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■ 「カラーローズ」:二次色、三次色の原色配分の考え方
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「カラーローズ」の図はご覧のとおり中心の一点で接する6つの円
が重なって描かれています。
ひとつの円のなかには、銀杏の葉の形の色と、両隣の円との重なり
部分(ヴェシカパイシス)の二色、合計三色が含まれています。
金魚の形のヴェシカパイシスの部分は重複しているので、銀杏の葉
の形が6つ、ヴェシカパイシスが6つ、全部で12色あります。
この銀杏の葉の形の色の内、「ブルー」「イエロー」「レッド」の
三色を【原色】といいます。
この【原色】が2つ重なってできる色を【2次色】といって、これ
も「カラーローズ」では銀杏の葉の形で表現されています。
【2次色】は【三原色】の間に現れるので、もちろん3色です。
これら合計6色になる【原色】と【2次色】の間に現れる色を、
【3次色】といいます。
6色の中間に現れる色なので、もちろん、6色あります。
この6つの【3次色】は「カラーローズ」ではヴェシカパイシス
の形で現れる色です。
というわけで、「カラーローズ」には12色がありますが、この
12色すべてが、【三原色】で成り立っていると考えます。
なので、12色は【三原色】の配分比率で表現される、と考える
のです。
「カラーローズ」では、ひとつの色を「3」を基準に表現します。
●【原色】を例に取ると、
「ブルー」は、 ブルー3、イエロー0、レッド0
「イエロー」は、ブルー0、イエロー3、レッド0
「レッド」は、 ブルー0、イエロー0、レッド3
というわけです。
簡単ですね。
●【2次色】は、両隣の【原色】を1/2ずつもっていると考えます。
「グリーン」は、 ブルー1.5、イエロー1.5、レッド0
「オレンジ」は、 ブルー 0、イエロー1.5、レッド1.5
「ヴァイオレット」は、ブルー1.5、イエロー0、レッド1.5
よくわかりますね。
●【3次色】は、両隣の2つの【原色】の1/3と2/3をもっていると
考えます。
「ターコイズ」は、 ブルー2、イエロー1、レッド0
「オリーブグリーン」は、ブルー1、イエロー2、レッド0
「ゴールド」は、 ブルー0、イエロー2、レッド1
「コーラル」は、 ブルー0、イエロー1、レッド2
「マジェンタ」は、 ブルー1、イエロー0、レッド2
「ロイヤルブルー」は、 ブルー2、イエロー0、レッド1
簡単ですよね。
これを知っていると、色の意味合いがずいぶん理解できるような気
がしてきますよ。
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