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パビットラさんの「フラワーエッセンス」


434f号SB篇第105回:第7身体 その36

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■ 2.パビットラさんの「サトルボディ解剖学」:第7身体(36)
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パビットラさん、今週もよろしくお願いします。


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【日常とセッションに役立つチャクラ・サトルボディ・エネルギー解剖学】

こんにちは、パビットラです。

マウントフジフラワーエッセンスからみたサトルボディ(エネルギーボディ)、エネルギーワークをテーマにしたこの連載、今回も、第7身体とその周辺についてのお話となります。

前回、“私”の、対象に対する概念化や印象付けによって、世界という現象が生じるというお話をしました。
古から言われている通り、まさに「“私”がいるから、世界がある」のです。

“私”と世界は、セットで存在しています。

“私”がいるから、世界は存在します。
世界が存在するなら、“私”もいるはずです。

“私”がいないなら、世界は存在しません。
世界が存在しないなら、“私”は不在です。

世界の原因は、“私”です。

この連載がサトルボディ(エネルギーボディ)を切り口としている為、あえて“私”をサトルボディ(エネルギーボディ)の次元に当てはめるなら、下位身体—第2身体(エーテル体)、第3身体(アストラル体)が関係している事も、前回、書いたかと思います。

“私”とは、下位身体の変化と動きの次元で、肉体を持っていてもいなくても、内側の事でも外界の事でも、肉体、感情、思考の枠内で認識される現象です。
これには、輪廻転生する魂のレベルも含まれます。

*第2身体(エーテル体)が肉体の感覚的知覚を司り、第3身体(アストラル体)が過去世の情報をインプットしているという事も、思い出して下さいね。
過去の内容は、以下のINDEXからご覧頂けます。
http://www.aura-soma.co.jp/newsletter/backnumber/index_6.html

サトルボディ(エネルギーボディ)のどの次元にフォーカスするかによって、価値観は逆転し、相反するものが同時に存在する、といった矛盾が起こってきます。

例えば、感情にどっぷり浸かる次元もあれば、感情に同化しない次元もあります。
思考パターンを改善する次元もあれば、思考そのものが止む次元もあります。
過去を癒したり未来を引き寄せる次元もあれば、過去も未来もない次元もあります。
環境に影響される次元もあれば、環境に依存しない次元もあります。
集める次元もあれば、捨て去る次元もあります。
捨て去る次元もあれば、それすら幻想だと気づく次元もあります。

そんなふうに、“私”が踏んでいる螺旋階段の段階によって、聴く事、語る事、理解する事は変化し、成長していくのです。
そこでは、何かの兆し、他者の承認といったある種の基準が、その段階での拠り所となってくれる事もあるでしょうか。

上位身体に行けば行く程、段階の積み重ね、成長といった複雑さは消滅していきます。
段階という、動きと変化はなくなっていきます。
どんな“私”か、どんな環境か、どんな聴く事、語る事、理解する事があるかないかに関係なく。
だから、証明も、特別な能力も、溜め込む事も、免罪符も、必要でなくなっていきます。

—上昇や下降のない「それ」は、永遠です。

上位身体の次元から「落とされた」言葉が直接的であればある程、“私”への配慮はありません。
戦いや軋轢の存在しないそのシンプルさは、対象にブレる事はありません。対話や議論というものが、成り立ちようのない次元なのです。
だから、“私”から発された言葉は、受け取り手の不在で行き場を失い、ただ、それが起こったハートの源泉へと、再び吸収されていくしかないのです。

何故なら、「それ」には、光と闇の対立はなく、正しさも間違いもなく、罪も善もなく、殺す人も殺される人もなく、より良くしようという成長の意思もなく、同情もないからです。

螺旋階段のごとく何かを重ね、要素を増やしていく事で、“私”は納得します。
上位身体の次元は、そんな“私”のポジティブな発想やプラスの積み上げを、情け容赦なく、何もない状態へと、ただ引き戻します。
何を発しているかに、一切関係なく。

東洋的な思想をミックスして構築された西洋発のスピリチュアルな考え方やハウツーが、今、世界中で流行っています。それらの中に、“増やす事”と「それ」がミックスされているのが、見てとれる事があります。
それらを通して、もしかしたら、いわゆる神様や聖人に近い存在には、なれるかもしれません。“外の”現象を、変える事は出来るかもしれません。
でも、「それ」との出会いは、“増やす事”では実現されません。
「同次元」での両立は、成り立たないのですね。(言葉ではニュアンスが伝えられないのですが。)

いずれにせよ、ポジティブな様相であれネガティブな様相であれ、そこにある種の“戦い”があるならば、それは、下位身体の次元で起こっている現象だというサインです。

内側であれ外側であれ、対象を必要とする活動というものを、ある種の“戦い”だと言えるでしょうか。
“私”の肯定からも、“私”の否定からも、「それ」に“たどり着く”事は出来ません。
“戦い”にお手上げ、バンザイするしかありません。
超シンプル、スッキリ、簡単です。

逆に言うなら、“私”の次元では、対象に対して、どのような概念化や印象付けでも持たせる事が出来る、という事です。
つまり、物事には、どのような意味を持たせてもいいのです。
更に、そんな“私”を、反省したり、憤慨したり、罪悪感を持ったり、誇りに感じてもいいのです。
これを、自由意思、自己責任としてポジティブに捉えたなら、ポジティブ指向や引き寄せに発展していくのかもしれません。

そして、“増やす事”と「それ」がミックスされたこれらの活動にうんざりしたなら、新たな探求が始まるのでしょうか。

催眠やイメージで暗示をかけるのと、概念化や印象付けの繰り返しで人生観が出来ていくのは、少し似ているような気もします。
ちょっと乱暴に思われるかもしれませんが、人生は全て暗示で創られる、という言い方も出来るのでしょうか。

その“私”の枠組みは、肉体を離れた後も続きます。
過去を基盤にした暗示は、未来をも暗示付ける事が出来るのですね。そして、暗示から離れようと試みる事も、選択出来るのです。

螺旋階段は、続きます。
“私”は、続きます。
世界は、続きます。
・・・・という、“私”の概念化や印象付けは、続きます。

マウントフジフラワーエッセンスは、下位身体の次元から上位身体の次元迄、多角的に作用するといったフィードバックを、使用者の方々からよく頂戴します。
それとは逆に、「内側を深く見つめる準備が整った人が使用するフラワーエッセンスなので、自分にはまだ無理」と、勘違いされている方も時々いらっしゃいます。

でも、マウントフジフラワーエッセンスを使用するにあたり、条件はありません。
使用者の方は、自分が大切に感じる次元に素直にフォーカスして、シンプルに使用する方がいいのですね。
恋愛の成就でも、仕事の実績でも、霊的な成長でも。

マウントフジフラワーエッセンスは、例えば、感情を感じて表現する為に使用する事も出来れば、感情を観照する手助けとして使用する事も出来ます。
目標の実現の為に使用する事も出来れば、夢見から目覚める為に使用する事も出来ます。
あるいは、幸せになろうとして苦しみを生み出す作業をしていたり、ポイントと違うところを探求している時には、そこからポンッ!と出る事をサポートしてくれます。

マウントフジフラワーエッセンスの場合、真逆の価値観から生じた目的であったとしても、同じ種類を使う事もあり得ます。

そして、マウントフジフラワーエッセンスは、私達の様々な活動、変化の背後にいつもある「空っぽさ」を、繊細に刺激してくれます。
使用者の想像に寄り添いながら、想像を超えたところにも、花のエネルギーが作用してくれるのですね。
(想像を超えたところからの繊細な作用が、想像の中へと伝わる、と言った方がしっくりくるかもしれません。)

こういったマウントフジフラワーエッセンスの特徴ゆえに、使用プロセスの中で、人生観が変化した、新しい視野が生まれた、生きる事が楽になった、といったフィードバックを、多数頂くのだと感じています。

花は、人を選別しません。
あなたに対して、概念化や印象付けはしません。
花自身や使用者が螺旋階段のどこにいるかなんて、気に留めません。
そんな花の在り方こそが、実は、根源に近かったりするのかもしれません。

今の自分が駄目だからマウントフジフラワーエッセンスを使う、あるいは、今の自分では駄目だからマウントフジフラワーエッセンスを使えない、といった考えは、とても人間的な、下位身体の温かみがあるからこそ。
(勿論、そういう使い方もOKです。)

開発者がこのような事を言うのも何なのですが、本来は、人が花達のメッセージを言語化し、制限する必要等ないのですね。あくまで、とっかかりの為の方便だと思っています。
もし、それを、あたかも特別なものであるかのように同化していたとしたら、開発者とは何様でしょうか。

また、セッションでクライエントさんに対する時、肉体のその痛みは幻想だ、その憎しみはあなたのものではない、本当は何も起こっていないと言っても、多くの場合は機能しません。
かといって、下位身体の次元だけで痛みや憎しみにフォーカスすると、問題はどんどん大きくなり、長引きます。(それが好きな人もいるわけですが。)

「マウントフジフラワーエッセンス講座」では、表層の動きの世界で個々のユニークさと出会いながら、同時に根源とつながっている、そんなフラワーエッセンスセラピストの在り方を、実践を通して開いていきます。

どうぞマウントフジフラワーエッセンスを通して、花達の純粋さと共に、あなたの生命の自発性、ダンスを、そのままに体験して下さい。

「空っぽさ」と共にいるのに、条件はないのです。
もう既に、そうなのですから。
(つづく)

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次回は、11月30日にお会いしましょう。
*筆者パビットラのプロフィール*
フラワーエッセンス(以下FE)開発者、指導家。富士山周辺に咲く花から日本で最初にマウントフジFEを開発。日本で初めてFEをワークに導入し、日本人初の関連書籍「バッチ博士のフラワーエッセンスガイドブック」を執筆し、その後、「マウントフジフラワーエッセンスとエネルギーの世界—花の“Being”—」を執筆。日本におけるFEの先駆的役割を果たし、ハートサポートシステム(有)、日本フラワーエッセンス協会にて、フラワーエッセンスを用いた各種セラピー、セラピストの育成、執筆、開発等に努める。心理療法家、カウンセラー、エネルギーワーカー、ボディワーカーでもある。「セラピー現場ですぐ機能する」をモットーにした講座の参加者は、セッションがきっかけとなった方から、セラピストや医療関係者迄幅広い。卒業生はプロとして活躍中。

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