ブルー
主要な洞察
光線のマスター : エルモリヤ

第5チャクラの色であるブルーは、光のスペクトルの涼しい領域に現れる最初の色です。時代を通じて崇敬されてきた太古の教えや、それぞれの文化や偉大な神秘スクールによって、ブルーは移行の色、「向こう側への扉」の色として知られるようになりました。その後この色は、自分を身体的および知的に感知する基本エネルギーの彼方にある最初の領域への扉を開く方法として認められるようになりました。

皮肉にも、ブルーという色は、常に進化し続けてきた人間の目に最後に見えるようになった色でした。にもかかわらず、これこそがそこから他のすべての色が出現しうる第一の原色(プライマリ カラー)なのです。
それからブルーは、わたしたちの「微細感覚」につながる最初の可能なレベル――接続の可能性と保証、そして物理的な思考形態での源泉との双方向コミュニケーション――を提供します。ブルーが、「私が道であり真理である。そして真理はあなたを自由にする」という表現に見られるような、聖なる守護を与えることができる部分です。本来、ブルーは信頼――宇宙の青写真が正しく完成することへの全面的な信――を呼び出すものです。それは明示された聖なるコミュニケーションの色であり、そしてより重要なのは、/このプロセスが促進する平和の追求/ なのです。これがブルー交渉者のカラー、つまり問題の両側面を見てその両側とコミュニケーションできる者の色である理由です。
象徴的な意味
日々の会話の中で、私たちは一貫してブルーという色の豊かな個性や目的や約束を、自分が生まれつき理解していることを示しています。他の人の中にある正直さや完全性を強調したいときは、わたしたちはその人が真のブルーだと言います。

 突然の授かり物とかある状況の中で起きた人知では説明できない変化を指すとき、私たちはそれがだしぬけに(OUT OF THE BLUE)起こったと言って、その原因が目に見えたり予測できるものを「超えて」いて、文字どおり天から降ってきたようであったことを意味します。 ダ・ヴィンチやミケランジェロのような巨匠は、常に聖母マリアに天使界や至高の存在と彼女のつながりを象徴する青いローブを着せて描きました。

さらに、王室または貴族の権力主義者を描写するのに用いられる神秘的表現である青い血は、「特別な、手の届かない」、それゆえ「完全に護られて」いることを示しています。自分たちの平和と法の執行担当者に青い色の制服を着せたがる私たちの傾向を考えてみてください。それは自分たちの保護を委託し、誠実と正直という最も高く評価されている価値を後援を委託した人たちを、目に見えるようにする方法を私たちが微妙に理解しているということの今日的な表現です。
考えられるブルーの問題
もしあなたが現在自分の周りで衣服、自動車、壁の色、または家具などでブルーの表現をよく使っているなら、あなたは人類に対する計画を認識して信頼しているか、またはそれに向かっている過程にいるのかもしれません。そしてその信頼こそが、真のそして強力な必需品なのです。あなたは自分が考えていることを真の率直さを持って言葉で表現することができ、また他の人の意見、観点、信念体系も、ごく楽な気持ちで聞くことができそうです。

ブルーに惹かれたり居心地良く感じる女性は、自分の魂の男性側をしっかりと統合しています。逆に男性では、ブルーに傾く傾向や、その度が過ぎたりするのは多分、自分の中の女性側――ついでに言うなら、一番重要な周りの女性たち――に目を向け、それを認識し、敬意を払おうとする意欲の欠如に目を向けるべきだったと気づく糸口かもしれません。さらには、ブルーに対するこの先験的傾きは、父親との隠れたまたは大きな問題領域を鏡に映し出している可能性があります。極端な場合では、権威全体を完全に軽蔑しているとも推論できます。
ブルーの問題が極端まで行けば、根源の全面的否定にまで到る場合があります。この孤立は初期の段階ではよそよそしさ――冷たさとむら気、憂うつと孤立――として表現されます。当人がそれを解決するための一歩を踏み出さなければ、自己に対するこの不正直な表現は、他人に対する場合も支配的な偽りのパターンになっていきます。
霊的レベルでの意味
ブルーに含まれている誓約は、これが促す宇宙の青写真や計画という聖なる知識との繋がりです。この例では、この色は天なる父の象徴であり、私たちが創造主の手とつながるとき、私たちは自分自身の中の創造者/芸術家を支援し激励します。

ブルー は、大天使ミカエルとクリシュナの色であり、ダルマカーヤの色でもあります。この意味では、移行に対するそのパワーは永く水による浄化(洗礼)と結びつけられ、誕生と死(保護)の色として連想されてきました。最も古い文化や叡智のスクールでは、霊的修行の儀式を執り行うのに使われたのはブルーです。
精神的レベルでの意味
このレベルではブルーは、強情さ(イエローの問題)とはまったく違う意欲を激励し、権威と指導の立場にある人々を強く尊敬し、支援するように勇気づけます。外交術や交渉手腕が必要になる状況で役に立ち、色彩プランや衣装に組み入れれば、全体の環境によって大いに平和や静けさが生まれます。

正直、率直さ、あるいは単刀直入が必要な状況にブルーを持ち込むことは、この色のパワーを真に理解していることを示しています。最も成功している弁護士はブルーの衣装を着て最終弁論や陳述、結論を述べる場に臨み、それが「不思議に」当人の弁論に統合性と権威を授けて聴衆の信頼のレベルを高めるということは、永く立証されてきた事実です。
感情的レベルでの意味
ブルーは問題の多い父親だけでなく、逆に愛情に満ちた母親にも注意を引きつけます。しかし、この色の特性がサポートと援助のエネルギーを呼び込むものであるために、これを使えばあらゆる形態で保護が与えられます。(赤がもたらす隔離する保護とは違います)。

ブルーの色を使った癒しの必要は、通常憂うつ(ブルー) と呼ばれる「楽」でない(病んだ)状態に帰着します。このブルーにおいて孤立という誤った状態が現れ、それが「全ては一つ (ALL-ONE-NESS)」とは対照的な「独りぼっち (ALONE-NESS)」に導くのです。これが前に取り上げた根源からの分離、すなわち信頼の喪失です。
身体との関連
言葉によるコミュニケーションの色として、ブルーは喉の病気と声に関連する課題のための色です。ますます多忙にかつ挑戦に富んだものになる私たちの生活のストレスに対処する際の最善の選択です。

首の問題や甲状腺の機能低下に対してすばらしい色です。感染症、打ち身、けいれん、捻挫、腱のひきつりなどに用いるべきものの色の一つです。ブルーには皮膚に対する局所的な「鎮痛効果」があるので、虫さされや軽い日焼けだけでなく、皮膚障害による病的痒みにも関連しています。
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