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オーラソーマ4本ボトル・ミニリーディング(無料)

巻頭エッセイ


第843号 【パリさん】:何が存在するのか?

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■ 1.【ぱりさんのオーラソーマ】:
                何が存在するのか? (2018,7/11)
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大阪で大きな地震が起こったのもつかの間、今回は関西
での大雨とそれに伴う洪水や土砂災害。

被害に遭われた方や避難を余儀なくされている方には、
心よりお見舞い申し上げます。

関西とは対照的に、関東では早々と梅雨が明け、すっか
り夏のような暑さとなり、7月に入って鎌倉では海開き
となり、週末は海の家も賑わっていました。

時代は大きな転換期を迎え、自然災害や天候の変化、そ
して環境汚染や自然破壊など、いつ何が起こるかわから
ないという不安や恐怖、苦しみなどを感じておられる方
もおられるのではないでしょうか?

そんなときに、オーラソーマに何ができるのでしょうか?

それについての詳しいさまざまな情報はウエブサイトで
見ていただくことができます。
http://artbeing.com/aura-soma/
http://aura-soma.jp/
http://aura-soma.co.jp/

この「オーラソーマ通信」はどちらかといえば上級者向
きメルマガですので、まだあまりオーラソーマのことは
知らない、オーラソーマについて、もっと基本的なこと
を知りたいと思われる方は、「はじめてのオーラソーマ」
メルマガに登録していただくと良いでしょう。
http://d.aura-soma.co.jp/mail_magazine

アンナマリアさんは「ダチョウのボトル」でショックな
状態から回復できたとの報告を、今回のシェアリングで
も書いていただいています。

「たっぷりとおなかに塗って寝たら、いつになくとても
 深く気持ちよく眠れて、目覚めたら絶望的で不安な気
 持ちは消えていました。

 夫の仕事のトラブルも結局は解決して、今はまた元気
 に会社に通っています。」

オーラソーマは、あれやこれや頭で考えるよりも、この
ように実際に使っていくことで、エネルギー的にサポー
トを受けられるのも良いところです。

実際にオーラソーマのコースを受講するのもオススメです。

英国オーラソーマアカデミー資格講座 レベル1
日程 2018年8月9日(木)~12日(日) 全4日間
https://aura-soma.jp/schedule/booking.cgi?code=180809-12KK_Lv1f

英国オーラソーマアカデミー資格講座 レベル2
日程 2018年7月13日(木)~16日(日) 全4日間
https://aura-soma.jp/schedule/booking.cgi?code=180713-16KK_Lv2f


ということを前置きとして、先ほどの質問、

このようなときに、
オーラソーマに何ができるのでしょうか?

ということについて、
【ぱりさんのオーラソーマ】カラーローズの世界観に
即して考えてみましょう。


カラーローズは、
人生やこの世界の全体像を色の世界を通して、
俯瞰して見ることができるのはメリットだと思われます。

だから、自分の人生に迷ったときや、
クリヤーに物事を見たいときにオーラソーマが役に立つ
のです。


脳科学によると、
不安や恐怖、苦しみなどの感情に襲われたとき、
人のIQが極端に下がってしまのだそうです。

不安や苦しみから自殺してしまったり、
鬱に陥ったりするのは、
その感情にとらわれてしまうことで
他のことが見えなくなり、
目の前の苦しみしか見れなくなってしまうことが
原因の一つです。


そんなとき、ちょっと深呼吸をして、
自分を見つめ直し、
周りの世界を広い目で見ることが出来るようになると、
また違った可能性が見えてくるようになります。


今回の【ぱりさんのオーラソーマ】:何が存在するのか?

というテーマは、
そういう現実の見方に、新しい視点を提供してくれています。


「現代物理学を理解しないと仏陀の教えを本当には理解
 できない」
と言ったのはインドの神秘家OSHOですが、
現代物理学を知ることで、仏陀の教えを理解できるよう
になるって、すごいですよね。

2500年前の教えが古くなるどころか、
物理学の最先端の理解を
すでにそこに含んでいるのですから。


般若心経に色即是空 空即是色という言葉があります。

色とは、
色のことと同時に五感で認識することのできる、
この物質世界や物質のを意味します。

目に見え、手に触れる事ができて、
実体があるように思えるこの世界は、
実は空に他ならない。

つまりこの現実世界も空っぽの空間、
無に等しいということが現代物理学で
証明されつつあります。

と同時に、
これまで真空だと思われていたところから
素粒子が生まれるという現象が観察されています。

つまり、
空っぽだと思われていた「無」の空間から
物質が生まれることが証明されたわけです。

宇宙物理学では、
無の空間からビッグバンによってこの宇宙が生まれた
ということも証明されてきています。

そんなふうに見ていくと、
この自分の苦しみや不安や恐怖って何でしょう?

自分はどこからきて、どこへ行くのか?

本当の自分とは何なのか?

そういうことがわかってくると、
また新たな世界の可能性が見えてくることでしょう。


それでは、
【ぱりさんのオーラソーマ】:何が存在するのか?
を、どうぞお読みください。

それでは、今日もすてきな一日を!
Have a nice day.

                      尚 記


    ………○…………○…………○………


ときどき、幕あいに顔を出す、
「オーラソーマ」をちょっと部外者的な立場から
眺めてみる【ぱりさん】シリーズです。^^;

オーラソーマのカラーローズを
“全人間心理のカラーインデックス”に見立てて、
その内部的なダイナミクスを連想して楽しんでいます。

ちょっと理屈っぽいですが、
常識だけでおつきあいいただければ、
案外、おもしろがっていただけるかもしれません。

「カラーローズ」は人間心理のパノラマです。
http://www.aura-soma.co.jp/intro/color_language/

ここでいう人間心理とは、
具体的な喜怒哀楽のことではありません。

「カラーローズ」でいう人間心理とは、
そのような人間感情を味わうための
“体験世界を願ったその思い”の元型のことでした。

「カラーローズ」とは
“現象世界”を呼びだした意図のパノラマ、
言わば“原因の世界”の元型だったのです。

前々回は「あなたは存在します」を取り上げました。
http://www.aura-soma.co.jp/newsletter/backnumber/dtl_2321.html

このような世界を知覚し、
感じているあなたが【存在する】ことは
否定しようのないことだからです。

たとえ、
この現象世界がすべて幻想だったとしても、
それを観ている【あなた】が存在することは間違いない。

【あなた】はそれを自分で知っていますし、
否定できません。

なぜなら、
否定してもその否定があなたの存在を
逆に証明してしまうからです。

そして前回は、今度は翻って、
その【あなた】が観ている現象世界のほうに
目を向けたのでした。

現象世界は視覚的印象としては【色】で表現されており、
それこそが「カラーローズ」のメインテーマです。

すると、なんと、
この現象世界の見かけを形作っている【色】は、
現れはするものの、
存在してはいなかったことがわかりました。

いや、私は納得していないよ、という方は、
もう一度「色は現れるが、存在はしない」を
眺めてみてください。
http://www.aura-soma.co.jp/newsletter/backnumber/dtl_2333.html

読み直してみた方は、きっと、
これはぱりさんの哲学的屁理屈で、
問題にするにも当たらない、と思ったかもしれません。

でもですね、これ、
必ずしも勝手なホラを吹いているわけでもないのです。

物理的現象世界のリアリティを
科学的に検証する学問を「物理学」ということは、
ご存知のとおりです。

私たちの世界に対するイメージは、
ある時代までは「宗教」が権威となって定義していました。

私たち(つまりご先祖たち)は、
その時代の宗教的権威が定義する宇宙イメージを
信じてきたわけです。

でも、ご存知のとおり、
あるとき“コペルニクス的大転換”が起こって、
それ以来宇宙イメージを主導するのは科学になりました。

それまで平面だと思われていた大地は、
じつは巨大な球体の表面であることがわかってきました。

また私たちの世界を中心に、
宇宙全体が回転しているのではなく、
地球が太陽を中心に回転していることも
常識になりました。

以後、
たとえば“The Earth”という英単語には、
従来の「大地」の意味に、
「地球」という惑星の意味が加わりました。

私たち一般人の世界イメージは、
物理学を中心とする最先端の科学的知見を後追いして、
絶えず変化しているわけです。

やがて、
それまでの主導原理だったニュートン力学から、
アインシュタインの相対性原理へと、
物理学の潮流も大きく変遷しました。

もうこのあたりで、私たち一般人は、
その物理学的理論を自分で理解することは
諦めましたよね。(*^_^*)

専門家たちが言っていることは
だいたい正しいのだからと、
自分で理解はできなくても、
まずは信じることにしたわけです。

ところがその物理学に近年起こった大きな変化は、
これまでの変化にもまして、
途方もない大転換を内包していました。

アインシュタイン以降、
最大の転換を引き起こした物理学の最先端が
「量子力学」と呼ばれる分野であることはご存知でしょう。

ここにいたって、
ついに従来の「物質」というイメージが
崩壊してしまったのです。

つまり「物質」という客観的“実体”が存在しないことが、
物理学の最先端で明らかになってしまったわけです。

人体の世界で言うなら、
遠い昔のご先祖たちは、人間の身体というものを、
血の入った“袋”のようにイメージしていました。

身体に傷がつくと、
赤い血が流れだすのが知られていたからです。

やがて部族のなかに、
薬草の知識など“癒やしの術”を引き継ぐ者が現れ、
内科的な医術が誕生します。

しかし、
人間の「肉体」が治療の対象となれば、
外科的医術がはじまるのは時間の問題で、
これは主に西洋世界から発展しました。

やがて「臓器」の存在と、
その働きが知られるようになります。

「臓器」を構成しているのはさまざまな「細胞」であり、
「細胞」はさまざまな「細菌」から構成されていることが
知られていきます。

いったい物質の最小単位はなんなのか、
という探求がはじまります。

「細胞」や「細菌」の
構成単位としての「分子」が発見され、
その「分子」の構成単位としての
「原子」が研究されます。

そして、
その「原子」にも構造があることが突き止められます。

「原子」とは、
「原子核」を中心に、
まわりを「電子」がものすごい速度で飛び回っている、
という原子像が描かれます。

この「電子」のようなオーダーの世界を
“素粒子”といいます。

「電子」は“素粒子”の代表格です。

ところが、この“素粒子”の世界は、
私たちが知っている日常世界とは
とても異なる振る舞いをすることがわかってきました。

まず、
そのスケール感のギャップが半端ではありません。

ミクロの領域に入っていくには
二段階のギャップがあります。

第一段階は、
日常世界から原子の世界へのギャップです。

「地球」の内部がブドウの粒でびっしり充満している、
と想像してみてください。

その地球を野球のボール大に縮小したとき、
そのなかのブドウの粒に当たる大きさが「原子」の大きさです。

「原子」の大きさが、
なんとなくイメージできましたか?

この先が第二段階のギャップです。

この野球のボールに充満している「原子」のひとつを、
ブドウの粒の大きさに拡大しても、
「原子核」は見えてきません。

部屋の大きさまで拡大しても「原子核」は見えません。

『踊る物理学者たち』の著者
ゲーリー・ズーカス氏の比喩を借りると、
サンピエトロ大聖堂のドームまで拡大して、
https://www.travel.co.jp/guide/article/7931/
はじめて真ん中に塩粒みたいに現れるのです。

そのドームの外周を
その原子核の数千分の一の質量である
ホコリの粒のような電子が回っている、
といったスケール感です。

サンピエトロ大聖堂は
【最大幅約156m、総面積49,737m2】ですから、
東京ドーム【建築面積46,755m2】とほぼ同等の規模感です。

要するに、
東京ドームの真ん中の「塩粒(原子核)」に対して、
その外周を塩粒の数千分の一の「ホコリ(電子)」が
飛んでいると。

つまり、
「原子」の中身はすべて「空間(空っぽ)」なのです。

私たちが観ている現象世界の“物質的根拠”の実態は、
だいたいそんな感じだというのです。

この「電子」を代表格とする物質的根拠を
「素粒子」といいますが、
どうも「素粒子」はいわゆる“物質”ではないらしい。

「素粒子」という微小粒子が存在するのではなく、
見る者の意識に対応して、現れ方が決まる
“意識”要素ということらしいのです。

これ、ちょっとギョッとしません?(@_@)

これまで私たちは、
物質的な世界というものが客観的に存在すると
信じてきたのですが、それが怪しくなってきたのです。

もし現象世界を構成する“物質”がこういうものなら、
私たちが見ているのは、
もはや従来の意味での物質とは言えません。

どうやら、
私たちは自分の意識に対応するホログラムを見ている。

つまり、私たちは
“自分の思い込み”を見ているということです。

現代物理学の最先端領域である「量子力学」は、
とんでもない世界への扉を開けてしまいました。

ここで極めて重要な意味を帯びてくるのが、
じゃ、いったい何がほんとうに存在しているのか、
ということです。

前々回、
「あなたは存在する」という事実を確認しました。

そして前回は
「色は現れるが、存在はしない」ことも確認しました。

そして現代物理学の最先端は、
現象世界は客観的に存在するのではなく、
見る者の意識に応じて現れる可能性を示しています。

それが事実かもしれないと考えたとき、
では、ほんとうに存在しているのはなんなのか?、
という問が浮かび上がってくると思いませんか?

なぜなら、その何かに対応して、
この世界が現象している可能性があるからです。

個別の体験を願った何かが、
この体験をしている可能性があります。

その体験願望は、
たちまち一連の願望の対を励起したでしょう。

それを、
ここではこんな“欲望対”だとイメージしたのでした。


      【カラーローズの欲望・願いの配置】
      (●=1次色 ◎=2次色 ○=3次色)

              ●←ブルー
            独存し、安らぎたい
ロイヤルブルー→○     ・     ○←ターコイズ
  真理・真実を知りたい        全智・全能でありたい
         ・     ・    ・
          ・    ・   ・
ヴァイオレット
   →◎      ・  ・  ・      ◎←グリーン
脱出したい、超越したい       見晴したい、受け容れたい
      ・       ・       ・
        ・   ・ ・ ・   ・
          ・        ・
マジェンタ       ・・・・・     オリーブグリーン
  →○ ・ ・ ・ ・ ・ + ・ ・ ・ ・ ・ ○← 
無条件でありたい    ・・・・・      調和したい
          ・   ・   ・
        ・   ・ ・ ・  ・
      ・              ・
レッド→●      ・  ・  ・      ●←イエロー
生きたい、貫徹したい          知りたい、体験したい
          ・    ・    ・
         ・    ・     ・
   コーラル→○            ○←ゴールド
  育みたい、守りたい   ・    豊かで、自立したい
              ◎←オレンジ
            帰属し、奉仕したい


そしてその欲望は、
それに焦点を合わせたときにしか存在していないことも、
わかったのでしたね。

あなたは、
「神様」が世界を創造して、
ここで修行してきなさいと、
「あなた」の背を押したのだと思いますか?

そういう思いも、よくわかります。

だって、
この現象世界で体験している私たちには、
この現象世界がどんな構造になっているのかなど、
何も知らないわけですから。

だったら、
他の誰かがこれを作ったんだろう、
と考えるのもわかります。

ここでの私たちの調査でわかったことは、

1.あなたは存在します
2.色は現れはするが、存在してはいない

・・・ということでした。

ヒンドゥー教の伝統には
「リーラ(遊び:神の戯れ)」という観念があります。

もし、
この現象世界が「リーラ(遊び)」なのだとしたら、
私たちは遊んでいるんでしょうか?

それとも遊ばれているのでしょうか?

それともプレーヤーと駒に分かれて、
ゲームをしてる?(@_@)

それともこれは誰も意図していないのに
はじまってしまったいわば、偽りの世界? (?_?)

とすると、
原因の世界のパノラマ「カラーローズ」の中心って、
いったい、なんなのでしょう?

そして「カラーローズ」の周辺とは?

「あなた」とか「私」って、
ほんとうになんなのでしょうね?

ほんとうに、この「カラーローズ」で展開される
“人間心理”の世界って、
いったいなんなのでしょうね?

(*^_^*)

『われわれはどこから来たのか
 われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』
 ( https://goo.gl/b7rViN )。(-_-)

次に機会があったら、
また「カラーローズ」を別の視点から眺めて、
勝手な連想を楽しませていただくかもしれません。

いつもお断りしているとおり、
これは「オーラソーマ」で認定された
見解ではありません。

「オーラソーマ」がゲーテの色彩論から引き継いだ
「カラーローズ」というすばらしいツールに触発された、
まったく自由な立場からの連想です。

おつきあいいただき、ありがとうございました。<(_ _)>

                    pari 記


    ………○…………○…………○………

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