パビットラさんの「フラワーエッセンス」466f号SB篇第111回:第7身体 その42━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 3.パビットラさんの「サトルボディ解剖学」:第7身体(42) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ パビットラさん、今週もよろしくお願いします。 ………○…………○…………○……… 【日常とセッションに役立つチャクラ・サトルボディ・エネルギー解剖学】 こんにちは、パビットラです。 マウントフジフラワーエッセンスからみたサトルボディ(エネルギーボディ)、エネルギーワークをテーマにしたこの連載、今回も、第7身体とその周辺についてのお話を探求していきましょう。 前回、“私”と世界が、人形焼きの金型と人形焼きの関係のようなものだと例えました。 そして、この製造過程から降りたいという強い思いが探求の始まりではあるけれど、そこで、人形焼きの金型から他の金型に変わる為の努力にハマり続けてしまう事もある、といった事も書きました。 私達の多く、いえ、全ての“私”が、この努力にハマり続ける事を、何世もしているのかもしれません。 意識の究極に至ったと言われている人達にも、きっと、そのような“私”の時代があったのかもしれません。 もしかしたら、輪廻も含んだ地上世界の引力下では、そんな螺旋階段の努力のプロセスを経て、次に行けるといった仕組みになっているのでしょうか。 では、誰が、そんな仕組みを創ったのでしょうか? この理不尽さを納得させる為に、何やら壮大な創造主を創造したり、究極の金型を想像したくもなるものです。 そんな風にして、何かがどんどん大きくなり、手の届かぬ高みへと増殖していって・・・。 でも、それがどんなに大きく高度な仕組みであったとしても、その“縛り”を受けている事は、本当は、何もないんです。 ある次元から突き抜けたところでやって来る、このシンプルな事実を感じたなら、気が抜けて、笑い出したくなるかもしれません。 “私”という金型は、いつだって人形焼きを創造したがるのです。 だから、金型と人形焼きの様相は変わってはいきますが、金型と人形焼きは存在し続けます。 それは、“私”がどんなに素晴らしい人形焼きを創っても創らなくても、いつかそれも終わり、変化はやって来る、という事でもあります。 ただ生き、ただ死に、風のように天地の間を繰り返す、 天に昇り、地に下る、 そんな生と滅を、動物達も、植物達も、自然にやっています。 そこには、それ以上も、それ以下もありません。 そこに、何かに意図的に縛られているという感覚は、あるでしょうか? 人もまた、同じ。 いくら“私”が複雑になっていったとしても、仕組みが壮大で高度になっていったとしても、それしかない(出来ない)のです。 このからっぽで大きな無力感は、ハートの空虚感でもあり、そのスペースに安心してくつろぐと、“私”の“縛り”を超えた何かが広がり始めます。 また、“上には上がある”という仕組みは、逆に見るなら、どこまで上に行ったとしても、完全な機能の完璧な上は存在しない、という事の証明でもあります。 創造主、創造主の創造主、創造主の創造主の創造主、創造主の創造主の創造主の創造主・・・・・・・。 あらゆるものは、織物の糸のように互いに関わりながら存在していて、たったひとつの動かぬ頂点に行き着く、という事はありません。 それは、探求者の幻想です。 宇宙の中に浮かぶ小さなこの惑星の自然界でさえ、どんなに科学が発達したとしても、人間が、それを制覇する事が出来ないように。 空気、水、大地、光がなければ、他の命がなければ、この惑星自体がなければ、人は、生きてはいけません。 この、シンプルな事実・・・。 人形焼きを制覇出来る、完璧な最終金型は存在出来ないのです。 “私”とは、第1身体(肉体)であれ、第2身体(エーテル体)であれ、輪廻する第3身体(アストラル体)であれ、ざっくりと言うなら、“身体への同化”でしょうか。 でも、どんな次元の身体であれ、その“私”は、例外なく、いつか死を迎えます。 だって、“上には上がある”のですから。 必ず死ぬのであれば、今、安心して生きていいのですね。 それに、何の問題があるでしょうか。 この原稿を読まれている全員の方が、必ず死にますから、どうぞ安心して生きて下さい。 超えるもの等、何もありません。 それ以上も、それ以下も、ありません。 それ以外に、何もありません。 このメッセージは、その時々や環境によっては、大きな安堵となりもするし、その反対に、乱暴な表現と捉えられる事もあるのかもしれません。 (もしそうだとしたら、どうかお許し下さい) 誰もが、下位身体の次元において、安心して生き、安心して死ぬ事を、どこかで求めているのですね。 安心も満足も、今ここ、にあります。 ここ以外には、何処もありません。 だから、何処にも、行く必要はありません。 ハートサポートシステムでは、様々な個人セッションを提供しています。 例えば、エネルギーボディリーディング(旧エネルギーリーディング)。 その名の通りエネルギーボディ(サトルボディ)の状態をリーディングするのですが、それは、その内容がチャクラの状態であれ、過去世の出来事であれ、集合的な事柄であれ、「その人の人格、信念、思考、感情が巻き込まれているものを観ている」、という事にすぎません。 つまり、“私”の金型と人形焼きを観ているのですね。 エネルギーボディリーディングも、ニューヴィジョンメッセージも、言葉という媒体を使い、ある種のリーディング、チャネリング(誤解を受けそうなので使いたくない言葉なのですが)を行います。 でも、実際は、巻き込まれている金型と人形焼きから距離をとるスペース、自由さをもたらしているのですね。 セッションの隠れた核は、表層の行為よりも、むしろその背後にあります。 だから、セッション中、特にヒーリングを行うわけでもないのに、不思議なスペースに、クライエントさんが入って行かれる事が多いのです。 サイトやパンフレットの説明には、いかにもといった内容が書かれてはいますが、その領域を扱いながらも、同時に、そのもっと奥にあるものにフォーカスしていると言えるでしょうか。 *エネルギーボディリーディング、ニューヴィジョンメッセージについて説明すると長くなるので、以下をご参照下さいね。 http://www.floweressence.co.jp/Session/Pavitraa_1.html#7 http://www.floweressence.co.jp/Session/Pavitraa_1.html#8 マウントフジフラワーエッセンスも、同様です。 ショップ向けのカラーパンフレットには、花の本質的な力が私達の普遍的な本質に響く、といった事を書いています。 ですが、この連載でもたびたび触れているように、それらの本質が現れる前の次元にフォーカスしてもいるのですね。 あまりそういった事を書いても禅問答のようでもありますし(上位身体の次元はそうならざるを得ないのですが)、今、現実世界での具体的なサポートが必要だという時には役立たない事、かえって害になってしまう事も少なくないのです。 *上で、(もしそうだとしたら、どうかお許し下さい)と書いたような事です。 いずれにしても、伝達されるものは、言葉の背後で振動しています。 あらゆるドゥーイング(Doing)は、ビーイング(Being)に・・・。 (つづく) …………○…………○…………○………… 次回は、8月2日にお会いしましょう。 【筆者パビットラのプロフィール】 フラワーエッセンス(以下FE)開発者、指導家。富士山周辺に咲く花から日本で最初にマウントフジFEを開発。日本で初めてFEをワークに導入し、日本人初の関連書籍「バッチ博士のフラワーエッセンスガイドブック」を執筆し、その後、「マウントフジフラワーエッセンスとエネルギーの世界—花の“Being”—」を執筆。日本におけるFEの先駆的役割を果たし、ハートサポートシステム(有)、日本フラワーエッセンス協会にて、フラワーエッセンスを用いた各種セラピー、セラピストの育成、執筆、開発等に努める。心理療法家、カウンセラー、エネルギーワーカー、ボディワーカーでもある。「セラピー現場ですぐ機能する」をモットーにした講座の参加者は、セッションがきっかけとなった方から、セラピストや医療関係者迄幅広い。卒業生はプロとして活躍中。 |
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