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[質問]
いま、私は、Level2を5回終えたところです。
5回目の授業で、「自己同一化」のお話を聞きました。
自分が自分だと思っていることが、実は自分のものではない。。。
すっかり混乱してしまいました。
わかりやすいものはわかるのですが、じゃあ、全部がそうじゃないのか! と
いう感じです。
何か、自己同一化をもっとわかりやすく、深く理解するにおいてオススメの
書籍はありますでしょうか?
オーラソーマは、教科書も、なかなか難しい表現方法ですので、わかりやすい
ものがいいなと思いながら、どういうものを読めばいいのかわからず、お尋ね
しました。
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[回答]
レベル2を5回の受講とはすごいですね。
でも、レベル2で学ぶことの間口は広いので、それだけ受けようという気持ちはわかります。
レベル2でそれだけ広い間口を紹介しているのは、自分の直感の扉をひらく機会であるとともに、自分にとって興味のある分野、オーラソーマで使えるツールを提供するという意味でもあるので、興味のある間口を深めていかれるとよいかと思います。
「自己同一化」ということも、深めていくにはとてもよいテーマです。
オーラソーマの根本的なテーマ「意識の鍵」ということとつながっていますので、そのテーマを深めていくことができればすばらしいですね。
そこで、ご質問は「何か、自己同一化をもっとわかりやすく、深く理解するにおいてオススメの書籍はありますでしょうか?」
ということですね。
そのために役に立つ書籍は多くあります。
そのなかでも「自己同一化」というテーマをわかりやすく、深く理解できるように書かれている本としては、このメルマガでもときどき紹介しているエックハルト・トールという人が書いている『ニュー・アース』という本がおススメです。
『ニュー・アース 意識が変わる 世界が変わる』(サンマーク出版)
この本も分厚い本ですし、全部読み通すのも大変でしょうし、わかりやすいとはいっても、やさしいテーマではありません。
でも、そこで書かれていることは「意識の鍵」オーラソーマにとってもとても大切なテーマです。
『ニュー・アース—意識が変わる、世界が変わる』というのはまさにオーラソーマのテーマでもあります。
そこでオーラソーマの人たちにもできるだけわかりやすく、オーラソーマとの関係で、このメルマガやオーラソーマのブログでも解説しています。
https://aura-soma.co.jp/newsletter/backnumber/dtl_671.html
「自己同一化」が分かれば悟ってしまいますね。
あるいは悟ったときには、今まで自分だと思っていたことが、実は自分ではなかったんだってことがわかるようです。
お釈迦さまはそのことを、この世は夢幻に過ぎないと言っています。
あるいは、あなたは眠りこけている。目覚めなさい、という言い方をする人もいます。
ほんとうの自分がわからない限り、「自分が自分だと思っていることが、実は自分のものではない」ということもわかりません。
だから「すっかり混乱してしまいました」というのはわかります。
そこで「混乱しているのは誰でしょう?」
これは「私は誰か」というオーラソーマのターコイズの問いと関連しています。
この「私は誰か」という問いを問いつめていくと、「じゃあ、全部がそうじゃないのか! という感じ」にもなっていくでしょう。
さらにその先を問いつめていくこと、それが瞑想です。
禅ではそのことを「百尺竿頭を一歩進む」というふうに言っています。
混乱しているのはマインド(頭)です。
でも、マインドはあなたではありません。
あなたの肉体もあなたではありません。
マインドや肉体と自己同一化しなくなったとき、では自分は誰なのでしょう?
実は、本を読んでもそのことは理解できません。
頭で理解しようとしても、混乱するしかありません。
なぜなら頭では理解できないことだからです。
瞑想することのなかでしか、答えは得られません。
だから、オーラソーマでは、なにをしていても、どこにいても「瞑想」を欠かすことはできません。
今回の「オーラソーマの源流を訪ねる イギリスへの旅」でもそのことを痛感しました。
「リスニング トゥ ザ スター ウィズイン」では、自分のスターにつながるという瞑想でした。
グラストンベリーの旅では、そのスターとともに旅するという瞑想でした。
そして、チャクラウォークでは、さらにそのスターとのつながりを深めていくという瞑想なのです。
どこにいても瞑想。
それがオーラソーマの旅なのですね。
瞑想への入り口としてはハートの瞑想からはじめるのがよいでしょう。
というわけで、おススメの書籍は『ニュー・アース』ですが、答えは本のなかにもありません。
でも、「自己同一化」についての理解を深めてくれるでしょう。
そしてもし、「自己同一化」についてその本当の答えを得たいなら、瞑想してみてくださいね。