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巻頭エッセイ


第503w号 【パリさん】:カラーローズ—二元性の根源

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■ 1.【ぱりさんのオーラソーマ】:“二元性”の根源的元型 (2014,2/19)
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ぱりさんのオーラソーマ、カラーローズの世界。

カラーローズは、オーラソーマを学ぶうえでも、最も基本的な色の
地図ですが、ゲーテの色彩論などをベースに作られているようです。
http://aura-soma.jp/basic/dtl_167.html

このカラーローズをマスターすれば、オーラソーマの112本の色
のすべてが解明されるといっても過言ではありません。

オーラソーマは「意識の鍵」と言われていますので、このカラーロ
ーズは、ある意味、色をベースにした「意識の地図」ともいえるか
もしれません。

そういう意味では「生命の木」も意識の地図のひとつです。

それはともかく、オーラソーマの意識の地図としてカラーローズを
考えたときに、ぱりさんはとても興味深い考察をしています。

> 「ブルー」を“顕現への意図”、
> 「イエロー」を“個別幻想(体験)への意図”
> 「レッド」を“個別幻想(生命世界)の実現”
>
> などと呼んでも、いいのかもしれませんね。
>
> 考えてみれば、そのあたりの自由連想を書き始めたのが、このシ
> リーズの始まりでした。

・・・ということですが、それはオーラソーマではマスターボトル
の顕現として現れているのは非常に興味深いことです。

マスターボトルというのは、意識の覚醒を得たマスターの系譜のよ
うなものでもあるのですが、そのマスターボトルは50番からはじ
まって、64番まで続きますが、その色の現れ方が、まさに、ぱり
さんの言っているように、ペールブルー(ブルーに意識の光が入っ
た色)、ペールイエロー(イエローに意識の光が入った色)、ピン
ク(ペールレッド。レッドに意識の光が入った色)の順番に現れて
きています。
http://aura-soma.co.jp/products/equi/specialset/master.html

ブルーは5番目のチャクラ、喉のチャクラの色であり、コミュニケ
ーション、言葉を司ります。

新約聖書のヨハネによる福音書、第一章第一節に「はじめに言葉あ
りき」という有名な言葉があります。

「はじめに言葉ありき。言葉は神と共にあり、神は言葉なりき」

これは、まさに50番のエルモリアのメッセージ「汝の意思をなす」
ということと共通するものがあります。
http://www.aura-soma.co.jp/products/equi/B050.html

ここでいう「汝」というのは、小さな自己「我」に対して、大いな
るもの、サムシンググレート、存在、宇宙の意志、神と呼ばれるも
のを意味します。

そして、言葉を使うことから、人間の自我の意識の目覚め、エゴが
生まれてきます。

それがアダムとイブの、エデンの園からの追放の原因でもあります。

人間は自我を持つことによって、大いなるブルーの意識から分離し
て、イエローの自己の意識を持つに至ったのです。
http://www.aura-soma.co.jp/products/equi/B051.html

そして、人間としての肉体、欲望のレッドへと至るわけです。
http://www.aura-soma.co.jp/products/equi/B052.html

それでは、ぱりさんのオーラソーマ「“二元性”の根源的元型」を
どうぞお楽しみください。

                           尚 記


       ………○…………○…………○………


ときどき、幕あいに顔を出す、「オーラソーマ」をちょっと部外者
的な立場から眺めてみる【ぱりさん】シリーズです。^^;

オーラソーマのカラーローズを“全人間心理のカラーインデックス”
に見立てて、その内部的なダイナミクスを連想して楽しんでいます。

ちょっと理屈っぽいですが、常識だけでお付き合いいただければ、
案外、面白がっていただけるかもしれません。

前回、人間はいったいどこから来てどこへ行くのか、みたいなとこ
ろまで話が飛びましたね。

『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこ
へ行くのか』( http://p.tl/0WWA )なんて。(^^;)

フランスの画家ポール・ゴーギャンのこの有名な絵のタイトルは、
いわば人類史全体を見渡すような壮大な問とも言えます。

いっぽう、オーラソーマの「カラーローズ」は“人間心理”の世界
に関してはすべての意図を網羅しているはずです。

ですから“人間心理”については、「カラーローズ」のなかにすべ
ての秘密がオープンシークレットとして隠されている。

はずです。(^_-)

ならば、この「カラーローズ」を眺めていれば、人間がどこから来
てどこへ向かうのかがわかるのでしょうか?

この絵のなかに、それが隠されているでしょうか? (@_@)

うーん。(-_-;)

なんか、トンデモナイことになっちゃって。(*^_^*)

それは“人間心理”については、最初の“種”が“どこ”で発生し
たのかを思いだすみたいな話かもしれませんね。

あるいは、その“種”が成長・進化していく過程で“どこ”に向か
うのかを想像することのようでもあります。

途方もなく遠大なお話とも思えますが……。(-_-)

(@_@)

そうそう、それについてはオーラソーマの「微細解剖学」がひとつ
の概念枠を提供してくれていましたね。
http://www.aura-soma.co.jp/intro/subtleanatomy.html

「レッド」に兆した“種”が「オレンジ」「イエロー」を通り抜け、
「グリーン」「ブルー」の方向に上昇していく。

そして最後には「ヴァイオレット」を経由して「マジェンタ」へと
抜けていくのでした……。

「カラーローズ」で言えば、時計の文字盤の8時の位置から反時計
回りでグルっと9時の「マジェンタ」まで進む感じです。

それは人間が心身の成長過程でたどる個々のチャクラの活性化と、
そこで体験する“人間心理”の推移モデルでした。

そうか、それは個人がたどる“人間心理”の推移モデル、とも言え
そうですね。

『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこ
へ行くのか』の問題意識とは、また違うのかもしれません。

ゲーテの『色彩論』を踏襲して、オーラソーマは「ブルー」と「イ
エロー」の“二元色”の立場をとっていますよね。

かつ、その上で色彩世界すべての潜在可能性を秘めた“根源色”と
して「ブルー」を想定しているようです。

根源的存在(あるいは「源」)が“現れの世界”への意図を最初に
漏らしたのが「ブルー」だというのです。

それは、言葉を換えれば、“人間心理”の世界に最初に滲み出した
色が「ブルー」だということでしょうね。

ところで、この「ブルー」という色が、人間の目に見えた最後の色
だったというのはとても興味深い話です。

その根源色「ブルー」から「イエロー」が生まれ、その“二元色”
から「グリーン」と「レッド」が生まれるわけです。

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英国にオーラ・ソーマのセンターがあり、デブオーラと呼ばれて
いますが、そこではガラス容器と非常に強い懐中電灯を使って、
セミナーの中でこの光の実験が行われ、参加者に深い印象を与え
ています。
ガラス容器の中に、後にバランスボトルに使用されるグリーンオ
イルを入れておき、そのあざやかな緑の液体の中に、強い黄色の
光を当てます。
黄色い光が緑の液体の中を通り抜けていくとき、とてもあざやか
な赤が現れるのです。
セミナーに参加した人たちは心から納得します。
『オーラソーマ ヒーリング』(p97-98)
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その意味では、

「ブルー」を“顕現への意図”、
「イエロー」を“個別幻想(体験)への意図”
「レッド」を“個別幻想(生命世界)の実現”

などと呼んでも、いいのかもしれませんね。

考えてみれば、そのあたりの自由連想を書き始めたのが、このシリ
ーズの始まりでした。

「レッドの心理」あたりで、顕現世界の“ビッグバン”などと連想
を楽しみました。^^;;
http://www.aura-soma.co.jp/newsletter/backnumber/dtl_714.html

もしそう言ってよければ、“人間心理”の世界に最初に兆した“種”
は「ブルー」、なのかもしれません。

でも、どうなんでしょう、そう聞いたらゴーギャンは満足するでし
ょうか?

だからどうだと言うのだ、なんて言われるかもしれませんね。(^^;)

ゴーギャンは自作に『われわれはどこから来たのか われわれは何者
か われわれはどこへ行くのか』というタイトルをつけました。

自分がどこから来たのか、自分が何者で、どこへ向かっているのか
という真実を、自分の心理として納得したかったわけでしょう。

でもじつはこの問には、もしかしたらゴーギャン自身も意識してい
なかったかもしれない、とても難しい面が潜在していると思います。

というのは、この問にはつねに、それを知りたいのは誰なのか?、
という側面が隠されているからです。

たとえばの話、とてもませた小学生が本の読みすぎかなんかで、そ
ういう問をもったとします。^^;

自分は何者で、どこに向かっているのか、と。

でも、その子が納得がいくお話と、ゴーギャンが納得がいくお話は
同じではないかもしれない、と思いませんか?

かならずしも、大人より子供のほうが幼稚な作り話で満足するだろ
う、とばかりはかぎりませんが。

でも、ある人に納得のいく真実が、他の人にも納得のいく真実とは
かぎらない、ということは推測がつきます。

そうなんです。

ゴーギャンがあの絵で尋ねたような問は、誰がそれを知りたがって
いるのか?という問いと切り離しては考えられないのです。

でももし、ある人に納得のいく真実が、他の人にも納得のいく真実
とはかぎらない、とすれば、いったいそれは真実なんでしょうか?

それすら、怪しくなりますよね。

こと“人間心理”に関するかぎり、二元性の元型「カラーローズ」
には、最初から全体が露出していると思います。

でもどんな“公然の秘密”が公開されているかは、誰がそれを知り
たがっているのか?と無関係ではなさそうです。

今までも何回か触れましたが、現象世界は“二元性の原理”が支配
する世界ですよね。

つまり、そこでは何かが誕生すると、必ずそれと同時にその対極が
発生している世界なのです。

「美しい」という判断が生まれるためには、その対極の「醜い」と
判断も同時に発生していることを許容しなくてはなりません。

「美しくない」という判断の可能性を拒否したら、「美しい」とい
う判断には意味がなくなるからです。

何かを「良い」と言うためには、暗に「良くない(=悪い)」もの
があるということを前提しなくてはなりません。

それをせずには、そもそも判断も定義も不可能です。

そして判断も定義もなしには、現象世界は存在できないのです。

そして、そういう“二元性”の根源にあるのが、「主観と客観」と
いう、いわば“二元性の元型”です。

見ている“自分”と、見られている“対象”、という根本的二元性
の感覚ですよね。

“人間心理”のテンプレート「カラーローズ」で言うなら、最初に
滲み出した「ブルー」こそが、最初の“存在感”でしょうね。

言い換えると、「ブルー」は“自分は存在する”という感覚として
“人間心理”の世界に滲み出したとも言えます。

すると、その“存在感”を根拠にして、そこから“個人幻想”を高
く打ち上げるための「イエロー」の響きが派生したわけです。

この“二色”を根拠に、「主観と客観」という“二元性の元型”が
確立するのでしょうね。

そうなれば、森羅万象が展開する“現象世界”の打ち上げまでは、
あと一歩です。

そう、「ブルー」と「イエロー」が一体となり、そこに光が当てら
れて、三段目の「レッド」に点火したのでしょう。

かくて現象世界が誕生したわけです。

でもそれは、「主観と客観」という観念、見る“自分”と、見られ
る“対象”がある、という観念の上に築かれた世界とも言えます。

そして「個人」は、この世界の“現れ”のなかで“自分探し”をす
るんですよね。(^^;)

これが本当の“自分”だろうか、いやこっちの方が本当の“自分”
ではないのか、などと。

ところが、あらゆる判断は、次々とその対極を生みだしていきます
から、気がついたらいつの間にか、迷子になっているわけです。

『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこ
へ行くのか』( http://p.tl/0WWA )となるわけですよね。

実際、この旅はどこへ向かっているのでしょうね。^^;;

次に機会があったら、また「カラーローズ」を別の視点から眺めて、
勝手な連想を楽しませていただくかもしれません。

いつもお断りしているとおり、これは「オーラソーマ」で認定され
た見解ではありません。

「オーラソーマ」がゲーテの色彩論から引き継いだ「カラーローズ」
という素晴らしいツールに触発された、まったく自由な立場からの
連想です。

お付き合いいただき、ありがとうございました。<(_ _)>

                          pari 記


       ………○…………○…………○………

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