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■ 4.『リビング・エナジー』から:
マイク質疑応答: ボトルはどのようにして生まれたのでしょう?
『リビング・エナジー』Vol.2 より
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質問 ボトルはどのようにして生まれたのでしょう?
マイク B44の誕生の後、ヴィッキーはクラウディアと私に向かって、ボトル
を誕生させることを開始し、エージェントになってほしいと言いました。
私たち二人ともこれにはちょっと驚きましたし、一体どのようにしてこんなこ
とになったのか理解できませんでした。
私たちが彼女と過ごしたその後の五年間に彼女は次第しだいにボトルの誕生
に対する関心を薄れさせてゆき、それに対する彼女の個人的エネルギーも次第
に小さくなってゆきましたから、私たちはより一層責任を感じ始め、その真実
を知る立場に立つことができたのです。
私の人生の中で、たった一つボトルの誕生と並べられるのは、私が陶工とし
て過ごした七年間です。
その間私は毎日轆轤(ろくろ)の前に座り、カップや椀や皿を作ることに没
頭していました。くり返しくり返し同じものを作り続けていくうちに、人は段々
と機械のようになってゆきます。
轆轤の上の土の中心、土に染み込む水、外側の中心を得るために、そして土と
水をうまく合わせるために、内側の中心を取る。
同じものを何百個と作るうちに、突然私を通して起こっていることを私が観
照(ウィットネス)しているという状態が起こります。
その中では壷を作ることそのものというある種の感覚があります。
その体験を説明する唯一の方法として、そんな瞬間に出来た壷は棚の何百と
いう壷の中にあってもどれか判るのです。
他と並んで抜きんでており、裏返して仕上げる時も他のものとは違った体験
となるのです。
窯で一回目、二回目と焼いた後でもそれは判ります。
そしてそれが店に並べば、まずそれが最初に売れてゆきます。
時に私たちが私たち自身を超えたスペースに入り込み、そこでは別の何かが
起こるということを私は確信しています。
ボトルの誕生もそういった体験です。
私たちを超えた何かが起こり、私たちを通して動くのです。
ヴィッキーはそのことを、別の手が彼女の手を動かすと表現していますが、
それが起こる時、彼女は自分が何をしているのか、なぜそうしているのか知り
ません。
その時にしか起こり得ない特別なことが起こるのです。
システムはオーラソーマの啓示に沿って、時宜を得た適切なペースで明らか
になりつつあります。
私たちはたまたまそれが起こるのに立ち会うという恩恵を受けているのです。
『リビング・エナジー』Vol.2(p78-79)
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