主要な洞察
光線のマスター : セントジャーメイン
何千年もの間ヴァイオレット(紫色)はマスターティチャーやヒーラーによって変成(錬金術)を容易にするために用いられてきました。それはこれが霊的自己と身体的自己が一つの生命の中で協力するための潜在能力が顕在化する光の部分だからです。そしてヴァイオレットは、「天の」意識(1.5のブルー)と「地の」意識(1.5のレッド)が適切にも「クラウン チャクラ」と呼ばれる第7チャクラ ステーションで出会う地点です。
それゆえヴァイオレットは、「頭を天に置いたまま」、自分の「足を大地に接地(アース)し」続けることを容易にする真のバランスのためのチャネルです。
それが天を地にもたらすこと、アクエリアスの時代の夜明けをもたらすことであり、そこで聖なる青写真に奉仕することを通じて兄弟愛が表現されるのです。
求道者の道では、人は開いたハートチャクラの癒しのグリーンを通り抜けます。
ここが再誕生と<一なるもの>への再生の誓約が封印されてきたところ、そして今やあらゆるカルマの解決が可能になったところです。次のチャクラ(ブルー)が開くと、神格への扉を通る移行が顕在化します。希望が強化されて信になり、考えることが知ることに移行するのはここです。青い光線を通り抜けてヴァイオレットに移動するには、完全な信頼と明け渡し(子どものような無垢)が要求されます。変成の紫の炎があらゆるネガティビティを焼きつくし、残っているカルマをすべて赦免し、身体的化学におけるこの変化がニルヴァーナ(涅槃)――宇宙意識――を、かつてあったすべてと、これからあるであろうすべてを理解することを可能にします。形態は生きている虹に、創造意志による光の全スペクトルを受け入れ、維持し、方向付ける能力を持った意識的潜在力になります。
象徴的な意味
ヴァイオレットとその反対色イエローは、復活祭の2つの色です。意味論的には、これは「賢い人」(ゴールド)――キリスト――の変容あるいは「アセンション」(昇天)を表します。
現在までヴァイオレットローブや、王、女王、聖職者、聖者などが宗教的儀式でまとう紫の衣は、霊的指導性、叡智、大衆への奉仕を象徴しています。さらにパープル ハート(名誉負傷章)や The Order of the Royal Purple のような公的な協会のメダルは、ヒーリングと同時に内側からの霊的奉仕を表現するためにヴァイオレットを使用します。聖なる癒し手セントジャーメイン――ヴァイオレット光線のマスター――の場合もそうで、錬金術的知識とより高い宇宙の法則の理解によって、彼は鉛をゴールドに変えることができたと言われています。
つまり象徴的には、ヴァイオレットは「世俗的問題」の終結と同時に、エーテル体の開示を表します。新しい成長と贖罪(Atonement)――一体であること(AT-ONE-MENT)――を可能にするのはこの錬金術的プロセスです。
考えられるヴァイオレットの問題
ヴァイオレットに惹かれるということは、その人がなぜ自分が肉体に生まれたのか(転生しているのか)の理由――自分の人生の目的―― を認識し、実現しようとしていることを意味します。逆に、この色に関して問題があるということは、霊的な執着と、濃密な波動で地球に結びつけられていることに対する居心地の悪さを示しています。これが絶えずグラウンディングを困難にしており、そのような人は通常「ここにいなければならないこと」に対する頑固な憤りを抱えています。自分のヴァイオレットの問題を意識的に癒さない限り、現在に生きることがほとんど不可能になるほどに課題が増大することになります。
世俗の問題に関われないか関わろうともしない「聖者」は、地上的にいてどんな良いことがあるのでしょう?。ヴァイオレットに課題がある人は、主として自己熟慮や瞑想に占領されていて、行動に移れないかまたは移ろうとしません。その結果、実現できたかもしれない人類に対する顕著な貢献やそれに続く生命への奉仕が決して起こりません。この人生の物質的側面や他の世俗的問題での困難は、ほとんど常に絶えざる不調や憂鬱といった状態に導きます。ヴァイオレットはまた、その人が最近大きな個人的損失によって苦しみ、自分の悲しみに対抗するために直感的にこの色を使っていることを示している場合もあります。
霊的レベルでの意味
ヴァイオレットの潜在能力は、身体と魂の間の解決とコミュニケーションです。それは可視光線スペクトルの中で唯一の高い調和的光線で、エーテル界以上に接近するチャネルを生み出すための変成法則を利用できるのはこの光線しかありません。
ヴァイオレットに対してオープンであるということは、真理を知り、それが提供する直感とガイダンスを全面的に信頼することです。それはまた完全な「信」を持って、その信頼に基づいて行動しようとする意志でもあります。これが私たちの意志を全体像に明け渡させ、「古い魂」が自らを根源の一部として認識し、自ら演ずることを望まれている役割(奉仕)を受け入れられるように、慈悲をもたらすのです。この「我あり」の状態の中で、人は物理レベルで成ることを努力してきたもの――いわゆる「人間(色人)存在:HUE-MAN BE-ING」――を達成します。
精神的レベルでの意味
ヴァイオレットの中でバランスを保っている精神体は、豊かに想像的かつ発明的であり、どうやら「何もないところから」解しがたい解決を引き出すことができるようです。ヴァイオレットチャクラが開いているときは、個人は心的態度の変容に対して受容的で、たとえ個人的な犠牲を払うことになっても、多くの人々の大目的や必要のために常に喜んで正しいことをしようとします。
ヴァイオレットの中で遮られ、行き詰まっていると、人はあまりにも熟慮しすぎて、しばしば非現実的で非実践的になります。空想したり、瞑想したり、あるいはあまりにも多くあまりにも深く考える傾向は、「分析麻痺」と極端な放心状態に至る場合があります。
感情的レベルでの意味
ヴァイオレットは内面の静けさと精神的平和を促し、隠された怒りの暴露と治療に非常に役立ちます。ヴァイオレットは最高のエクスタシーに至る能力がありますが――振り子が振り戻すように――それは深い悲しみや、その悲しみに必要な「治療」の前触れになることもあります。殉教者のように振る舞うこと、上辺だけのつまり装った苦しみ、そして哀れな連中は全般的に、すべてヴァイオレットの問題があります。これらの問題に目を向け、それを癒す成熟あるいは勇気を持たない限り、人は何らかの中毒、特にドラッグやアルコールによる逃避主義者になる可能性があります。
身体との関連
ヴァイオレットはゲンチアナバイオレットと呼ばれる粘液や酵母の生産、つまり処置を調節します。頭頂というそのチャクラの位置のために、頭痛等と関連しています。ヴァイオレットは、神経痛、打撲傷、炎症、活動亢進などにも関連していることが分かっています。
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アメジスト、フローライト、ロイヤルアズール。