直感とは何か?感覚を取り戻す3つのステップ

「直感とは何だろう?」

そう考えたことはありませんか。

何となく気になったことが後で現実になったり、
初対面なのになぜか安心できる人がいたり。
私たちは日常の中で、
ときどき不思議な感覚を経験します。

一方で、

「直感を信じていいのだろうか?」
「思い込みとの違いは何だろう?」
「以前はもっと感覚があった気がする」

そんな疑問を持つ人も少なくありません。

直感というと、
特別な才能やスピリチュアルな能力のように
語られることがあります。
しかし実際には、
直感はもっと身近なものです。
誰もが持っている感覚のひとつであり、
日常のさまざまな場面で私たちは直感を使っています。

この記事では、

  • 直感とは何か
  • 直感と衝動の違い
  • なぜ直感がわからなくなるのか
  • 感覚を取り戻す方法

について、わかりやすく解説していきます。

水面の波紋――直感は静かな内側から届く

直感とは何か

直感は「考える前にわかる感覚」

直感とは、
一言で言えば「考える前にわかる感覚」です。

たとえば、
初めて訪れた場所なのに、
なぜか居心地が良いと感じる。
ある仕事の話を聞いた瞬間に、
「これはやってみたい」と感じる。
逆に、条件は良いのに、なぜか気が進まない。

そんな経験はないでしょうか。

そのとき私たちは、
頭で分析するより先に何かを感じています。
もちろん、それが常に正しいとは限りません。
しかし、直感は
私たちが無意識のうちに受け取っている情報を
教えてくれる大切な感覚です。

論理と対立するものではない

直感というと、
「論理的に考えることの反対」だと
思われることがあります。
しかし実際はそうではありません。

直感と論理は対立するものではなく、
むしろ補い合う関係です。

たとえば、
「この人と一緒に仕事をしてみたい」
という直感があったとします。
その後で、相手の実績や条件を確認する。
これは直感と論理を両方使っている状態です。

直感は方向を示し、論理は確認する。

その両方があることで、
より納得感のある選択ができるようになります。

直感は誰の中にもある

直感力という言葉を聞くと、
「自分にはそんな能力はない」
と思う人もいるかもしれません。
けれど直感は、
一部の特別な人だけが持つ能力ではありません。

子どもの頃を思い出してみてください。
好きなことには夢中になり、
屋外で一緒に笑ったり遊んだりする子どもたち嫌なことには自然と距離を置いていたはずです。
それは感覚に従って生きていたからです。

私たちは成長する中で、
を求めたり、
人からどう見られるかを気にしたりするようになります。
その結果、感覚よりも頭で考えることが増え、
直感の声が聞こえにくくなることがあります。

直感と衝動の違い

直感は静かにやってくる

直感と衝動はよく混同されます。
しかし、この二つは似ているようで異なります。

直感には、不思議な静けさがあります。
大きな興奮や強い感情ではなく、

「なんとなくこちらの気がする」

という自然な感覚です。
そして後から振り返ると、
「あのときの感覚は正しかったな」と
納得できることが少なくありません。

衝動は感情に引っ張られる

一方、衝動には強い感情が伴います。
焦り、不安、怒り、寂しさ。
そうした感情に押されて、
「今すぐ決めなければ」
「すぐ行動しなければ」と感じる状態です。

たとえば、不安になって衝動買いをしたり、
感情的な勢いで
メッセージを送ってしまったりすることがあります。
銀色のiPhone 6を持っている人
その結果、「やっぱりやめておけばよかった」
と後悔することもあります。

直感は静かで落ち着いている。
衝動は強い感情に引っ張られている。

この違いを知ることが、直感を磨く第一歩です。

なぜ私たちは直感を失うのか

考えることが優先される社会

現代は、情報があふれている時代です。
スマートフォンを開けば、
ニュースやSNS、動画や広告など、
膨大な情報が流れ込んできます。

私たちは毎日、多くの選択を迫られています。
何を買うか。どこへ行くか。
どんな働き方をするか。
そのたびに、頭で考え、比較し、判断しようとします。

もちろん考えることは大切です。
しかし、考えることが増えすぎると、
感じることが少なくなります。

本当は心地よいと思っているのに、
「もっと良い選択肢があるかもしれない」と迷う。
本当は違和感を感じているのに、
「条件は悪くないから」と自分を納得させる。
そんな経験はないでしょうか。

情報が増えるほど、
私たちは自分の感覚よりも
外側の情報を信じるようになりがちです。

正解探しの習慣

私たちは子どもの頃から、
「正しい答えを出すこと」を学んできました。
学校では正解があり、
仕事では失敗しないことが求められます。

そのため、「私はどう感じているのか」よりも、
「何が正しいのか」を優先する習慣が身についています。

けれど人生には、
必ずしも正解があるとは限りません。
仕事を選ぶこと。
人との関係。
生き方そのもの。
こうしたことには、一つの正解はありません。

それでも私たちは、
「間違えたくない」という思いから、
頭の中で答えを探し続けます。
すると、感覚は少しずつ後回しになってしまいます。

感覚より判断を重視してしまう

直感がわからなくなる理由の多くは、
感覚が消えたからではありません。
感覚よりも判断を優先する習慣が強くなったからです。

実際には、「なんとなく気が進まない」
「なぜかわからないけれど惹かれる」
という感覚は今も存在しています。
ただ、その声が小さくなり、
頭の中の考えにかき消されてしまうのです。

だから直感を取り戻すとは、
新しい能力を身につけることではありません。
すでにある感覚に、
もう一度耳を傾けることなのです。

感覚を取り戻す3つのステップ

森の小道――立ち止まることから感覚は取り戻される

①立ち止まる時間をつくる

直感は、
忙しいときには聞こえにくくなります。
常に何かを考え、
常に何かをしている状態では、
感覚が入る余白がないからです。

まずは数分でも構いません。

スマートフォンを置き、
静かにお茶を飲む。散歩をする。深呼吸をする。

そんな小さな時間が、
感覚を取り戻す第一歩になります。

②身体の感覚を観察する

私たちは頭で考える前に、身体が反応しています。

ある人と会うと安心する。
ある場所に行くと落ち着く。
逆に、なぜかわからないけれど疲れることもあります。

その感覚を無視せず、
「今、私はどう感じているだろう?」と
観察してみてください。

身体は、
頭よりも正直に多くのことを教えてくれます。

③「好き・嫌い」の感覚を観察する

感覚を取り戻すために、
もっとも身近な方法のひとつが、
自分の「好き」と「嫌い」に気づくことです。

なぜかわからないけれど気になるもの。
理由は説明できないけれど惹かれるもの。
そこには、今のあなたの感覚が表れています。

実は色も、その一つです。
私たちは無意識のうちに色を選んでいます。
以前は好きだった色に興味がなくなったり、
突然ある色が気になり始めたりすることがあります。
植物のオレンジ色の花のクローズアップそれは単なる好みの変化ではなく、
今の心の状態や感情と関係していることもあります。

もし興味があれば、
好きな色と惹かれる色の違い」や
色を選ぶだけでわかる心理状態」も読んでみてください。
普段何気なく選んでいる色が、
あなた自身の感覚を思い出させてくれるかもしれません。

色は直感を映し出す鏡かもしれない

感覚を取り戻す方法はいろいろありますが、
その中でも意外と身近なのが「色」です。

私たちは日常の中で、
無意識に色を選んでいます。
服の色。持ち物の色。目に留まる色。
そのときどきで、
なぜか気になる色が変わることもあります。

実は、
その「なぜかわからないけれど気になる」という感覚こそ、
直感の入り口かもしれません。

色彩心理学では、
色の好みと心の状態には
一定の関係があると考えられています。
また、オーラソーマでは、

「あなたが選ぶ色が、あなた自身です」

という考え方があります。

それは色に特別な力があるということではなく、
私たちが無意識のうちに選ぶ色の中に、
自分自身を知るヒントが映し出されているという視点です。

もし最近、気になる色があるなら、
その色に少し意識を向けてみてください。
そこには、今のあなたが大切にしたいことや、
気づいていない感情が隠れているかもしれません。

今のあなたに必要な色については、
今のあなたに必要な色は?心の状態がわかる簡単セルフチェック」もあわせてご覧ください。

まとめ

直感とは、
特別な人だけが持つ不思議な能力ではありません。
誰もが本来持っている感覚のひとつです。

けれど現代は、情報が多く、
正解を求めることが当たり前になっているため、
その感覚が聞こえにくくなっています。

だからこそ、

  • 立ち止まること
  • 身体の感覚を感じること
  • そして、自分が何に惹かれるのかを観察すること

それが直感を取り戻す第一歩になります。

色もまた、そのための身近な入り口のひとつです。

もし興味があれば、
好きな色と惹かれる色の違い」や
色を選ぶだけでわかる心理状態」も読んでみてください。

もしかすると、
今まで何気なく選んでいた色の中に、
今のあなた自身を知るヒントが見つかるかもしれません。

まずは今日、
自分がどんな色に惹かれるのかを
少し観察してみてはいかがでしょうか。