B009 Crystal Cave——ラビアの捜し物
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■ 1.今週のボトル:B9 クリスタル・ケイブ(クリスタルの洞窟)
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このコーナーでは、毎回オーラソーマで「カラー・メッセンジャー」と呼ばれ
る「イクイリブリアム・ボトル」の中から1本を取り上げ、そのボトルについ
て考えてみたいと思います。
知識として憶えていただく必要はありません。
ボトルの基本的なメッセージと、それを読み解くヒントとして、
ボトルにまつわるコメントを参考にしていただければ幸いです。
それぞれのボトルがあたかもひとりの人を表しているかのように、
何となくそのボトルを雰囲気として感じ取っていただければと思います。
一番いいのは、実際にそのボトルを手にとって、それを見て、
感じていただくことです。
「あなたの前にある宝石たちの内側をさすらってください
ボトルたちには独自の言葉があります。それを学んでください。
ボトルたちは内に書物を秘めています。それを読んでください。
そして、それがついにはあなたの前に掲げられた鏡となることを
知ってください。そして、奇跡を起こすのはあなたなのです」
「オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング」ヴィッキー・ウォール より
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■ 1.B9 クリスタル・ケイブ(クリスタルの洞窟):ターコイズ/グリーン
ボトルの詳細情報については↓をご覧ください。
http://www.aura-soma.co.jp/aura/b009.htm
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今週のボトルの名前はクリスタル・ケイブ(クリスタルの洞窟)。
このボトルについては、すでに過去の「オーラソーマ通信」でも取り上げまし
たが、再び取り上げることにしました。
それは以下のMomo さんからのご質問があったからです。
『先日、第1号から読み返していた時、一つ気になったことがありましたので、
もし何かわかりましたら教えてください。
第10号の「今週のボトル」で「B9 クリスタル・ケイブ(クリスタルの洞窟)」
が紹介されていました。
その紹介文の中のハサンとラビアのお話は、何かの書籍にあるお話なのでしょ
うか。とてもいいお話だったので、書籍にあるお話なら、ぜひその本を読んで
みたいと思いました。書籍をご存知でしたら教えてください』
このご質問については先週、次号で取り上げるとお約束しましたので、ここで
紹介することにしました。
ところが、この「オーラソーマ通信」を書こうとしたら、資料が家にではなく
オフィスにあるのに気づいたので、朝の5時に出勤です。
前置きはこれぐらいにして、そのストーリーをお話ししましょう。
「ものごとを探すときには、ないところを探すのではなく、あるところを探す
ように、あなたの知性を使いなさい」
という一言の教訓が書かれてありますが、そのお話は以下の通りです。
ある日の夕方、人々はラビアが家の前の通りで何かを探しているのを見かけた。
人々は集まってきた・・・
かわいそうに、年老いた女性が何かを探している・・・
人々は尋ねた。「どうしたんですか? 何を探しているんですか?」
彼女は言った。「針を失くしたのです」
そこで人々は彼女を助けようと、失くした針を探しはじめた。
そこで誰かが思いついて尋ねた。「ラビア、この通りは広いし、夕闇も迫って
きています。すぐに日も暮れてきます。針はとっても小さいものだし・・・ど
こで落としたのか、私たちに教えてくれますか?」
ラビアは言った。「針は家の中で落としたのです」
人々は言った。「気が狂ったんですか? 針を家の中で落としたなら、どうし
てこんなところを探しているんです?」
すると彼女は言った。「だってここなら光があるでしょう。家の中には光がな
いのです」
そこで誰かが尋ねた。「光がここにあるからといっても、針をここで失くした
のでないなら、ここで見つかるわけがないでしょう。正しいやり方は、光を家
の中に持っていけば、あなたはそこで針を見つけられるでしょう?」
するとラビアは笑った。
「あなたたちは、小さなことに関しては、とても賢いですね」と彼女は言った。
「あなたたちは、その知性を内なる生活のために、いつ使うつもりなんですか?
私はあなたたちみんなが外側を探しているのを見てきています。でも私はよく
知っています。あなたたちが探しているものは、内側で失くしたものだと、私
は自分の経験として知っているのです。あなたの知性を使いなさい! どうし
てあなた方は至福を外側の世界で探しているのですか? そこでその至福を失
くしたのですか?」
人々は何も言えずに呆然と突っ立ったままでいた。
そしてラビアは家の中に入っていった。
SUFIS: THE PEOPLE OF THE PATH Vol 1, p 283-285
というお話しです。
これはリーラが編集して作成したOSHO のタロットに掲載されていますが、す
でに絶版となっています。
しかし、今はOSHO TRANSFORMATION TAROT として St. Martin's Press から
発売されています。
このタロットは、ウェブショップのアマゾン・コムで販売しています。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/0312245300/ref=sr_11_1/249-9380662
-4338742?ie=UTF8
英語版ですが、シンプルな英語です。このように興味を持って読める楽しい物
語を読んでいるうちに、自然と英語も読めるようになりますので、「英語が苦
手だから・・・」と思われる方にはお勧めです。
このオーラソーマの9番のボトルに対応するタロットの絵は「隠者」。
オーラソーマでは、このようなタロットの絵になっています。
http://artbeing.com/aura-soma/birthday/tarot-9.html
伝統的なウエイト版のライダーデックのタロットでも同じような図柄です。
タロットは隠者。
一人の老人が目を閉じて下を向き、ランプを右手に、左手に杖を持っています。
老人は目を閉じています。
これまでは、外側の世界を探求してきたのですが、
ここで一転して、内面を見つめているのです。
ひとりであること。
瞑想の道へと入っていくのです。
ランプは外側を照らすためのものではなく、
内側を見つめる意識の光です。
内側への魂の探求が始まったのです。
と、10号の「オーラソーマ通信」に書いてありますね。
その号を全文読まれたい方はここに掲載されてあります。
http://aura-soma.jp/basic/dtl_13.html
スーフィーの物語には、このようにはっとさせられるようなお話が、多くあり
ます。
OSHO は、このような多くの物語を私たちに聞かせてくれたものでした。
この物語の中に、このボトルのエッセンスがあると私は思います。
この9番のボトルは、実は私の好きなボトルの一つでもあります。
「このボトルを2番目によく選びます」というあなた。
探し物は外側を探しても見つかりません。
内側に入っていくときですよ、とあなたの魂はあなたに告げているのです。
尚 記
もう少しオーラソーマについて知りたい方は、
次にお進みください。