B057 Pallas Athena&Aeolus(パラスアテナ&アイオロス)
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■ 1. 今週のボトル:B57 パラスアテナ&アイオロス
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このコーナーでは、毎回オーラソーマで「カラー・メッセンジャー」と呼ばれ
る「イクイリブリアム・ボトル」の中から1本を取り上げ、そのボトルについ
て考えてみたいと思います。
知識として憶えていただく必要などまったくありません。
ボトルの基本的なメッセージと、それを読み解くヒントとして
ボトルにまつわるコメントを参考にしていただければ幸いです。
それぞれのボトルがあたかもひとりの人を表しているかのように、
何となくそのボトルを雰囲気として感じ取っていただければと思います。
一番いいのは、実際にそのボトルを手にとって、それを見て、
感じていただくことです。
「あなたの前にある宝石たちの内側をさすらってください
ボトルたちには独自の言葉があります。それを学んでください。
ボトルたちは内に書物を秘めています。それを読んでください。
そして、それがついにはあなたの前に掲げられた鏡となることを
知ってください。
そして、奇跡を起こすのはあなたなのです」
「オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング」ヴィッキー・ウォール より
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B57 パラスアテナ&アイオロス
ペールピンク/ペールブルー
ボトルの詳細情報については↓をご覧ください。
http://www.aura-soma.co.jp/aura/b057.htm
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ヴィッキーさんのボトルのメッセージ:
レットゴー(手放)して信頼しなさい、
個人の自立
メインテーマ:過去のパターンを解放する
アフォメーション:私は手放し、信頼します。
これは29番のボトルに光りが入ったボトルです。
ですから29番のボトルの意味が強まります。
レッドとブルーの色の意味が当てはまります。
男性性と女性性の原理、物質的な側面と精神的、霊的な側面。
レッドの情熱、怒り、欲求不満と内なる平和と信頼。
天と地と。
ブルーの青写真をグランディングする。
混ぜるとバイオレットになりますね。
ペールバイオレット。
56番のサンジェルマンと同じになります。
56番のサンジェルマンのボトルが57番と58番でペールピンクとペールブ
ルーに分離して現れているのは面白いですね。
このクイントエッセンスはマゼンタとのつながりもあります。
マゼンタはレッドに少しブルーが入っている色です。
身近な物事に配慮することや、正しく生計を立てること。
さて、このボトルもギリシャ神話と関連しています。
パラスアテナとアイオロス(母性原理/父性原理)。
パラスアテナはペールピンク、アイオロスはペールブルーっていうことですね。
ペールピンクから想像されるのはやさしい、愛情の細やかな女性のような感じ
で、アートの神様だから、さも優雅なんだろうなーって想像していたんですが、
調べてみると、なんと戦闘の守護神でもあり、アマゾネスみたい、って思っち
ゃいました。
アイオロスは風の神様。ギリシャの青い海を吹き抜ける風、ということで、ペ
ールブルーはイメージに合いますね。
では、パラスアテナってどんな人?いや、どんな女神さま?
パラス・アテナはギリシャ神話のオリンポス12神の一人で、知恵と理性の女神、
そして技芸(手芸や織物など)の女神で、戦いの神であると同時に芸術、建
築、陶芸、造船や家具の製造と行った工業の分野でも祭祀を受ける女神として
知られています。(ローマ神話では女神ミネルバ)。戦いの時、英雄を守ってく
れるんだそうです。
ヘスティアやアルテミスと共に、ギリシア神話三大処女神のひとりとされてい
ます。古代における崇拝の中心地はアテナイでした。そもそもオリンピックは、
ギリシャ神話の女神パラス・アテナを祝福するために行われたんだそうです。
アテネのシンボル、パルテノン神殿は、この女神パラス・アテナ(アテネの語
源です)をまつるために建てられたんですね。(アテナの町とパルテノン神殿
を見たときのことを思い出しました。その後地震で少しダメージを受けたよう
なことを新聞で読みましたが・・・)
父は全能神ゼウスの子。母はティタン神族の海神オケア
誕生の話しが結構面白いんです。
ゼウスの最初の妻であったメティスが懐妊したときに、ウラノスが「もし生ま
れる子どもが男の子なら、彼はゼウスの権力を奪うだろう」と予言したんです。
そのため、これを恐れたゼウスはメティスを飲み込んだんですね。しかし、胎
児はゼウスの中で生きていて、ゼウスに激しい頭痛をもたらしたんです。ゼウ
スが痛みに耐えかねてヘパイストスに命じて斧で頭を叩き割ると、中から鎧で
武装し既に成人している女神が飛び出した。なんと、これがアテナで、ウラノ
スの預言通り、聡明で気丈な女神となった、ということなんですね。
なんか、これを読むとアマゾネスみたいって思っちゃいます。
こういう話しを読むと、パラスアテナがペールピンク、というイメージが危う
くなってしまいそうです。
このアテナのお母さんのメティスというのはすなわちメドゥサ(女性の知恵)
のことで、以前は、人間を石に化してしまう力を備えたゴルゴネイオン〔アテ
ナの蛇の髪の毛の仮面〕がそのシンボルなんですね。
このメドゥサの話は小学校の時に絵本で読んでいたので、そこからパラスアテ
ナが生まれたなんて、びっくりです。
一方。アイオロスというのはどういう神さんでしょう?
ギリシャ神話では「風の神」として知られています。
彼はももと人間だったんですが、ゼウスに愛され風の支配者になったんです。
アイオリア島の王様。洞窟の中に風をたくわえ、意のままに風を操ることがで
きたんです。ある時、トロイヤ戦争の英雄オデュッセウスが無事、航海を終え
るよう、西風ゼピュロス以外の風をすべて閉じこめた革袋を与えて故郷に送り
出したんです。
しかしこれには後日談があって、その袋を財宝だと勘違いした部下達は、その
袋を開いてしまい元のアイオロス島まで吹き戻されてしまったということです。
オーラ・ソーマのコースがエーゲ海のクレタ島で行われたときにギリシャに行
ったことがありますが、青い海に島々が散らばっているんですね。だから帆船
の時代には風が
重要だったんでしょう。
実はこの57番のボトルは、イクナートンとネフェルティティとも関係がある
とも言われています。
こちらのほうが関係性はわかりやすいです。
ネフェルティティはアク・エン・アトン(イクナートン)の奥さん。というか、
王と王妃の関係です。
紀元前1346年(頃)、エジプト第18王朝の若きファラオ、アメンホテプ4世は、
は、父王アメンホテプ3世の逝去で、全権を掌握すると、かねてからの理想を
実行に移し始めました。つまりそれまでのエジプトの伝統的なアメン神を中心
にした神殿権力による多神崇拝を否定し、世界に遍在する唯一の創造者である
太陽神アトンの一神崇拝を理念に掲げた信仰を確立したんです。
アクエンアトンは、アトンを讃美する平和と恵みの歌をみずから記し、エジプ
トの主要な土地で、「アトン讃歌」と呼ばれる讃美の詩を岩に刻ませています。
この太陽神アトンの一神教は世界最初の一神教であり、後にあらわれたヘブラ
イの預言者モーセの教えに影響しているという説もあるぐらいです。
この「神は一人」という一神教の信仰は、その後のユダヤ教に受け継がれ、こ
れがキリスト教・イスラム教の源流となったと言われています。このエジプト
宗教改革のあとで、ユダヤ人がエジプトを脱出したこと、アマルナの遺跡に残
るアトン神への賛歌が、『旧約聖書』の詩篇にあるヤハウェ神への賛歌に似て
いることから、ユダヤ人というのは、アクエンアトン改革を支持した人々のこ
とではないかという説があるぐらいです。
その後、アメンホテプ4世は、彼の新たな信仰の証として、みずからの名を、
公式にアク・エン・アトン(「アトンに愛される者」,アケナトン)に変更し
ました。同時に、アモン神の町テーベから、アトン神のために新しく建設され
た町、テル=エル=アマルナへ遷都しました。さらに、歴代の王が信仰した宗
教の痕跡をけすように命じ、従来のアモン神への信仰をまもろうとする神官団
をしりぞけたんですね。これをアマルナ革命、と言っています。
このアクエンアトンの宗教改革は、エジプト美術にも影響をあたえ、それまで
の儀式的な様式から、自然をより写実的にえがく様式にかえたとされています。
しかし、この流れは長つづきせず、アクエンアトンの死後、かの有名な、義理
の子ツタンカーメンが王位につくと、首都はテーベにもどされ、神殿勢力は勢
いを復活させ、アトン信仰は崩壊し、再び神殿権力による多神崇拝にもどって
しまいました。そして二人の死後アマルナ時代の文化、遺産は徹底的に破壊さ
れ、歴史から抹消されてしまったんです。
これは表向きの歴史。
実はこれには裏があるんですね。
まぁ、これは3000年前も今も変わらない歴史ではあるんですが、実は、陰
で夫を操って歴史を操作していたのは、その妻、王妃であったネフェルティテ
ィであったと言われています。
ネフェルティティは、クレオパトラと並んで美女の代名詞にもなるほどの絶世
の美女だったようです。「古代エジプトの三大美女」と言えば、紀元前1世紀、
プトレマイオス朝の女王クレオパトラ7世、紀元前13世紀、第19王朝の大王ラム
セス2世の正妃ネフェルタリ、そしてこのネフェルティティです。
「ネフェルティティ」という意味は「ネフェル」が「美しい」、「ティ」は「や
ってくる」、「歩いてくる」ということです。ですから「美人が向こうからや
ってくる」とい
うような意味です。では、どこからやってくるのか?ということになりますね。
この人、エジプト人ではないんす。
このネフェルティティはある意味外国人で、今のイラクのあたり、ミタンニと
いうことろからきたといわれています。エジプト最後の女王といわれるクレオ
パトラはギリシャ人、ネフェルタリはエジプト人です。
このネフェルティティという人、外国からやってきたので、これまでの既成観
念にとらわれず、夫であったアメンホテプ4世をあやつって、これらの様々な
改革をやったんだと言われているんですね。
つまり、それまでは全てが自然神で、多神教だったのを、すべてひっくり返し
て太陽神、中でも夕陽の太陽…沈む太陽神、アトン神のみを信仰するようにし、
そして、王の名前までも変えてしまったというわけです。おそるべしネフェル
ティティ。
このネフェルティティの形を表わしているものというのが、ツタンカーメンの
王墓から出てきた女性で、彫像がいくつかあって、これがネフェルティティの
ものではないかといわれています。
いちばん有名なのはベルリンのエジプト博物館にある、ネフェルティティの胸
像です。ドイツ隊が持っていってしまい、今でも国際裁判にかかっているとの
ことです。
そのネフェルティティについては、ディスカバリーチャンネルが特集をくんで
います。
http://japan.discovery.com/press/pre00120.html
古代エジプト史伝説の美女、王妃ネフェルティティと思われるミイラディスカ
バリ-チャンネル調査団により発見~西洋ではクレオパトラと並ぶ美の代名詞
"王妃ネフェルティティ"。謎に満ちた王妃のミイラが、エジプト学者ジョアン
・フレッチャー博士率いる調査団によって発見された。~ 2003年6月9日
以上がこのボトルにまつわるお話しです。
では、このパラスアテナとネフェルティティに共通するものはなんなんでしょ
うね?
強い。美人。ギリシャ神話の三大女神、古代エジプトの三大美女。
ピンクがペールになって強烈になっているようですね。
かたや男性の方は、ブルーがペールになって、影が薄くなってなっているので
はないかと思われます。
なんて、冗談ですが、これらの物語が、このペールピンク、ペールブルーのボ
トルにいかなる教訓とメッセージを伝えているのでしょうか?
みなさんも考えてみてくださいね。
タロットはスォードの8。
生命の木は8番目のスフィアである、ホド。
http://therapy.tunerz.net/tree_of_life/?bt=057
尚.記
もう少しオーラソーマについて知りたい方は、
次にお進みください。