パビットラさんの「フラワーエッセンス」SB篇第56回:第5ch第4ring(2)【日常とセッションに役立つチャクラ・サトルボディ・エネルギー解剖学】この連載は、現在「喉の第5チャクラにある5つのエネルギーリング」のお話 に入っています。マウントフジフラワーエッセンスによるエネルギーリーディ ングやヒーリングの体験もからめて、今回も「第4リング」についてです。 無条件の愛、慈悲、精神性への信じ込みに関係する「第4リング」は、他の下 位リングのようなネガティブな印象、問題があるとは感じにくい為、それだけ 同化への抵抗が少ないとも言える座です。だからこそ、その幻想について、 「何とかしよう」とは思いにくいものです。 勿論、何とかしよう、変容せねばといった思いは、緊張となり、本筋でないと ころへと私達を駆り立てもします。でも、その思いは、ある地点で手放し、そ れを超えた高みへとシフトする、最初の動機付けにもなってもくれるものです。 無努力になる為に努力する、といった矛盾や混乱が、そこにあるのですね。 でも、私達が「変わりたい!」と心底思う時、たとえある次元での緊張や葛藤 のようなものがあったとしても、そこには、未知なる自分へと成長していこう としている姿があるのです。 第4の次元には、天上的な幻やファンタジーへの同化、サイキックな遊びに沈 んだままになってしまう危険性があります。そういった状態が起こっている時、 その大元となっている第4リングには、充分なスペースがなく、また、他の下 位のリングが固まってしまっている事もあるでしょう。 一方、病理性のあるものも含めた、過度にバランスを崩した状態はともかくと して、下位の次元で引き起こされている痛みやつらさを携えて進んで行く上で、 第4の次元の開いた幸せ感が、最初の転換のサポートとなる事があります。 変容したいという焦がれが、真の自分との出会いへと動き始める動機付けとな ってくれるように。 幸せ感、何も問題がないといった肯定的な感覚をハートで喚起する事によって、 つらい時期、何とかやっていけたり、別のドアを開き、状態を転換するきっか けとなる事もあるのです。 この連載において、第4身体についてのお話の際、その次元の危険性について、 たくさんの事を書きました。 と同時に、矛盾するかもしれませんが、マウントフジフラワーエッセンスのセ ッションの現場において、セラピストは、クライエントの幻想を否定しません。 そういった周辺の事柄に何かをしたとしても、クライエントの深みにある本質 は、損なわれないものです。そして、セッションにおいて、幻想もまた、クラ イエントが持っている「役立つ資質」となり得るのです。 そこでは、こうなりたい、変わりたいというクライエントの想念から創造され た幻想は、想念の枠を超え、変化の新しい可能性を開いてくれる資源となりま す。セラピストが、ありのままと共に在る事の応援は、クライエントが自分自 身で歩き出す力を援助します。それは、何かをするといった内容というより、 共に共有する事で起こる伝達です。 「スピリチュアルハート」は、変質、錬金術の座であり、全てを抱きしめる座 です。そこに触れる事によって、第1~第3の癒しは起こります。 プラサード達は、メンタルボディに関連するハートを、「メンタルハート」で はなく、「スピリチュアルハート」と呼んでいます。私は、ハートの可能性を、 見事に表現している呼び方だと思います。また、第4身体の次元の危険性とそ れを監督する第4リングについて、あえて語る事なく、徹底的にハートに在っ て、受け止め、信頼しきる事で起こる、実体験を通した理解の真髄を感じてい ます。彼等の表層の技法だけを見ていたら、それを見逃してしまうかもしれま せん。 今、集合的にみて、世界は、第4の次元を迎えようとしているのかもしれませ ん。そして、その高みには、第5の次元への扉が開かれています。 マウントフジフラワーエッセンスの講座で、参加者の方々がフルセッションを されている時、意識していてもしなくても、自然に、深い次元に触れている姿 を受け取ります。 興味深い事に、自分は視えない、感じられないと思っている人が、低次のファ ンタジーへのこだわりや期待が動かない為、ダイレクトに、空っぽのスペース に入っている事があります。 セッションにおいても、クライエントご本人が意識する事なく、とても深い事 を言われたりして、ドキッとする事があるのです。 マウントフジフラワーエッセンスとその方がダイレクトにつながる事で、癒し は、ひとりでに起こってくるのですね。 (つづく) …………○…………○…………○………… 来週もまたお楽しみに。 この連載に関連した内容を、「リヴィングエナジー」最新号にも執筆していま すので、よろしければ、そちらも併せてお読み下さい。 筆者パビットラのプロフィール フラワーエッセンス(以下FE)開発者、指導家。富士山周辺に咲く花から日 本で最初にマウントフジFEを開発。日本で初めてFEをワークに導入し、日 本人初の関連書籍「バッチ博士のフラワーエッセンスガイドブック」を執筆。 日本におけるFEの先駆的役割を果たし、ハートサポートシステム(有)、日本 フラワーエッセンス協会にて、フラワーエッセンスを用いた各種セラピー、セ ラピストの育成、執筆、開発等に努める。心理療法家、カウンセラー、エネル ギーワーカー、ボディワーカーでもある。「セラピー現場ですぐ機能する」を モットーにした講座の参加者は、セッションがきっかけとなった方から、セラ ピストや医療関係者迄幅広い。卒業生はプロとして活躍中。 |
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