満足するかもしれません。

—学問と、実際に「それ」を生きる事とは違ったものです。

知識で整理出来ない実体(?)を知識で明らかにしようとすると、知識が飽和
し、マインドとマインド、論理と論理が、内側で葛藤し始めます。
あなたより私の方が正しい、Aの方がZより優れているといった、外側の対象
に向けられた、第3の次元の葛藤にも発展するかもしれません。

下位身体の二元性の次元にいるなら、物事のどちら側に立つか、コインのどち
ら側を見るかによって、それを正論としたり異論ともする事が、誰にでも、い
とも簡単に出来るものです。それは、他者との間でも起こりますし、自分の内
側でも、一人ディベートのように起こせるゲームのようなものです。

これは、プラサード達、尚さん、コマラさんが伝え、実践している、知識や情
報ではなくハートで感じる事、自由な体験に入っていく事の大切さにもつなが
るかと思います。

感じる事、体験する事、生きる事には、従うべき正誤、優劣はありません。全
てが例外であり、ユニークです。同じである必要はなく、それぞれが違ってい
て、当たり前なのですね。

特定の机上の論理や理念だけを正しいものとして、他を排斥する枠組みの中で
生きる事は、生が与えてくれる多様な神聖さに対して、自らを閉ざす事になり
ます。
また、第3次元の自己イメージから他者に向ける“隠れた指差し”は、自分自
身にも向けられ、自他が自由に体験するスペースを奪い、追い詰めてしまうで
しょう。

「マウントフジフラワーエッセンス講座」では、本来は枠組みから自由であ
る、感じる事のありのままを思い出していきます。
それは、誰もが持っている能力です。
誰が誰より優れている、どれが正しくどれが間違っているといった葛藤も、自
分が自由である事の他者への遠慮も、全く要らないものです。
自然で自分らしいスペースを持つ事を、自分自身で承認してあげる事。高い次
元での「溶け合い」は、そこからスタートします。

私が小学生の頃、家に帰ると花や動物の絵ばかり描いていたものですが、両親
から咎められた事は、一度もありませんでした(数十年も後で、「実は担任の
先生に相談した事があり、学校では活発なお嬢さんです、と家と真逆の事を言
われて驚いた」と母から聞いた時は、笑ってしまいましたが)。
私の母は、スピリチュアルな要素はあるものの普通の主婦でしたが、「あなた
の人生なのだから、あなたの好きなように自由に生きなさい。親や世間に合わ
せる必要はない。いつかあの世に行った後も、私はあなたを応援しているか
ら」と、その頃に言ってくれました。
特に素晴らしい親ではありませんでしたが、好きな事をする事やそのままの個
性をコントロールされた事が一度もない事、斜め後ろから、私が私らしくいる
スペースを邪魔しないというエネルギーの応援は、最大のサポートだったと
思っています。

ところで、日本語は、主語がなくても表現可能な言語ですが、英語には主語が
あります(最近はそうでもない表現もあるようですが)。
もしかしたら、西洋が発達させてきた、高みへのプロセスにおける自我とその
表現の仕方は、言語の構造とも関係しているのかもしれない、とふと思いまし
た。
それぞれのユニークさは、自然観、死生観、言葉、食物等、様々なところに表
されているのですね。

主語は、対象がある事で、成り立つものです。
意味付けや枠組みは、内側であれ外側であれ、“分離”があるからこそ、可能
です。

マインド哲学でエゴが信じている事が、「それ」自身であるとは、分かりませ
ん。
第7身体の次元については、何も分かりませんし、何も言えません。

その一方、たとえ言葉や文章であったとしても、高位の次元を体験した人から
発せられたものであるならば、「それ」は、私達のその次元への焦がれを揺さ
ぶり、知性の満足とは違う「何か」を響かせます。
「それ」は、言葉や文章そのものというよりも、それをも含めた存在自体のエ
ネルギーフィールドに感応する、と言ったらいいのでしょうか。

「それ」は、感応した人の(個を超えた)深みにある、同質のものを呼び覚ま
します。
理論ではうまく説明出来ないけれど、既に知っている本当の我が家のような、
長い間求めてきたものであるような、感覚をもたらせてくれるのです。

これは著書「マウントフジフラワーエッセンスとエネルギーの世界—花
の"Being"—」にも少し書いたのですが、フラワーエッセンスの生成の過程に
おいて、東洋と西洋のアプローチの違いを感じた、印象的な出来事がありまし
た。

ある西洋のフラワーエッセンスを、花を摘み取る方法で作る場面に立ち会った
時の事です。
「フラワーエッセンスを作る為に、花は、喜んで私達人間にその身を捧げ、犠
牲になってくれると言っています」という花からのメッセージが、開発者から
伝えられました。
そこには、マウントフジフラワーエッセンスを作るプロセスとは異なる世界
観、エネルギーがありました。

 マウントフジフラワーエッセンスの花達は、特別に授けられた花としてでは
なく、高等な植物だからという事もなく、喜んで犠牲になってくれたのでもな
く、ただ、そのように「出会う事」が起こっただけでした。

マウントフジフラワーエッセンスの生成は、「私」という主語、花という対象
と私との分離がある時には、むしろ起こらないのですね。
この生成のプロセスの違いには、とても興味深く感じています。

著書「マウントフジフラワーエッセンスとエネルギーの世界—花
の"Being"—」より抜粋
「“God”が私達の為に創った花」としてではなく、輪廻の輪の中、たまた
ま今は花と人間という形をとっている存在として、等しく生を受けたものとし
て、永遠の神聖さそのものの体現として、溶け合うという経験。
マウントフジフラワーエッセンスの生成では、花も人も溶け合って、ただその
瞬間が全世界となります。そこには、花と自己を分断する自然観、協力する者
とされる者、あるいは、協力し合う者達といった概念とは、別の世界観が広が
ります。
~マウントフジフラワーエッセンスを作るのは、「私」ではありません。「私
が作っている」といったマインドは、存在との間に、葛藤、緊張、分離を呼び
起こします。DOINGからBEINGへ、「行為者」から「ただ在る事」
へ、自然に起こるがまま、邪魔する事なく、ただ許していく、そこにくつろぐ
という在り方です。
何でもないあたり前の人として、フラワーエッセンスが出来上がっていくプロ
セスに立ち会う事は、最愛の時間です。それは、「私」がいなくなった時に
やって来てくれる、存在からのギフトです。
「私」や方法論が消え去った時、「魂に波紋を引き起こすひとしずく」、「花
の意識の高みの水滴」は、超えたる次元へと飛翔するのです。
~そのプロセスは、愛であり、喜びであり、瞑想であり、沈黙であり、無邪気
さであり、驚きであり、遊びであり、お祝いであり、受け入れる事であり、手
放しになる事であり、満たされる事であり、空っぽさであり、選ぶ事のない気
づきであり、生と死の肯定であり………。
(つづく)

        …………○…………○…………○…………

次回は、都合によりお休みとなります。7月14日に、またお会いしましょ
う。


この連載に関連した内容を、「リヴィングエナジー」最新号にも執筆していま
すので、よろしければ、そちらも併せてお読み下さい。

「サトルボディ」については、「サトルボディヒーリング」をご参照くださ
い。
http://oshoartunity.com/mail/orderform.cgi

また、「マウントフジフラワーエッセンス」については、「マウントフジフラ
ワーエッセンスとエネルギーの世界—花の“Being”—」をご参照下さい。
http://www.floweressence.co.jp/Essence/MFbook.html

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*最新ワーク情報・個人セッション・無料小冊子のご請求*
「マウントフジフラワーエッセンス基礎講座」は8月19日から。「バッチ博
士のフラワーエッセンス基礎講座」は10月19日から。「レイキ」?&?は
8月28日&8月29日に開催。これらの最新ワーク情報と各種個人セッショ
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*筆者パビットラのプロフィール*
フラワーエッセンス(以下FE)開発者、指導家。富士山周辺に咲く花から日
本で最初にマウントフジFEを開発。日本で初めてFEをワークに導入し、日
本人初の関連書籍「バッチ博士のフラワーエッセンスガイドブック」を執筆
し、その後、「マウントフジフラワーエッセンスとエネルギーの世界—花
の“Being”—」を執筆。日本におけるFEの先駆的役割を果たし、ハートサ
ポートシステム(有)、日本フラワーエッセンス協会にて、フラワーエッセンス
を用いた各種セラピー、セラピストの育成、執筆、開発等に努める。心理療法
家、カウンセラー、エネルギーワーカー、ボディワーカーでもある。「セラ
ピー現場ですぐ機能する」をモットーにした講座の参加者は、セッションが
きっかけとなった方から、セラピストや医療関係者迄幅広い。卒業生はプロと
して活躍中。

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