パビットラさんの「フラワーエッセンス」SB篇第65回:第6身体 その6【日常とセッションに役立つチャクラ・サトルボディ・エネルギー解剖学】マウントフジフラワーエッセンスからみたサトルボディ、エネルギーワークを テーマに、夏休み明けの連載再開の今回も、第6身体についてのお話が続きま す。 第6チャクラの次元で「見る事」とは、気づき、観照、ただ在る事。 あたかも肉眼のように、第6チャクラで様々なものを見ようとすると、色々な ところに光のスポットライトが移動し、エネルギーが使われる為、エネルギー が散漫に漏れ出して、枯渇していくような感じになってしまう事があります。 小さな細胞から、原子から、感情から、思考から、チャクラから、前世から、 カルマから、聖なる存在から、銀河から、宇宙から・・・。大きな単位のもの、 小さな単位のもの、個人的なもの、集合的なもの、過去のもの、未来のもの、 外のもの、内のもの、低位のもの、高位のもの、右のもの、左のもの・・・。 スポットライトの光は、あちこちへとあたり、変化していきます。光をあてる 対象は、多彩で無限ですし、肉体を持ったままでは到達出来ない次元から物質 界の日常的な次元迄、上昇も下降もするでしょう。でも、対象は変化していっ たとしても、見る対象によって動かされているという事、「見る事」の水平的 な姿勢に同化している事に、変わりはありません。そんな状態の時には、くつ ろぎや沈黙の不在として、何かが違うような、充分な居場所のない感覚を感じ るかもしれません。それは、対象に巻き込まれているという、シンプルなサイ ンです。 そんなふうに第6チャクラのサイキックな使い方をしている場合、リーディン グすると、第6チャクラの範囲が狭く、前へと飛び出している状態になってい る事があります。 あるいは、日常的にこういった使い方をしているのなら、様々な事をしている のに人生も自分もなかなか変わらないと、悩んでいる事もあるかもしれません。 見る対象が何であれ、ある種三次元的に低位から高位へと見る視点が変化して いく事は、興味の対象の変化であり、第6の次元の「見る事」の変容とは違っ たものです。 内側の事であったり、高次元の事であったりと、複雑で壮大になっていったと しても、対象を移動して見る事は、第6チャクラの可能性である「見る事」の 次元のシフトとは異なるものなのですね。 否定や肯定は、私達が、スポットライトがあたっている対象に同化した時、部 分を選んだ時、起こります。 私達が何かを選択する時、そこには、上昇であれ下降であれ、拡大であれ縮小 であれ、上下、内外、大小といった部分への揺れ動きがあります。 第6チャクラの「見る事」は、対象を見る事から退いた状態、というよりも、 そんな見る事が起こっていると同時に、移動しないところに在る事だと言える のでしょうか。そこでは、対象を見ている事も、見ているのですね。 気づきの「見る事」には、下位の次元の否定もなく、闇への否定もなく、抑え る事もなく。そこは、対象といった部分や、スポットライトの内と外の淵のよ うなものがないところです。 ・・・それは、選ぶ事のない頂点に在る事であり、揺れる事のない全体です。 選ぶ事のない頂点の体験がない時、光をあてていく対象は、数の世界に住んで いるかのように、膨大で無限になります。だから、変化し続ける対象の中から 何かを選び、それを見る事に、何年も、時には、何世もかける事もあるかもし れません。創り出された複雑さや難解さの中にエネルギーが収縮し、その内に、 可能性を小さく固めてしまう事もあるでしょう。 でも、それもまた、OKです。何故なら、第6チャクラの「見る事」は、同化 と横一列にあるものではなく、それらによって、損なわれたり影響されたりす るものではないからです。その潜在性は、ただ、今は眠っているだけなのです。 通常、スポットライトが当たった先に同化する事で、私達は安心します。それ に対して、第6チャクラの「見る事」は、それらのたくさんの部分に依る安心 から、拠りどころのない自由さへと、私達の眼を引き離します。 確かさをもたらす持物や支えを失くしたような、この不確かで、でも自由にな って広がるような新しい感覚は、新しい次元への眼を開きます。 それは、人よりも多く知る事を通してはたどり着く事のない、「見る事」の本 質的な体験です。 観照の次元に在る時、たとえスポットライトがせわしなく動き続け、対象が変 化していったとしても、同時に、違った次元での大きな安定のようなものの内 に在るとも言えるのでしょうか。 確かな持物を手放し、個がより大きなものへと消えてしまって、もっと広大な、 在るという感覚に触れているような。 マウントフジフラワーエッセンスの講座で、セッションでのセラピストの在り 方について、基礎講座の時から、受講者の方々に何度も伝えている事がありま す。 それは、不確かさ、拠りどころのなさに留まるという事。そして、知らない姿 勢でいる事。 判断や比較による確かさを求める縛りと戦わず、それとは違う次元の生まれた てのシンプルさに戻っていくのに、いわゆる特別な能力は、あってもなくても 関係ないものです。大切なのは、それを超えたところで「見る事」です。 この在り方は、講座の回を重ねるごとに、育まれていきます。長い間親しんで いなかったこの在り方を自分自身に許してあげる事に、最初はとまどう方もお られます。そんなとまどいもそのままに許しながら、選ぶ事のない気づきに在 って、選んだ先への同化から自由な、自然発生的な共鳴からの行為、動きが生 じる時の感覚を、体得していくのですね。 実際、不確かさにくつろいでいる事は、私達が、より自由で、くつろいだ人生 を生きる鍵であったりもします。理由や依存のない、外側に左右されない、大 きな安心、くつろぎ、信頼の次元を、この不確かさの中で体験したりするんで すね。そこでは、これ迄慣れ親しんできた幸せや安定の探求の次元も、自然と シフトしていきます。 そして、永遠の現れでもある様々な現象や行為を、愛おしさをもってそのまま に抱きしめるのは、天と地の両方とつながっているハートです。 天だけであるなら、いつか地に戻る時が来るかもしれません。地だけであった なら、いつか天に焦がれる時が来るかもしれません。 もし、そこに、ハートがなければ・・・。 (つづく) …………○…………○…………○………… 来週もまたお楽しみに。 この連載に関連した内容を、「リヴィングエナジー」最新号にも執筆していま すので、よろしければ、そちらも併せてお読み下さい。 *筆者パビットラのプロフィール* フラワーエッセンス(以下FE)開発者、指導家。富士山周辺に咲く花から日 本で最初にマウントフジFEを開発。日本で初めてFEをワークに導入し、日 本人初の関連書籍「バッチ博士のフラワーエッセンスガイドブック」を執筆。 日本におけるFEの先駆的役割を果たし、ハートサポートシステム(有)、日本 フラワーエッセンス協会にて、フラワーエッセンスを用いた各種セラピー、 セラピストの育成、執筆、開発等に努める。心理療法家、カウンセラー、エネ ルギーワーカー、ボディワーカーでもある。「セラピー現場ですぐ機能する」 をモットーにした講座の参加者は、セッションがきっかけとなった方から、セ ラピストや医療関係者迄幅広い。卒業生はプロとして活躍中。 |
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