マゼンタ
「マゼンタ」と呼ばれる神秘
マゼンタとして知られる色彩現象は1700年代の末期、ヨハン・ウォルフガング・フォン・ゲーテによって命名されました。この芸術の恩人、舞台監督、『ファウスト』 などの傑作で広く賞賛される著者にとって、色彩は太陽光線と透明ガラスの一片で7つの色を作ることなどを遥かに超えた謎でした。30年以上の歳月をかけ、彼の古典的な色彩の実験は/『色彩論』/ と呼ばれる神秘的かつ奇跡的作品で絶頂に達し、1810年にドイツで初版が出版されました。

/『色彩論』/ の中で、ゲーテは何百という再現可能な実験によって、色彩がサー・アイザック・ニュートンによる色彩の『波長理論』――この理論は、ガラスのプリズムに白色光を通すとよく知られた虹の効果が生まれることを根拠にしていました――の制限されたパラメータでは捕らえられない注目すべき現象であることを実証しました。

そのようなゲーテの実験現象の1つに、8番目の色の「循環と説明できない出現」がありました。すなわち、ヴァイオレット(紫色) のすぐ向こう、あるいはレッド(赤)のすぐ手前に「神秘的に出現」して、どうやら(線形)とはまったく違って色または光の輪(円環)を形成するらしい色の出現でした。ゲーテはこの捕らえどころのない色をマゼンタと名付けました。
主要な洞察
光線のマスター: パラスアテナ&アイオロス

赤2に対して青1から成るこの第三の色は、レッドとヴァイオレットの間に「隠れて」います。それゆえマゼンタは光のスペクトルの終わりと始まりの両方――アルファオメガ――を表し、神聖なる愛の完全表現なのです。そのようなものとして、マゼンタは白色光を含め、他のすべての色を包含あるいは保持しています。

それなら、マゼンタが「グレート ミステリースクール」の最古の教えによって身体の外側、頭のすぐ上に存在する第8チャクラ――「魂の星」――の色として解釈されたのも驚くには当たりません。その意味で、マゼンタは私たち個人の「魂の青写真」、いわゆる「アカーシック レコード」として知られるものを含んでいるのです。

このチャクラへの接続は私たちの転生の、つまり私たちの聖なる使命の理由を開示し、さらに私たちのエネルギーがその使命を実現することを支援します。マゼンタの光線がレッドの色に先行すると考えるなら、魂が肉体に降りたのだと言うこともできます。逆に、マゼンタヴァイオレットの色に後続していると考えるなら、肉体が魂に上昇したことになります。
象徴的な意味
ですから…、どちらが最初に来るのか――レッドマゼンタか? あるいは…、どちらが最後に来るのか――ヴァイオレットマゼンタか? もしマゼンタの色がヴァイオレットレッドの中間にあると見なすなら、そこに二元性の解除の比喩が見えてくるでしょう。極性がもはや存在しなくなってはじめて、地上(レッド)で天国(ヴァイオレット)の生を体験することが可能になります。だからこそアカシック レコードマゼンタチャクラの中に、つまり二元性とその二元の状態が創り出す間違った裁きの彼方にあるのです。

マゼンタの補色/反対色――オリーブグリーン―― を考慮することも重要です。自己をマゼンタの全潜在能力にまで開くプロセスは、その補色のエネルギーを理解することと、オリーブグリーン チャクラを透明に保つ意識的な努力をすることによって大いに支援されます。

象徴的に言うなら、『旧約聖書』の中でノアにオリーブの小枝が与えられることにも、また『新約聖書』の中のキリストとその弟子たちの共通の出会いの場がオリーブの森であることにも、オリーブグリーンによって重要なメッセージが伝えられています。

ノアの場合は、オリーブグリーンは象徴的に「洪水」がいったん破壊された世界を変容/純化したと告げて希望に訴えているのです。キリストの場合は、オリーブグリーンは弟子は天国にいながら地球に奉仕する方法を学べるという希望の状態を表しています。キリストは「世界にいなさい――その中にではなく」と言いました。これがマゼンタの誓約――変容と同時に実体を超えることなのです。
考えられるマゼンタの問題
オーラソーマカラーシステムは、強烈なピンクマゼンタと、光源で照らされずにほとんど黒に見える非常に濃厚なマゼンタの両方を承認しています。この濃厚な方には問題がありません。一方強烈なピンクマゼンタは、神聖なるものとの接続を達成することの難しさ、またはそのような接続がありうると信じることの難しさを示しています。しかしレッドの問題はすべて、拡大されるか否定的に強化されるかします。
霊的レベルでの意味
マゼンタは神へのありうる最も近い接続であり、それ自体が大小さまざまの――それらはすべて同じ重要性を持っています!――あらゆるものの代表です。別の言葉で言うなら、マゼンタは全生命の神聖さに対する途方もない尊敬を表しています。

人生の「小さな」ことに特質と配慮をもたらすことによって、神が大きな褒美を授けるための扉が開くのです。これが形態の顕現を許す創造の光です。
精神的レベルでの意味
マゼンタはしばしば、単調なしかし精密な詳細に対する配慮の象徴です。さらにいうなら、この単純さの中にこそ美と調和が見つかります。マゼンタ光線の中に高度に現実化している個人は、物質的な意味ではあまり多くを所有していないかもしれませんが、彼らが所有しているものこそまさに優美です。
感情的レベルでの意味
マゼンタ光線の中に現実化している個人は、自分が充分であることを知っており、自己確認の能力を持っています。自分があるがままで安全で護られていること、目に見える肉体存在よりずっと高いレベルで見守られていることを「知って」います。それゆえ、彼らは他人の意見(判断)によっては動揺させられません。彼らを私生活と職場の両方の人間関係で非常に調和的人間にしているのは、あらゆる判断や結果の善し悪しから完全に離れていられるこの能力です。
身体との関連
マゼンタは下垂体と松果体の両方をバランスさせ、そのホルモン系全体を調整します。この理由で、これは女性と男性の生殖器の疾患に非常に役に立ち、つわりの時期の朝の吐き気を克服する素晴らしいカラーです。マゼンタはどこにでも――任意のレベルのチャクラに――用いることができ、そのシステムをバランスさせるために必要なものに応じてエネルギーの流れを刺激します。
お勧めするクリスタル
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